エリザベス女王の即位六十周年の記念式典 | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

 
こわれたブログに2012年6月4日に書いた記事です
練習のために読んでいる子ども新聞の和訳

  

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元記事 → Le jubilé de la reine d'Angleterre expliqué aux enfants | 1jour1actu - Les clés de l'actualité junior

大きな帽子をかぶっている、イギリスの女王、エリザベス二世に見覚えがあるのではないでしょうか? 女王の在位六十周年を祝うために、100万人近い英国国民が、ロンドンにやってきました。しかし、この国にとって、女王のどこがそんなに特別で、どうして有名なのでしょうか?

なぜこれがきょうの話題なのでしょうか?
なぜなら、日曜日に、英国で女王の即位六十周年を祝う式典が行われたからです。この日を祝うため、テムズ川で大きなボートのパレードがあり、国中でピクニックが行われ、国民は顔にユニオン・ジャック(イギリスの国旗)のペイントをしたからです。

きょうのできごと
きのうテレビで、女王の即位記念のお祝いを見たかもしれませんね。大勢の英国民が、女王の即位六十周年を祝うために、街に繰り出しました。みんな、イギリスの国旗を身につけていました。顔にペイントをしている人もいれば、国旗の印刷された服を着ている人、頭に国旗を巻いている人もいました。テムズ川沿岸の建物も、国旗ですっぽりとおおわれていました。


英国民にとって、女王は国の団結の印です。女王は国民を一つにし、いつも国民と共にあり、安心させてくれます。また、女王は世界において、英国のイメージをよくしており、英国という国の平安の象徴でもあります。英国は幾多の困難に遭いましたが、いつも女王がいてくれました。


エリザベス女王2世とは?
エリザベス2世はUKの女王です。彼女は1952年、25歳のときに父親のジョージ6世が亡くなったとき、後をついで女王になりました。カナダ、豪州、ニュージーランドを含む16カ国のイギリス連邦の女王でもあります。


女王の役割はおもに象徴的なものです。英国では、首相が行政の元首で、あらゆる決定をします。


 エリザベス2世はどこに住んでいるのでしょうか?
エリザベス2世は、家族といっしょにロンドンのバッキンガム宮殿に住んでいます。でも、そこだけが女王の住まいではありません。ウィンザー城に何度も滞在しますし、夏はスコットランドのバルモラル城に行きます。女王は、高速で車をとばしているという証言もあります。


それぞれの住まいに、女王のために働く召使が何十人といます。それぞれが決まった役目を持っており、部屋付きのメイドは、朝、窓のカーテンを開け、音楽隊はバグパイプ(cornemuse)で演奏し、私設秘書は大事な書類に署名します。


女王にはおかかえのデザイナーがいて、女王が、大事なイヴェントで着用するカラフルな帽子や服はこのデザイナーが作っているのです。どうやらデザイナーは女王のスカートが風でめくれあがってしまわないようにおもしを縫いつけているようです。


女王が余暇に楽しむことは?
エリザベス2世は馬が大好きです。定期的に馬術競技に参加しており、87歳の今も乗馬をしています。


女王は犬もまた大変好きで、特にコーギー(スコットランド産の犬)を好んでおり、これまでに30匹以上飼っています。そのうち一匹の名前はGryffondorといい、これはハリー・ポッターシリーズのヒーローの名前です。


夏のバケーションでは、読書をたくさんして、クロスワードを楽しみ、大きなパズルを完成させます。


女王の一日はどのようなものでしょうか?
女王は旅行をたくさんします。これまでの在位中に261ヵ国訪れました。女王の予定は一年前に組まれます。というのもどの旅行も、綿密な計画が必要だからです。


休みのとき以外は、女王の生活はとても規則的です。毎朝、7時半起床。新聞を読みながら、紅茶を飲み、仕事にかかります。メールとたくさんの手紙を読み、そのあとイギリス連邦の16カ国の分も読んでいきます。


週に一度、火曜日に、女王は首相と会見します。女王になってから、12人の首相に会いました。この会見で法律のことや、そのとき国で問題になっていることを話し合います。女王は、政治について助言をします。政府のやり方に反対することもできますが、これまでそのようなことは一度も起きたことはありません。


午後は女王がお城で主宰するレセプションや式典に出席します。


夜は、就寝前に必ず日記を書きます。この日記の中身は明かされません。


 


きょうの用語


Royaume-Uni : Royaume-Uni de Grande Bretagne 英国 ((l’Angleterre, l’Écosse, le Pays de Galles イギリス、スコットランド、ウェールズ) と d’Irlande du Nord.、北アイルランド


Commonwealth イギリス連邦 イギリスの旧植民地諸国から構成されるゆるやかな連合体。54カ国でそのうち16カ国がエリザベス女王を元首としている。


 


きょうの単語


jubilé 在位[在職]50周年(le cinquantième anniversaire)の式典


v. jubiler 大喜びする


jubilé de diamant 60周年の式典


jubilé d’or  50周年の式典


jubilé de d'argent 25周年の式典



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