では、混合診療のメリットとデメリットについて、次のようなことが言われているので考えて見ましょう。
まずメリットですが、
①外国の未承認薬/治療法が使いやすくなる
②保険診療の比重低減→財政負担の低減
と言うことがいわれています。①はいうまでも有りません。②については患者側の負担軽減のではなく、保険者である、国や市町村など健保運営者側の費用の軽減ということでしょうが、なんで混合診療が財政負担の低減になるかと言えば、未承認薬や新しい治療法の保険治療への移行、乳房再建術のように新たに健保適用となるスピードと量がへるということが予想されているのでしょう。
これは患者デメリットにもつながりますね。
そして混合診療のデメリット
③未承認薬の薬害リスクの増大
④公的医療の質の低下
⑤診療格差
等があげられています。
③については、厚労省の健保というフィルターを通らない薬や治療法は、仮に薬害が起こったとしても国は一切関係有りません。薬害は増えるでしょう。これまで薬害とはかなり違う状況になるでしょう。
④はメリットの②と対となっている事象です。混合診療は認めるが、これまでどおり健保の対象となる治療も順次増やしていってもらいたいものです。そうすると④のデメリットはなくなります。同時に②のメリットもなくなりますね。
最後に⑤の診療格差です。これは人によって、立場によって格差の捉え方が違ってくると思います。