ずっと思ってきたことを急に表出すると言葉足らずで誤解を招きやすく難しいものだと思います。
今回は自分のためにもアウトラインを整理しておきたいと思います。
1) 2.5の意味について
今どっぷり2.5で生きてる人や戦隊ものライダーものなど似たような世界じゃないかという出身者の中にも2.5に懐疑的な人がいて驚くので個人的職業領域の見解ですが書いておきます。
①活動する神話
生き生きした要素が抜け落ち抜け殻として残っている古代の神話が今生きてるの人のエネルギーを得て復活したらどうなるかという一大見本。日本のサブカル全体がそうだと言えますがそれが一つのジャンルとして大きく成長するのは日本人に色濃く残る古代心性のためだとはよく言われることです。つまりそこに日本人の特徴があります。
② イメージの具現化
神々をイメージしたときそれを具体的に描きたいあるいは肉体を持ったものとして実体化したいという欲求はどこの文化でも同じだろうと思います。演劇とはそもそも神々を地上に降ろして人間と交流することから始まったと思います。つまり2次元→3次元への移行は人間の根源的衝動に関わると思っています。
③ キャラは現代の神々
超人的な能力を持っていたり道を切り開いて進むべき方向を示してくれたり、あるいは大きな悩みや苦しみを背負ってくれたり乗り越えてみせたり。古代の人々にとって神々は身近な世界にリアリティを持って存在したはず。その関係性は現代の若者がキャラ達と構築する世界と同じだと思っています。だから子供っぽいバカバカしいこととは言えない命の活力に関する秘密がそこにはあると思っています。
2) 2.5ビジネスの問題点
メモなので話しがバラバラです。
歌舞伎やオペラ等含めてこれまでの演劇界と2.5次元界が違うところはビジネスのやり方です。急成長したので仕方ない面があるのは判りますがそれでも目に余るようになってきたので書きます。
· 一律料金
どんな席でもほぼ一律値段。そして席の選択権はありません。時には見切り席、立ち見席も同額のことがあります。というか最近は見切り席はほぼ同額になってきました。これは客に対してフェアではありません。オペラも歌舞伎も席の条件によってかなりの差額があります。オペラの天井桟敷席はかつてはタダでした。そこに文化の懐の深さを感じるし文化が根付いた理由も判ります。全て一律は一見日本的良さに思えますがよく考えれば客の足元を見た、文化よりビジネス目線の発想です。
· グッズと抱き合わせ
これも一番の問題は選択肢がないことです。グッズ要らないという人の希望は完全無視です。グッズと抱き合わせることによって高額にでき、グッズの売上げも最初から計算できます。流行るトレンドにぶら下がる業界のことはあの手この手で考えますがそれを支える客のことは少しも顧みられません。いかに絞り取るかの発想がどんどん加速しさすがに批判の声が大きくなったものもありますが基本的に無批判無抵抗の若い客の足元を見る賎しいビジネス発想が大手を振ってる現状です。
· 大手プレイガイドの関与
マーケットが大きいのでプレイガイドに頼るのは判りますが、そのプレイガイドもいくつかあります。ぜひ選んでほしいです。かつて不正会計で問題になったところは今でもバイトの人などが良い席を優先的に取れるようです。これは人気公演でなかなかチケットが取れない場合かなり不公平な状況を生み出します。転売屋の問題とも絡むことがあります。
また、プレイガイド全体に言えることですが、このような中間介入業者は客がいくら払い最終的に役者さん達にどれだけ行くのかという問題にいつも関わることになります。日本のビジネス界全体の問題ですが文化の領域をビジネス一辺倒に汚染してほしくないです。
3) 日本的情緒集団
最後にこのような問題を引き起こす日本的内向き村社会仲間意識談合気質(?)について触れます。これはもともと利益で結びつくのではなく情緒で強く結びつく集団の特徴だと思っています。良い面ももちろんあります。今若い人達が仲間や絆をとても強調するのは個別化していく人間の宿命に対する抵抗だろうし個別化しすぎた西洋文化へのアンチテーゼとも言えるし、きっと時代の意味があると思っています。でも良い面があれば悪い面もあり、そこは十分意識していく必要があると思っています。内向きの強い情緒は閉じた自己完結集団になりやすく他者の視点を学ぶ可能性を閉ざし世界全体とは結局繋がらないままです。もちろんそこにも真実はあると思っていますが人間の宿命はそんなものではないだろうとも思っていますので。より広い世界、できれば地球全体の精神や魂と結びつけるのでは(!!!)と思っています。