「おおかみこどもの雨と雪」を観た。細田監督の前作「サマーウォーズ」で久々にアニメ映画でグググっときた記憶から、今作はとても楽しみにしていた。見終わってその個人的期待を見事に裏切らない素晴しい作品だったと思う。ストーリーはもう特に書かないけど、家族のはじまり、よろこび、試練、出会い、希望、巣立ち、そして個々の人生といった一連の流れの中でこの作品の人々は様々な表情をみせる。ファンタジーの要素はあるもののそこに描かれる風景は現実的でありけして他人事、絵空事では無い。シングルマザーのネグレクト、虐待の報道を耳にする度にその難しさと悲しさと憤りを感じてしまうが、そんな現実世界の「母」達への痛烈なメッセージと励ましのような物が込められているようにも思えた。そして「父親」という存在はどこか無責任なものに思えたり。人が人らしく生きられない時代、獣が獣らしく堂々と生きる生き様に学ぶべき事があり、人は今一度人らしく生きる事を真剣に捉えろと言われたようにも思えた。細田監督がどんな裏メッセージを込めているのかわからないけどそんな事を考えさせられながらも映画としてエンターテイメントとして大いに楽しめたこの作品を個人的にはこの夏イチオシの映画としたい。っとベタ褒めなんですが意外に見る人を選ぶ作品かもしれないのでアレなんですが。
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