こんにちは。枡田まりこです。
今日はずいぶんと冷え込んでいました。こんな日は自宅でパンを焼いています。
私が家のインテリアやレイアウトに興味を持ち、空間には人に影響を与える力があると考えるようになったときに出会ったのがこちらの本です。
「ちょっと変えれば人生が変わる!部屋づくりの法則 」高原美由紀著(Amazon)
心理学、脳科学、行動科学等を取り入れた空間づくりをされている建築士さんです。
散らかりにくい工夫や、「家族に無視されている」と思い込み居場所が無いと感じているご家族を、ソファーの向きを変えるだけで解決するといった、さまざまな法則が書かれています。
この中でわたしがおもしろいと感じたのが、「夫が料理をしたくなるキッチンとは」という話。
夫が料理をしたくなるのは、こんなキッチンなんですって。
夫が料理をしたくなるキッチン
■家族からよく見えるアイランドキッチン
■背面(キッチン収納など)が素敵でかっこいい!
■自由に移動できる
男性って、バーベキューや焼き肉店などでは、率先してお肉を焼いてくれますよね。
これは「男性性」の特性で、「俺ってすごいだろ!」というのをアピールすることで、群れの中で上位のポジションを得ようとする心理によるものだそうです。
だから家族に「すごい!」と言ってもらえるアイランドキッチンはまさにうってつけですね。料理がまるでショーのように見られると、男性は喜んでキッチンに立ってくれそうです。
また「自由に移動できること」というのは、狩猟採集時代からの本能によるもので、追いつめられるのが嫌だと感じるためです。「逃げ場が無い」=「命の危機」ですからね。
逆に、夫が入りたがらないキッチンはこちらだそうです。
夫が入りたくないキッチン
■暗い
■誰からも見てもらえない
■行き止まり
私の家が当てはまってしまうのですが、カウンター越しに区切られた行き止まりのキッチンは「入りたくないキッチン」になってしまいそうです。
えー。キッチンの形状なんて今さら変えられないですよ・・・と訴えてみたところ(この本の出版記念イベントがあり、著者ご本人と話す機会があったので聞いてみました)
「キッチンの中を明るく、整理して、背面のディスプレイをかっこよくしてみて」
「なるべく夫が料理しているときは覗きに行って、『パパすごいね!』を連呼しよう」
と教えてもらいました。
なるほどー。
男性がヒーローになれるように工夫すれば良いんですね。
キレイなキッチンは女性だってうれしい!
行きたくない場所で料理をすると、料理が辛い「家事」になってしまうんです。
せっかくなら女性だって料理が楽しいショーになったら、今まで以上においしいものを作れそうですよね!
空間って本当に大切です。
私たちの気持ちにとても大きな影響を与えるのですから。
私たちが楽しく生きるためにも、インテリアやレイアウトにこだわりたいですね。
お読みいただきありがとうございました!
枡田まりこ


