まかさんのファンですから当然カリオストロ伯爵夫人をガン見してしまうわけで、そうするとほぼ同時に登場するレオナールは見られないジレンマが発生します。

ジョゼフィーヌをお守りしてくださる頼れる右腕、常に付き従う相棒。

正直、心惹かれないわけないです。


梅芸での公演が始まるまでSNSでの感想を読み漁っていると、マジそんなことしてた?メッチャ見逃してる!ということが多々あり…。

いや、もうこうなったら心置きなくレオナールを見る日を作るしか無いと覚悟を決めました。


やはり見ると決めたからには持っているチケットの中でも一番良席にするしかない。

オペラなしでも視界良好な座席なら、目線を動かしただけでジョジレオ2人の位置や芝居の流れなど確認がしやすいと考えたんです。


偶然それが梅芸でのまかさん初日。

お蔭でそれ以降は(ここでレオナールはああしてるんだな)と心穏やかにゆりカリオストロ伯爵夫人を見られた気がしました。

えぇ、あくまでも気。

でも何してるんだ!とやきもきしなくなったのは安心です。


さてレオナール演じる章平さんですが、実のところ最初の記者会見の場面にいらっしゃるんですよね。

これはどういうことだろうとメッチャ考えました。

レオナールなのか、そうではないのか。

(ちなみにこの記事書いてる際に御本人様がインスタライブを開催、話題に出たものの詳細は不明)


変装したレオナールというのも面白いですよね。


ジョジーヌの好きなところはいっぱいありますが、その一つが財宝を欲しながら決して自身で七本枝を集めようとしないところ。

ボーマニャンの関わる団体が6本集めたとの情報得て、その全てかっさらおうとするだなんて最高。

その下調べでレオナールの派遣も有り得なくもないです。

ガン見していると少し他の記者と離れて1人な時もあったりして、参政権運動家達の座席後方にポツっと立っているのを見ると怪しい気も…、要は考えれば考えるほどそう見えちゃいます。


ただガン見して思ったのは声の印象などから、かなりレオナールと演技を変えていらっしゃるなぁということ。

なんたって髪の色も違いますもの。

それこそ変装っぽいのですが、レオナールは秘書の時も運転手であっても髪は変えませんしね。


https://twitter.com/Shoheyhey_0428/status/1728396690833736159?t=Esw2qAiiYaBj2qU6p2S2kg&s=19 

 

それに見てくださいよ、こんなにキュルンと可愛い。

何より中の人がお若いんですよね、レオナールとの落差に驚いてしまいます。


しかもこの記者ったら言うことは辛辣なんですよねぇ。

「税金逃れの手段じゃないのか」「検閲だ!」が章平さんです。

取材対象へグイグイいくのを見ると、変装だったら静かにしてるんじゃない?というのも気になるところ。

大勢いる記者達との馴染みっぷりや、最後に下手袖へはけていく際にも熱心に参政権運動家へ話を聞いたりしてますしレオナールじゃないのでは?とメッチャなるんです。


まぁテンプル騎士団からルパンクローンへとお着替えというか、役が変わる男性キャスト6人は必然的に記者会見の場面には出られないので、男性不足を補う為の出番ではないかなぁとも思うんです。

時代的にはまだ職業夫人への差別や偏見はありますから、あまり女性記者過多だとよくないので最初だけ章平記者が混じってるのではないでしょうか。


でもレオナールだと物語として面白いのは確か、メッチャ変装が上手い可能性もあり。

ただそうなると彼がピンで活動している間にジョジーヌは何をしてるのかが心配かも、留守番ですかね。


次の登場はジェーブル伯爵に化けたカリオストロ伯爵夫人共に夜会へ現れます。

何が面白いって秘書を演じていること。


正直ジョゼフィーヌに対する献身っぷりは最早執事に家令も兼ねている上にボディガードと大忙しなレオナール、ただし夜会に付き従える職業ではないのでわざわざ「秘書」と称しているのが細かいなとなるんです。


通常主人が出かける際に連れていける使用人ってせいぜい運転手くらいですもの…ってそういや運転もしていました。

万能すぎません?!


ただ何故レオナールは眼鏡を着用しただけで正体が隠せる!と判断したのかというのも実はツボ。

いや、それはバレるって!となるんてすけど、意外にバレてないんでしょうか。

デティーグ家の使用人に思いっきり「ジェーブル伯爵とその秘書レオナール様!」と大声で告げられてしまっているのに不安を覚えます。

だってボーマニャンは名前を知ってますから、というか…体型がさ!ちょっと見ただけでも、あれは…となりそうで心配。

ただあまりにもジョジレオを見すぎているので、夜会の最中ボーマニャンとバッティングしたのかは知らないんです。


そもそも、あんな美丈夫を麗しき伯爵が連れて登場したら目を引いて仕方がありません。

2人とも変装なんだから、ちょっとは潜む努力をして欲しい。


ムッシュヴァルメラに扮したルパンは夜会への侵入方法は自分と同じような手口だろうと言っていますが、それは違うのではないかと睨んでいます。

まず実在の人物ジェーブル伯爵にジョジーヌが変装しているのですが、別にルパンのように作り上げた偽の人格でも構わないだろうにそうしないのは招待状を奪う為では?

わざわざジェーブル伯爵邸まで勝手に借用しているくらいですから。


また七本枝を盗むにあたり、当然旧知の仲であるとされるダルコール大公とボーマニャンにカリオストロ伯爵夫人が夜会へ来たと気づかせてはなりません。

マダムドシャルルスのように他の女性へと化けることも可能ですが、それでは停電後帰った怪しい女がジョセフィーヌだと即座に明らかとなる可能性も高い。


そもそも窃盗の犯人はアルセーヌ・ルパンだと勘違いさせる為の計画なのではないでしょうか、犯行後に偽の手紙まで残しています。

そう考えると停電後消えた怪しい男性を1人準備しなければならず、あれは必要な男装なんですよ。

実際に物語はそう勘違いされて一旦進むので、ジョジレオの作戦は成功していると言えます。

用意周到に盗みを働きに来たのでしょう。


それはさておき。

やはりレオナールと言えばジョジーヌへの熱い眼差しなのですが、確かに見る行為としては圧が強めでいてその実冷静に判断し動くところが非常に萌えだなぁとなります。

ジェーブル伯爵へ目線をやりながらも、いざという時には助けられるようフレキシブルな佇まいってシゴデキすぎやしませんか。


基本まかさんをガン見しているので、ジェーブル伯爵がルパンとダンスバトルを繰り広げている最中にレオナールが結構モテていたとは知りませんでした。

そりゃ秘書とはいえ目を引く存在でありますからダンスに誘われてもおかしくはないですよね。

ただ女性客から声を掛けられても無視というか、あしらいっぷりがクールすぎ。

どんだけカリオストロ伯爵夫人ファーストなんだってなります。

だが、そこが良い!


場面の最後に上手と下手へと分かれてはける前、目線で会話してるのも良いです。

2度程アイコンタクトしています。

うむって男前に頷くまかさんが素敵だし、全幅の信頼を寄せているだなぁとなります。

なんたって2人がかりの窃盗の割には規模大きめですもの。


さてジェーブル伯爵邸でもクラリスに対してジョジーヌ自身は「アルマン」と偽りの名乗りをするのにも関わらず、朝食を「レオナールに運ばせる」と伝えるのが面白いです。

別に「秘書に運ばせる」でも構わないのに、そう思わず右腕の名を明かしてしまうのは、意外に接触してこようとしたクラリスにハラハラしているということなんでしょうか。

ホッとした様子で一瞬胸を押さえる真風夫人が気になります。

すいません、柚希夫人は一度も観ていません。


さて次に秘書レオナールはクラリスへドレスのプレゼントを運んできます。

ここもねぇ、やはり眼鏡がポイント高いなぁとなります。

何故眼鏡一つで知性的に見えちゃうんでしょうね、あまりにも私がちょろすぎる!


あと優しそうな声色なのも良い。

クラリスを気遣っているのかもしれません。

ここの「起居」って単語(インライによると漢字はこうらしい)の使い方とかが『LUPIN』っぽいなぁとなると同時に、そういう言葉遣いなんだ!というときめきがあります。

でもメッチャ説得力ある声なのに実は嘘というのも面白い。


素朴な疑問なのですが、屋敷には2人しかいないということは朝食を作ったのもレオナールということなのでしょうか。

どれだけスキルが高いんでしょう、普段ジョジーヌにさぞかし美味しいものを作ってあげてそうです。


これは何となくなのですが、クラリスに背を向けた時には唇がキリッとしてるように見えます。

でも呼び止められて振り返ると口角が上がるんですよね。

あと少しだけ警戒している風ではありますが、その顔をクラリスには見せないようにしているのが細かいなぁとなります。


その後ムッシュヴァルメラに襲われたジェーブル伯爵に呼びつけられます。

ベルで呼び出してくださいとクラリスに言ったくらいだから、そう遠くないところで控えているのだろうけど登場時のスピードたるや!

銃を構える姿も様になっていて、頼れる存在として輝いています。


ただ颯爽と駆けつけたにも関わらずルパンとジョジーヌとの距離が近すぎて撃てないんですね。

というか、レオナールが銃を構えているのを知らなかったので驚きました。

すいません、だって基本ゆりかリオストロ伯爵夫人をガン見ですから…だので何故羽交い締めなんだよ!とちょっとイライラしてたのですが、あれはルパンが身を守るためにもそうしていたのですね。

レオナールも密着度の高さに苛ついているかもしれません。


以前インスタライブで大丈夫って仰っていたけれど、ルパンに投げられてしまうレオナールが痛そう…。

いかにも強そうな筋骨隆々のレオナールがスラッと細身のルパンに投げられちゃいます。

20世紀初頭だから日本の柔術なんて知らなかったろうというような発言もされていて、なるほど見たことない動きで不意をつかれたのだなと納得はしましたけど、その投げられっぷりがあまりにも見事なので可哀想に見えるんです。

でもその意外性とルパンの強さを示す良い場面とも思います。


インライではその話題の際に1歳から柔術を章平さんは習っているのでラウールより早いとのことだったのですが、ようやく立ったくらいの年齢で?!とメチャメチャ驚きました。

来し方ソングの3歳にも驚いてたのに!

それはさておき、受け身もバッチリな章平さんということで安全なのは良かったです。


あとガン見するまで気づいてなかったのですが、ルパンに剥ぎ取られたジョジーヌのジャケット類はレオナールが受け取っていたのですね。

そして改めてルパンと対峙する際は上手奥へと投げていますが、初めて見たガン見デーの際に後ろのセットへと引っかかるほど飛んだんです。

なるほど邪魔にならないよう引っ掛けたのかと思ったので、別日ではそうでないことにビックリしちゃいました。

そりゃそうか、にしても力強い。


正体をバラされた後に反撃するジョジーヌ、ソファへと追いやられた後に(あいつが、こんな目に!)とメッチャ訴えるのが可愛い。

そんなイライラをぶつけられながらも必死に応戦するレオナール、何と尊いんでしょう。

そして再び床へと伏せられる際に目を逸らすジョジーヌがもう!

レオナールが負けるのはお嫌なのですね。

いや、本当に痛そうなのよ。

大変な演技力です。


ここねぇ、もちろん大丈夫なんですけどルパンが床を滑らせる拳銃の行方をメッチャ確認するまかさんにハラハラします。

大体似た所に留まるんですけど、ソファから遠いし間に合う?とドキドキです。

逃走するルパンへと発砲するだなん非常に時間がない最中に「レオナール!」と一瞬無事を確認するジョジーヌが堪りません。


そうして弾切れになったことにブチ切れるジョジーヌ。

「全て装填しておきなさい!つ、ね、に!!」の言い方が、当たり散らしらしているようで愛おしい。

こういう姿を見せるのも当然レオナールの前だけなんだろうなぁとなります。

床に頭がつかんばかりに畏まるレオナールなんですが、これさぁ…たぶんそうすれば怒りが収まるの分かってやってるよね?

だってそれ以上何も言いませんもの、一体どれほどジョジーヌを分かっている人なんだろうとなるのが良い。

そうして呆れたか諦めたかのように天を仰いで立ち尽くすジョジーヌも麗しい。

あとちゃんとレオナールはそんな彼女を見てるように感じました。


レオナール、常にSSS席でジョジーヌを見られるだなんて羨ましいよ!


次の登場はマダムドシャルルスの…お付き?

まぁあんな美貌の未亡人が1人で歩いていたら危険極まりないので、傍にお付きがいても不自然ではありません。

何より身分の高い女性が1人歩きというのもおかしいですもの。


初めてここのレオナールを見た時にアイパッチをしていたので、ルパンに投げられた際に目を痛めたの?!とメッチャ悲しくなりました。

ただあくまでもマダムの傍にいる際にだけ着用しているので、あれは変装の一種なのでしょう。

秘書と違って静かでどこか暗い佇まいに、存在を感じさせない不気味さが何故かあります。


マダムドシャルルスとしての登場時にジョジーヌはまず喪服を着用しているので(まさに黒衣の貴婦人!)、レオナールも喪に服しているのを漂わせているのかもしれません。


ジョジレオは枝を盗んだ後ジェーブル伯爵邸から出ていく準備もしっかりしてたのではと感じさせる逃走っぷり、なんたって特に痕跡は残していないそうですし。

場所はジェーブル伯爵邸前だというのに、実にゆったりと2人は静かに歩いてこられます。

全く慌てていない、バレる理由などないと分かっているのでしょう。


『LUPIN』は場面がパッパッと変わっていくので時の流れが分かりにくいのが難点なのですが、ルパンがジェーブル伯爵邸を見つけるのに少々時間は有してそうです。

だので少なくとも新聞報道にてシャーロック・ホームズ訪仏は知っていたのではないでしょうか。

一旦ホームズが群衆から離れたのを絶好の接触する機会だとナンバーの最中、密かに出会うのがいいんですよね。


ただその時間が短いばかりに美しき喪服のジョゼフィーヌを見られる時間も秒!

これは本当に困りものでした。


その短い時間でも圧倒的に存在感がありながら、妖しくホームズへ接触するジョジーヌに対して控えているレオナール。

きちんと傍にいると分かるのに、オーラを消してじっと立つ姿がいかにもお付きの者という感じで良い。

そして袖へと向かう、その暗がりへと消える2人というのが妙に似合うビジュアルなのが面白かったです。


さてシャーロック・ホームズと再会すべく宿泊するホテルへと尋ねるジョジレオ。

この部屋でのレオナールの緩急が堪りません。


まずホームズを思うがままにしようとするジョジーヌへのサポートっぷりが素晴らしい。

汗をかいていると聞くや否やスッと傍らへと素早く移動し実にスマートにハンカチをマダムへと渡します。

このハンカチが半分に畳まれているのがまた良い!

あれ、懐からすぐに出せるようにしているのではないでしょうか、その細かな気配りすらも出来る男って感じなんです。

しかも当たり前のように受け取るジョジーヌ、息が合いすぎ。


やがてソファへと導きコカインを用いて誘惑しますが、ここでホームズを押さえつけるレオナールがそんなにまで?となる力強さなのがツボ。

何かあって大事なジョジーヌが怪我でもされたら困りますものね、というくらい押さえつけています。


ある日歌うジョジーヌに夢中になっていたらガタッという音が下手から聞こえたことがありました。

え、小西ホームズって暴れてるんですか?

屈強な男レオナールから逃れようとするだなんてどんだけ、それともマダムに近づこうとしたんでしょうか。

そりゃ絞め技のようにホールドされても仕方がないのかもしれません。


ジョジーヌが注射する際には、ホームズの腕へ駆血帯を巻いてあげるのが丁寧なんだけど無表情なのがツボ。

さらに、そこまでしなくていいんじゃない?!ってレベルで縛り上げるんですけど、それでも表情変えないのが面白すぎます。

とにかく仕事は淡々とこなすのが流儀なんですかね。


そうして静かにサポートしていたレオナールは、やがてジョジーヌのソロナンバー♪溶かすのは7%の熱くバックダンサーも務めてくださいます。


ダンスで使う椅子を運んだり、一緒に踊ってくれたり、背中を貸してくださったりと大活躍!

中でもあの静かな空気をまとった男が情熱的に踊るという展開が最高です。


そのレオナールのソロダンスなのですが、ホームズと踊るジョジーヌを見ていると絶対に見られないので相当楽しみにしていました。

つくづく眺めていて感じたのは、あんなに顔が良いってことあります?ってこと。


とにかくメッチャ顔が良い。

踊っている最中ずっと顔が良い!

オペラでガン見していたので、あまりに美しい画角にぶっ倒れそうでした。


顔が良いって造形が良いのも当然なんですけど、表情も良い!

あんなキリッとしていることあります?!

いや、本当に良い顔してるから見た方がいいです。ここ。

凄く良い顔をしていました。


お蔭でそれ以来ジョジーヌをガン見しながらも、今メッチャ良い顔してレオナール踊っているんだ!と気になって仕方がない。

幸い下手側の席だとオペラでジョジーヌの背後にレオナールを同時に見られなくもないのが嬉しかったです。


ジョジーヌというより、まかさんが踊る際にサラッとレオナールに触れるのがヤバい。

ホームズと踊りながらも目線はレオナールに送ったりするだなんて、ある意味魔性の女的仕草とも言えますけど本命はお前だぞと言っているようにも見えるのが困りものです。


歌劇団で男役だった頃に色気が凄いだなんてよく評されていましたが、そうかな?確かに時折漏れ出る女性らしさとのギャップが大きい方ではあるけどなぁくらいにしか感じてなかったんです。

男役というフィルターを通さなくなったまかさんのセクシーさたるや!

あぁこれが秘められてたんですかって心が震えますし、元々目線や手の使い方にこだわりを感じさせる方だったのがエライことになってる!と驚くばかりです。

大変です。


ジョジーヌはそんな風に余裕しゃくしゃくとホームズを誘惑しつつレオナールも気にしているのに、マダムドシャルルスに従うレオナールは気配を消し去っているという温度差にグッときます。

冷ややかに成り行きを見守っているのかもしれません。

まぁ言うてもコカインでいっちゃってる男なんかとジョジーヌが絡んで大丈夫かは心配しているでしょうし、いざとなればボコボコにするぞ!と熱く闘志を燃やしている可能性もありますよね。


ジョジーヌばかり見ていたので、ガン見デーの際にあまりにも良きタイミングでレオナールが退室することに驚きました。

でも、あれってジョジーヌが手を上げて指示してたんですね。

片方ずつ見てると分からないポイントでした。


この場面で1番気になったのは目線なのですが、控えている際にはジョジーヌを見ないようにしているように感じます。

アイパッチしているのもあって分かりにくいのですが、見てないようで実のところアンテナを貼っていて即座に反応する様にかなりグッときました。


出てけと命ずるジョジーヌにも、静かに従うレオナールにもある種の恐怖を感じるのは私だけでしょうか。

ホームズを罠にはめてやるという冷酷さと、その悪事を楽しむかのようなジョジレオを堪能できる良い場面です。


扉を閉める時にすら全く無の表情を崩さないレオナール、主人の目的達成の為なら己を殺すタイプ?

内心は上手くいったと喜んでいるかもしれませんが、ホームズを駒として手中に収めんとしている最中のレオナールは作中一番謎めいた存在に見えます。

けれど忠実な下僕然としていることがそもそも堪らないので、様々なレオナールが見られるのも萌えポイントの一つだなぁと思いました。


1幕の最後は再び枝を盗みにデティーグ邸へと堂々と現れます。

ご丁寧にジョジーヌはルパンに化けているのが可愛い、とにかく隙あらば罪をなすりつけたいのですね。

あと男爵が抱えていたが為に盗み損ねた6本目を気にしていたのも面白い。


ここ、3階なら見えるかも!と注視していたら下手からスタンバイするのが分かります。

姿は見えないけれどトップハットの上部だけチラッと確認出来るので、今移動している!というトキメキがヤバいです。


何が好きって堂々登場したジョジーヌルパンの影に潜むレオナール!

あのスンと後ろにもう1人いるだなんて感じさせぬよう気配を消しているのが、ちょっと忍びっぽいというか、この後の戦闘開始に合わせてじっと待つみたいなのが格好良いです。


あときちんと本物のマシバン博士の鑑定を2人見守っているのが可愛らしい。

この時はジョジレオの立ち位置が離れているのですが、偽物と判明した瞬間にジョジーヌへと顔を向けるのが良かった。

せっかく盗みに来たのに、そりゃ驚きますよね。


やがて始まった大乱闘、ジョジーヌが危険となれば即座に駆けつけて倒してくれるのがマジでありがたい!

何と頼れる存在なんでしょう。

その機敏さも好き。


あと燕尾服というのもポイント高いですよね。

男役の着る黒燕尾と、紳士が着る燕尾服は別物だと思っているのですが、特に男性が着用している時は身が詰まっている感が全然違うんですよ。

着こなしって言いますかね、あのがっしりとした体型に沿うスタイルを見ると男子〜となります。

だからここのレオナール、見た目もだいぶ好みです。


実はここも見ないと!とチェックしていた場面の1つでした、何でもSNSの感想によるとお相撲をしていると話題。

…いや相撲ってどういうことですか、とメッチャ注目してたらガニマール警部と対戦しだした!そんなことあります?!

しかもストップモーションしつつ戦いを継続してるのが面白すぎる。

でも絶対にこの展開はセンターのジョジーヌ見てたら確認は無理!

距離がありすぎるから2人をオペラの画角に入れようもないんですもの。

でも見たくなる熱い戦いであることは間違いなしで、この後の観劇では非常に困ってしまいました。


さて2幕は、まずルパンとクラリスを迎えに来た車の運転手として登場。


前の場面でホームズ達が芝居している最中に紗幕の向こうが透けて見えるようになったら、ジョジレオのシルエットを探してしまうのは私だけでしょうか。

何かを話しているような雰囲気で人待ちしている様子。

たぶんこのタイミングが1番長くジョジレオ寄り添っているのを見られるタイミングだと思います。

ついつい身長差にときめいちゃうんです。


ルパンが窃盗した現場となった会場の周りは、デモ隊と警備の為に警察が大勢いるとのことでしたが何だか静かな夕闇の中に佇む2人が印象的。

まぁ恐らく確実にルパンを捉える為に逃走経路は予想済みだったのでしょう、実際に現れた2人を見てハッとするレオナールと反応して振り返るジョジーヌの俊敏さに目を見張ります。

…余談ですがあっさり乗り込むルパン、どう現場から去るのか考えてなかったのでしょうか。

結構手の込んだ犯行後なんですけどね。


それにしてもレオナール、意外に衣装持ちじゃありませんか?

TPOというより、ジョジーヌに合わせて着替えている感じが良き。

ここのいかにも運転手!な衣装も素敵、1番好きかもしれません。

ブーツなのも良いんですよねぇ。

動きやすさ重視な扮装だからか、この後もずっとこのお衣装です。

だからかレオナールといえばこれって感じがします。


運転時にはお帽子にゴーグルまで付いてるのも好き、というか何故逃走するのにオープンカーなの?!と思わなくもない。

…オープンカーですよね?


何の準備もしていないけれどルパンを隠れ家へと招待してくださるというジョジーヌに、嘘つけ!となります。

きっとクラリスが着いてきたパターンの作戦も練ってあるはず。

そうでなかったら、ベルを鳴らしただけで何かは謎だけど異物が混入された飲み物をレオナールが持ってくるわけないじゃないですか!

油断も隙もないジョジレオです。


車の場面でどうしても注目してしまうのは、ジョジーヌを降ろした後の表情。

クラリスが歌っているのがラウールへの切ない想いなので、ついレオナールも何か想っている?なんて観客としては勝手に考えてしまいがち。



ただこちらの記事にも書いた通り「車のシーンではレオナールの感情が色濃く出ないように、説明的な感情表現も出していない」そうなので、あくまでも観客の想像なんですよね。

ただクラリスの歌う歌詞の内容も相まって、想像を掻き立てられる静けさだなぁとなります。


さて隠れ家でジョジーヌはルパンを陥れようとします。

ここでもジョジレオは息がピッタリ。

謎が解けたとなると、レオナールを呼びつけます。

…意外にルパンの隠れ家とは、ご近所さんのようです。


基本まかさんをガン見しているので、初日に拝見した際悠々とレオナールの方へ近づいたかと思いきや目線で(どっち?)と尋ねるのには驚きました。

その問いに同じように目で応え、スッとこっちだと指し示すグラスという展開にメッチャ悪巧みしてますやん!と何故か心が弾みました。

うむって全て準備済ですよという頷きも素敵。

マジで頼れる相棒です。


あ、ボトルの開け方がスマートで上手なのも良いですよね。

あの軽やかなポン!というSEも好き、何だか場面にそぐわなくて笑えちゃうんですもの。

でもここからタンゴ調のナンバーで場面が明るい印象へと変わるから良いのかもしれません。

あの音で新たな悪巧みがスタートって感じもします。


いや、しかしジョジーヌの為に怪しげなドリンクをいそいそと運ぶレオナールって凄い展開ですよね。

だってそのお蔭でルパンと関係をもつのだけど、ジョジレオの仲は悪事を達成する為ならば何事にも揺るがないってことなんでしょうか。


まぁその後にルパンはボッコボコにされますけどね。

確実にボッコボコにする為の過程の1つがジョジーヌによる誘惑ってどうなんですか!

さぞかし不意をつかれたのだろうな〜となると同時に、そりゃボッコボコにするでしょうよ!と納得の展開です。


ここでついにレオナールのアレが登場します。

アレって、まぁ衣装(?)が特殊すぎるのですが、その…非常に筋肉が素晴らしいので大変なことになってます、詳細は申しませぬけど。

隙間とか、隙間が。

本当に隙間がエライコッチャです!

初見でもしや…と、そこを確認してしまって本当にすいません。

いいですね、隙間!!


あとそれを眺めながらお酒を嗜まれるジョジーヌ、なんて趣味なの。

お酒のツマミがアレな男2人だなんてあり得ます?

メッチャ悪いですやん。

あんな悪党見たことがないです。

ここに来てジョジレオ、本気で悪い奴らなんだなと実感。

でもミュージカルピカレスクなんだから、これくらい悪で貫き通すキャラクターがいるって最高じゃないですか。


ルパンをボコボコにし終えたジョジレオは財宝の在り処へと向かいます。

この時にエスコートを忘れないレオナールがいいんですよ、これがまた。

あとそれを当然と受け入れているジョジーヌが堪りません。


扉を閉める際に顔を残しがちだなぁと気になっているのですが、ルパンがぐったりしてるのを確認してるだけなんですかね。

もしくはレオナールを眺められるファンサービスでしょうか、白シャツってのも大変けしからんです。

観客の情緒をどうしたいんですか、かき乱されまくりです!


クライマックスに向けて始まる♪北斗七星の先に。

『LUPIN』の中でもかなり好きなナンバーなのですが、何がってこれジョジーヌのパートが長めなのとジョジレオ2人で歌うのが良い。


奇巌城へと向かっている為にゴツゴツとした岩のセットの上でジョジーヌが歌うのですが、その際にレオナールの肩へと普通に手を置いているのが愛おしい。

岩が階段上になっているので1番上段に右足だけ乗せ、体と左足はその1段下にあるまかさん、ここで右足が歌に合わせてノリノリなのがメチャメチャ可愛いんですよ。

ある日グラついたことがあって、ノールックでガシッとさらに階段の下に立つレオナールの肩を掴んだのが尊い。

そこにいるという信頼度が凄いなぁとなりました。


それにしても、レオナールったら同じように空を見上げているのかと思いきや所々でジョジーヌを見つめているのですね。

そ、そんな熱い目線で、しかも間近で!

これもまかさんだけガン見していたら知りませんでした。


財宝に夢中なジョジーヌは全くレオナールの視線には気づいていないのがまたいい。

いや知っていて好きにさせているのかもですが、それでもジョジレオの絆は解けないものなんだろうと思わせてくれるのが熱いです。


車からも岩からでも降りる時にも常にレオナールが手を差し伸べてくれるのには、マジで感謝してます。

いいですよね、レオナールがジョジーヌに紳士的であること。


上手奥から下手前方へと2人走ってくる時にはちょっとレオナールの方が下がっていて、追う形になっているのが萌えです。

そして2人の声がまた合うんだ!

もっとジョジレオで歌って欲しかった〜。

♪祝福の時が近づいているという歌詞、ジョジーヌは当然財宝を思い浮かべていると思うのですが、レオナールの熱い目線に彼の想う祝福とは何か気になるところです。


一旦はけて、次に下手の岩山へと乗られるのですが、ここ2階上手前方席だとレオナールとメッチャ目が合う感じがしますよ。

ドキドキしました。

まかさんとは合いませんでした、残念。


北斗七星のナンバーが終わるとシームレスに財宝が眠る場所へと場面が変わります。

ついに念願の宝が手に入れられるからか、ちょっとはしゃいでいるかのようなジョジレオが可愛い。


それにしてもナチュラルに祭壇をぶっ壊し、フックとロープで宝箱を下へと降ろすレオナールが力強すぎます。

というか、ちゃんとロープとか用意してきて偉いね!ってなります。


あと宝箱を引っ張り出すお手伝いをしたジョジーヌに「ありがとうございます」って言ってくれるけど、どうにも役立ったように見えないのが可愛過ぎる。

結構、レオナールったらジョジーヌを甘やかしますね。


作業しつつジョジーヌへ問いかける「少しはゆっくりさせてもらえるのですか」ですっけ、凄い台詞だなってなります。

ジョゼフィーヌ、あなたどんだけレオナールをこき使ってたのよ!

まぁお互い気にはしてないんでしょうけど、少なくとも10年は財宝探しに奔走していたことを考えると大変だったということですよね。

いよいよそれが報われるとなれば、砕けた雰囲気のレオナールへと変化するのも当然です。

ふたりきりの時はこんな感じなのかなぁ?と思わせてくれるのも良い。


ジョジーヌからのいつまで下僕でいるつもりなのかという返しも凄いなとなるのですが、それに「許されるのであれば」と即答なのがまた!

主人とその配下という関係のままでいいと言うんですか、レオナール!!

そうしてジョジーヌの「火遊びは止められないかもしれない」に対して「構いません」って答えるのが名言すぎます。

構わないんだ、そういう部分も含めて好きなのかとグッときちゃいます。


それでいてまかさんをガン見していると、どこかレオナールならそう言ってくれるだろうと少しだけ甘えているように感じます。

なんたって肩を抱くレオナールに対してメチャメチャ嬉しそうなんですもの。

どんな悪事を働こうとも常に傍でサポートしてくれる上に、自分を肯定してくれる存在だなんて惚れてしまうよなってなります。


何があろうとレオナールがいるからこそ堂々悪事を働ける部分もあるのだろうと感じて、だからこそ矢印はジョジーヌからの方が大きいのではないかしらとなるんです。

こうレオナールに関してまとめていると、段々と彼を失ってはジョジーヌは生きていけないんじゃないかって気すらしてきました。

レオナールはたぶん1人になってもジョジーヌ様との日々を噛み締めて長生きできそうなんだよね。

でもそんなことには絶対にさせない意思が強そうです。


ここから下はある意味ネタバレでもあるので書くのは悩んだのですが最後までまとめたいので書きます。


上記のエモいやり取り後、ジョジレオがついにキスするのですが、何となくこれが初めてっぽいのが良いんですよねぇ。

本懐を遂げられる今だからこそ主従関係が少しだけ綻んだかのようでキュンとします。


キュンとはします…が、帝劇の時もキスしてましたっけ。

寸でのタイミングでボーマニャンが割って入ってませんでした?

ちょっとまかさんのファンとしてはマジか!とビックリしちゃいました。

いやビックリというか、宝塚歌劇じゃないから本当にするんだなぁとか、今までリードする側だったから新鮮だわ…など色んな思いでないまぜになります。

えぇジョジレオとしては良かったね!なんですけど。

本当にするんだ、するんですね?!


ちょっとだけ口紅の跡が大変なことになってる章平さんが可愛いぞとなります。

でも何故そんなことに?

つかないようにメイク出来るんじゃないの??と不思議でならない。

宝塚以外ではそういうものなの、それともこれは演出なんですか。


ってか、その展開見てるんだボーマニャン…。

気になるのが「よりを戻すなら俺からにしろ!」って台詞なんですけど、もうマジで何言ってるのか分からない。

だからこそもっと早く割って入れば?ともなりますし、別により戻してる訳じゃないぞ、ジョジレオは。

大体ボーマニャンって結局のところカリオストロ伯爵夫人が好きなの、それともクラリスがなのかはっきりして欲しい。

ジョジーヌには「クラリスを独占したいだけでしょ」ってツッコミ入れられてましたけど。


あまり深く考えるだけ無駄なのかもしれませんが、何故クラリスを連れて来たんでしょうね。

どこかに閉じ込めて、さて奇巌城だ!の方がスマートな犯罪な気がします。(スマートとは)

なんたって突然現れたクラリスに対してジョジレオったら一切興味無しで、何のアクションもないんですもの。

そりゃ人質に取ってボーマニャンに対して優勢であろうとするわなってなります。


ただ残念なのが多勢に無勢だったこと。

黒鷲団にレオナールが劣勢となるとジョジーヌが冷静でいられなくなるのはジェーブル伯爵邸同様でした。

ここさぁ、もうちょっと踏ん張ってクラリスを使って脅すとかすれば何とかなったんじゃないかなとも思うんです。

それでもレオナールを助けようとするジョジーヌにときめいてしまうので、仕方がないのかもしれません。

それ程に大切な存在なんでしょう。


結局捕まってしまうジョジレオとクラリス。

そこへルパンが現れ「2人を離せ」と形勢が変わります。

ボーマニャンの「お前をひどい目に合わせた女もか」との問いに「良い目も見せてくれた」とかって返すんですけど、どう良かったのかクラリス前で詳細を言ってみ?という気になるのは私だけでしょうか。

助けてくれたのは感謝しますけどね、ってかレオナールも解き放ってくれるんですか?!ってなりませんか、ここ。

「2人を離せ」と伝えたら3人自由になるって破格の扱いですよ、そしてこれこそが財宝をジョジレオに奪われてしまうきっかけになるのが凄い。

ルパンもボーマニャンも、特に黒鷲団もおかしいな?となって!


奇巌城で好きなジョジレオの1つ。

クラリスの「私の愛の純潔は守られているわ」と言うのを聞いたときに、何の反応もないところ。

何となく(こいつ何言ってんねん)という風でもありますが、しれっとしている訳でもなく興味一切無しなのがツボ。

そりゃカリオストロ伯爵夫人の隠れ家でルパンがどうだったか知ってたら尚更に、はぁ?となるなってメッチャ思ってます。


後の場面でジョジーヌがバカな男達がクラリスを取り合ってくれたお蔭でと言ってますが、本当によくぞここで宝箱を下ろせましたよね。

ルパンとボーマニャンが戦い始めた途端に示し合わせて宝箱の方へと向かうジョジレオ、目的を見失ってなくて偉いねってなります。

しかも相当高低差あるのに、あんな細いロープでよく頑張りましたよ。

ちょっと役立ってるのかは謎ですが、レオナールが作業中に手前に立ち睨みを効かせてるジョジーヌが可愛いです。


ボートで逃走していることから、あのロープで2人も降りたのか!と驚くのですけど、それ以外に出ていける場所はないので間違いないんですよね。

物凄い労力と時間を必要としたはずなんですけど、その間誰にも気づかれなかったんでしょうか。


さていよいよボートの場面について、書きます。

マジ未見の方はすいません。


無事に財宝を手に入れ、イギリスへとボートで逃亡するジョジレオ。

まず、このボートが立派なのに驚きません?

まさかボートへ乗り込んだ状態で登場するとは思わなかったので、そういう意味でもビックリ。

しかもどう動いているのかが謎。


SNSでは章平さんが動かしているのではと話題なのですが、これちょっとどういう意味か分からないし(まさか足でってこと?!)しかも2人乗ってることを思えば相当な重さだし人力ってあり得る?とメッチャ気になってます。

登場時にドライアイスが出てるのでボートの下部は見えないですし、やがて煙が消えても何も隙間はない…。

梅田芸術劇場メインホールでは3階席からも観劇しました、えぇレミゼではバリケードの向こうで起き上がる役者さんが見えるほど高い梅芸の3階席です。

でもボートの中?床って全く見えないんですよ、本当にどうなってるんですか。

ちなみに盆回しでもないし、ロープで引っ張ってる様子もありません。


ただ何度となく観劇していて、ジョジーヌがもたれかかっている宝箱が怪しいなってなったんですよ。

宝塚の『ファントム』に登場するクリスティーヌをさらう際に使用する船は中に人が入っていて、運転してくれてるんです。

あのジョジレオのボート、宝箱部分がボートと繋がっていて空洞と考えれば人が入れる気がします。

誰か運転してるんじゃないの?と思えて仕方がありません。

もし人力で、しかも章平さん1人で動かしているのなら、あんなにもジョジーヌが大暴れしていて申し訳なさすぎます。

いつかボートの秘密が明かされることはあるのでしょうか?


ボートといえば章平さんの漕ぐ芝居が上手いのには驚きました。

オールの使い方が本当に動かしているみたい!

この辺りが人力説が出てきちゃう理由なのかもしれません。


ここにきてまだ重そうな財宝乗せたボートを漕がすだなんて凄いなジョジーヌってなりますし、意気揚々と漕いでくれるレオナールがもう最後の最後までお仕えする喜びに溢れているのが堪りません。


ガン見する上で悲しかったといえば何なのですが、ここの場面は章平さんの顔がメッチャ見にくい。


ボートを漕いでいる為に基本客席から横顔しか見えない状況な上に、体の向きはボート任せで横どころかほぼ後頭部みたいな瞬間もあるんです。

しかもレオナールからしてみれば目の前に愛しのジョジーヌがいるので、そちらを見たいのは必定です。

そもそもボートを漕いでいるのだから気にするのは乗船している相手と進行方向くらいなので、客席に顔を向けることすらない。

観客としてはカリオストロ伯爵夫人の秘密を吐きまくってる可愛いジョジーヌを見てどんな表情なのか気になるのに分からないのが辛すぎます。

でもきっとさぞかし喜んでるんでしょうね。


なんたって宝箱のついでに投げキスしてもらってますから!

(羨ましい)


あとブロードウェイに私専用の劇場を建てる宣言に笑うレオナールが好き。

もう可愛くて、可愛くて堪らんのやろうなぁとこちらが目を細めちゃいますよ。

「その時お前はマネージャーにおなり」に満更でもない様子なのもツボです。

「了解」って返答もいいですよねぇ、それまでにない言葉遣いが。

こんなにもこき使われてるのにいいんですか?

挙げ句「これまで通りボディガードも兼ねてね」ってどんだけ!

でもなぁチラッとしか見えないんですけど本当にレオナールったら嬉しそうなんですよ。

見ているこちらもその様子に胸がいっぱいになっちゃいます。


1つだけ心配なことがあって、ラスト下手袖へとボートが引っ込む時に思いっきりまかさんがジャケットをぶん回すんですが、その裾が章平さんに当たりそう!

まぁプロ同士なんだから大丈夫とは思うのだけど、ちょっとハラハラしています。


元気いっぱいの高笑いを聞くと、もう本当にこのままジョジレオには幸せになって欲しいと願わずにはおれません。

原作の『カリオストロ伯爵夫人』と違いルパンとクラリスに幸せが訪れるのなら、どうかこちらのカップルにも幸せが与えられますように!

あの宝箱の中身がクラリスの開けたもの程ではなくとも、ある程度価値があって2人が暮らしていけますようにってメッチャ祈ってます。


とにかくレオナールガン見デーを作って良かった!

大好きなジョジレオの考察が捗りましたからね。


舞台写真の発売はありませんし、配信やソフト化の発表も今のところないので、忘れたくなくて必死に記事にしましたが、色々間違っているところや勘違いしている箇所もあると思います。

すいません。

(特に台詞が怪しい)


自分でも引くくらいの文字数なので、仕上がるまでに数日かかっています。

モチベ保つ為に章平さんのインスタにアップされた画像を眺めて過ごしていたのですが、段々とそれでは飽き足らずついにFCにも加入しました。

ずーっとレオナールとジョジレオのことを考えてたら、FCに入っちゃいましたよ!

どうしましょう。


マジで配信とソフト化をお待ちしてます。

大好きだよ、ジョジレオ!


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