下重暁子さんの本を読んでいたら、パレスチナのことに触れたページがありました。

(パートナーの方の仕事関係で中東に行かれた時のことらしい)

 

その当時でもいつイスラエル軍が襲撃してくるかわからない状況だったようなのですが、出会った少女は爪をきれいにおしゃれしていたそうで。

下重さんは、自分なら明日の命もわからないからおしゃれなどはしないだろう、と思ったと。

それで少女に、なぜこういう状況なのにまだおしゃれをするのか聞いてみたそうでした。

 

そしたら、自分たちには明日があるかわからない。

「いま」しかないんだ。

だから「いま」を楽しむのだ。

 

というように答えてくれたそう。

 

ここを読んで、小さい矢が胸に刺さったような感覚になりました。