「おおかみこどもの雨と雪」を観た。細田監督の前作「サマーウォーズ」で久々にアニメ映画でグググっときた記憶から、今作はとても楽しみにしていた。見終わってその個人的期待を見事に裏切らない素晴しい作品だったと思う。ストーリーはもう特に書かないけど、家族のはじまり、よろこび、試練、出会い、希望、巣立ち、そして個々の人生といった一連の流れの中でこの作品の人々は様々な表情をみせる。ファンタジーの要素はあるもののそこに描かれる風景は現実的でありけして他人事、絵空事では無い。シングルマザーのネグレクト、虐待の報道を耳にする度にその難しさと悲しさと憤りを感じてしまうが、そんな現実世界の「母」達への痛烈なメッセージと励ましのような物が込められているようにも思えた。そして「父親」という存在はどこか無責任なものに思えたり。人が人らしく生きられない時代、獣が獣らしく堂々と生きる生き様に学ぶべき事があり、人は今一度人らしく生きる事を真剣に捉えろと言われたようにも思えた。細田監督がどんな裏メッセージを込めているのかわからないけどそんな事を考えさせられながらも映画としてエンターテイメントとして大いに楽しめたこの作品を個人的にはこの夏イチオシの映画としたい。っとベタ褒めなんですが意外に見る人を選ぶ作品かもしれないのでアレなんですが。

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年末のブログから久しぶりのブログ。色々書いていた書きかけのブログは日が空いてしまいタイムリーでなくなってしまった。震災から間もなく一年、これについては後日なにか書きたいのでここでは書かないけど、先日政府が原発事故が収束したみたいな事をヌケヌケと言っていたが、つまりこの国はこの一年足らずではなんら変わらなかったということですかね。まぁちょっとこの辺の話題は別の機会としまして、今晩、iPad関連発表会ですな。retina化やら4G対応やら報道されてますが、どんな物が飛び出しますかね。予想的には予想を若干下回るものになるような気がするけど。retina化は濃厚らしいけど、そうなった場合のアプリの肥大化やそれに伴う十分なストレージまで実装できるのかな。ハイエンド機種としてのHDとミドルユーザー機種としてipad2sとか。そんな憶測もあと数時間後に無駄なモノになるけど。ジョブズさんが亡くなってはじめての大規模発表会?になると思うからクックさんの立ち回りが楽しみだな。
apple TVもちょっと気になるけど。
っと、あまり内容の無いブログになっちまったが、最後に全然関係ないですが、先日の日本アカデミーで、でんでんさんが「冷たい熱帯魚」の役で賞もらってたのはちょっと驚いた。でんでんさんの演技がどうのではなく「冷たい熱帯魚」がらみでってのが。この辺の事もまた今度書きます。


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2011年が暦的にはもうすぐ終わる。でもそれは暦での話。(毎年そうなんだけど)何か全く終わった感じはしない。忘れることなどできない事、やり残した事、理解出来てない事、納得いかない事、情けない事、許せない事、どうする事もできない事、どうして良いかわからない事、あの日から現在に至るまで、数えきれない多くの尊い命、大切な思い出、ささやかな日常、まだまだ思いつかないくらい沢山の事や物や時間を自然のあまりに強大な力が奪い去った。九ヶ月足らずでこの現実を理解したり結論づける事は無理な事だ。未だ厳しい生活を送る方々、過酷な支援、捜索を続けている方々が沢山のいるのだから。そんな中、被災されても強く、とても強く厳しい現実を生き抜いている方々、強い志で支援活動続けている方々にはとにかく一日でも早くあたりまえだった日常を取り戻して頂きたいと願うばかり。自分のような被災も原発による避難生活も強いられていない人で実際に被災地に向かい支援をしたり、多額の義援金を収める事ができる人は実際はけして多くはないと思う。気持ちや意志だけではそれを可能にできる人と難しい人がいる。自分も被災地に行き支援する事も多額の援助もしている訳ではない。只、日々考えることはできる。いつ自分も同じように被災してもおかしくないのだから。自然の力に全てを失うという測りし得ない悲しみと苦痛、あくまで自然界の中で生かされているという本来当たり前の認識の欠如、散々自然の恩恵を受けながら一方でその自然を破壊し続けているというこの星の一生物として稀な存在であるという事、あまりに制御できないテクノロジーはテクノロジーとは呼べないのではという事、そんな制御不能のテクノロジーに散々頼り切ってきた自分に対する情けない苛立ち。色々キリがないが、日々の生活活動は生きている、生かされているという喜びの元に精一杯行ないながらこの先ずっとこの「2011.03.11」の事を考えて行きたい。今はこんな事しか書けない。だから今日で一年が終わろうが何もキリがついてない思いで一杯なのだ。そんな思いを抱きつつ、それでもいつもの年末の慌ただしい時間が流れている事に深く手を合わし感謝しつつ、今年最後のブログとします。読んで頂いた方、ありがとうございました。



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ちょっとタイムリーではない話題ですが、まさか自分がドラゴンズをテーマにブログを書くとは思わなかった。けどちょっと書きます。この8年間、落合ドラゴンズの試合結果だけは、あまりというかほぼプロ野球に興味のない自分のような外野席のもっともっと外から観ている様な者でも気になっていた。勿論地元のチームなので何となく頑張って欲しいみたいのは平均的な思いだけど、この8年は常に優勝争いに絡む成績で、強いチーム、勝てるチームの試合結果はやはり楽しみなものだった。これが毎年下位のチームだったらいくら地元でもたいして興味は湧かなかったでしょう。経営陣と監督とのゴタゴタについてはつい最近知ったのだけど、結局勝てるかもしれないチームの試合が面白いわけで毎回勝てそうもないチームの試合を誰が見たいだろうか。勝てそうなチームがやるプレイが基本つまらない訳がない。勝てそうなチームどうしがテッペン目指すのだから。今後ドラゴンズの経営陣が一体落合ドラゴンズ以上のエンターテイメントな野球をどれだけ演出できるのだろうか。球団経営も楽じゃないのは分からなくもないが、この絶頂期であった落合ドラゴンズをここで見納めというのはやはり何とも寂しい話。しかし居なくなるのは監督だけで選手は来年も頑張るのだから、監督が変わって途端に下位のチームの成り下がるような悲しい事態にならない事を祈りたい。スポーツでもビジネスでもチームプレイである場合、やはりそこのリーダーや指揮官の采配はそのチームの結果を大きく左右するもの。色々判断誤ってばかりの指揮官の下ではプレイヤーは泣くに泣けない。しかしそんな悲しいチームが、残念ながら様々な分野で存在する。そんなチームはとっとと消え去っていきそうなものだが、そこをなんとかもたせてるのは、駄目な指導者の元踏ん張ってるプレイヤー達のおかげなんだ、きっと。この国の指導者達はどっちなんでしょう。優秀なプレイヤーが優秀な結果が出せるような指揮をとれているのだろうか。優秀なプレイヤーが従いたくなるようなカリスマを持ち合わせているだろうか。本当にこの国をなんとかしてやろうと思っているだろうか。いやーぁ思ってないだろうな。政治は簡単じゃねぇーんだとか言って政治家同士の鍔迫り合いを暇な一日繰り返し、給料もらってはい終わりってね。話が逸れたけど、良くも悪くも今、人の上に立ってる人は良くも悪くもなんかもってる人なんだと思う。そのもってるもの、もしくはもってたものをもっとチームと自分自身の誇りの為に使ってほしいと、リーダーでも指揮官でもない自分なんかは思うわけなんですが。この国は今沢山の課題を早急に解決しなくてはならない状況だと思う。(世界的にも色々大変ですが)このような時リーダーシップを発揮できる立場の人達のチカラがとても重要なのだから、そうゆう立場の方々どうか「もってる」であろう才能と決断力をホントの意味で生かして頂きたい。っとさほどもってない自分の独り言でした。

ここ一番に強い男、持ってる男/竹内 一郎

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「音楽」っていう芸術というかエンターテイメントと言うべきかどっちでも良いけど、これって学生の頃から他の芸術にはマネできないモノだなとつくづく思う。絵画や彫刻、その他様々なアートに対してこの「音楽」ってモノは物凄く瞬時に人の深い処にインパクトを与えるチカラがあるなと。ちょっとしたメロディやリズムが一機に身体の中に入ってくる。他の芸術でも無くは無いかもしれないけど、音楽はやはりちょっとその質が別格で違う。視覚で捉えるものと聴覚で捉えるものとで勿論違うのだけど、普段自分の仕事が視覚に伝えるモノを扱っているのに対して、音楽というか広い意味での「音」作りで仕事をしている人達にはある種絶対的に越えられない一線がある気がして敬意と嫉妬を抱いたりもする。ヒットチューンでもクラシックでも演歌でも民族のリズムでも何でもいい。音楽が生活いつも側にあるって事が時にどうしようもなくくだらない事で疲れた時や、いたたまれない様な時、スッと救ってくれる。音楽の聴き方が変わり、価値も変化し続けているけど、人と音楽の根本的な関わり方はあまり実は其の昔から変わっていない様に思う。個人的感想だけど。もっともっと死ぬまでできる限り多くの様々なジャンルの音楽を聞いて死んで行きたいものです。