ラスト、コーション | 私はキレイ事で出来ています。

私はキレイ事で出来ています。

日々の出来事や思いを、熟々と書き描き作るBLOGです。

lust

『ラストコーション』観ました。
新作7泊8日できたので。。。

ずっと、あの過激なHシーンが話題になっていましたね。
ヴェニツィア映画祭で金獅子賞でしたし。
どのサイトも80点以上付けている人がとても多い。
まあ『パープル・バタフライ』よりは期待してみました。。。

まず印象的だったのが、
トニー・レオンの衰えっぷりだった。
というか、老け役だったのか。。。?
皺と吹き出物とか、肌荒れとか(意外にシミは無かったかも。)、
46歳という、実年齢を感じる横顔。
これ、正直悪くなかった。
老成とまではいかないけれど、
トニーの演技力と相まって、
人を信じず、己のやり方で、冷酷にも生きて来た男の人生が、
表情からも、とても良く表現されていて、
真っ裸になった価値もあると思いました。。。

タン・ウェイは逆に若いな。。。と思ったら、
どうやらもう29歳くらいらしい。
もっと若いかと思いました。
学生のシーンはとても良かったけど、
後のシーンは、もちょっとオトナの色気が欲しかった。
髪型とメイクだけがやたら老けていて、
いまいち、彼女の顔にマッチしていなかった気がして残念。。。
あと、ニキビや肌荒れがこちらも気になった。
一連のシーンで、前には鼻の下にニキビがあるけど、
次のシーンの時には無い、という、なんともコメントしがたい状況に。
中国の女優さんて、とても肌が綺麗な印象がありましたが、
今回ほど、肌の吹き出物が気になる映画も無かったと思います。。。

世間では高評かですが、
オイラ的には謎が多かった。。。
タン・ウェイ演じるチアチーは何のためにあそこまでスパイをしたのか?
最初は、クァンへの恋心からと、夏休みの火遊びくらいだったと思いますが、
逃げ出しておいて、
再び足を踏み入れ、どっぷりハマるのは、
貧しい生活からの脱却のため?まだクァンが好きだから?
それても、イーへのわずかな愛情からなのか?
あの夏の自分や仲間達への復讐心なのか?
ここが、どうにも分からなかった。

まさに、「そこに愛はあるのかい?」て気分。

あのやりすぎなHシーンから、
チアチーが結局、イーを愛して、
自己犠牲でイーを助け、自分が身を滅ぼす話だったのか?
そして、長年の蓄積で人間不信なイーが、チアチーを信じるも裏切り者であることを知り、
それでも愛を信じ、自分の立場を放棄してでも信じ抜けなかった、
イーの苦悩と言うことだったのか?

色からの快楽が人に愛らしきものを芽生えさせるが、
常に、そこには裏切りという兆しがついて回る。
色に溺れると痛い目に遭うぞ、気をつけろ!!!
それが、
LUST=色欲
CAUTION=戒め(警告)
だったのか?

オイラ的にHシーンは、いまいちでした。
Hというか、暴力シーンに感じました。
エロさはあまり感じませんでした。
要所要所でエロ要素は投入されていましたがね。
トニーの頬を流れる汗とか。。。

お互い、色欲に溺れていく様を表現するのに、
イラストに描いたHシーンの最後の、
イっちゃう二人の表情だけでも、とてもエロさも感じてよかったのですが、
あこまでの長い過程の描写は、必要だったのか???

複雑に絡み合いは、
チアチーに性の開発を表現するためなのか?
精神的な面の二人の溶け合いを表現しているのか?
絵的には美しかったけど、
よくわからなかったのはオイラだけか???

アン・リー監督の情感。
映像美。
トニーの演技。
は100点だったと思います。

が、
なんか見終わった後、
こう、スカッと観た!!!
って気にならないのはなんだろう。

多分オイラには向かない映画だったのか。。。
『ブロークバックマウンテン』とか、
超良かったのになぁ。。。。

だれか教えて。。。

ラスト、コーション

¥2,952