ガン患者会の存在と必要性とは | 肺腺ガンと共に生きてます

肺腺ガンと共に生きてます

娘を失って7年後
肺腺ガンの告知を受けショックで毎日泣き明かし
必死で生きてきて12年目を迎えます。
これからの人生を思う事を綴ります。

おひさしぶりです。

ブログをおやすみして色々な思いが葛藤しました。

 

ブログをおやすみしたいと思った経緯をお話しします。

ある方ががん治療を始めたばかりで、不安だと言われたので

私の事と患者会の事を少しお話しました。

するとその方は

「長く薬が効いて元気で生活できてる人には今の自分の辛さがわからない」

そう言われました。

始めは私もそうだったとお話ししても、不安でいっぱいなのか

聞く耳を持たれませんでした。

患者会の事も、ガンになっても元気に生活できている人の集まりだと…。

 

その方はがん保険にはいっておられず

今後、生活費や治療費も嵩んで治療ができるかどうかも不安だと。

それは私も同じだと言いましたが、11年も治療を続けてきた人に

言われたくない。

ガン患者になっても貧富の差が闘病生活を変える。

患者会だって勉強会だって金銭的に余裕がある人だけが集まるところ。

私と似たような環境だったので、話そうとすると拒否されました。

 

始めは難しい人だと思っていましたが

冷静に考えてみると、その方もガン患者なんだと。

一生懸命生きたいと思っている一人なんだと。

 

私だって11年生きられると思ってなかったし、

治療が続けられるとは思っていなかった。

今でこそ、がん保険が充実して掛け金や治療費、一時金で

お金の心配は以前より少なくなったでしょう。

でも、私はなんとか家族の助けで

若い頃、二人で貯めた老後のお金を全部使っちゃたけど治療できた。

 

これからの生活や治療費が本当に苦しくなってきたのは確かです。

先日、入院した時に出会った方と外来でお会いした方も

これから高額な治療費を払えるのか不安。

家族に迷惑をかけるなら治療をやめようかと迷っていると言われました。

 

私も何度治療をやめようかと思ったかしれません。

でも、家族が私の治療を望むなら

私の存在を望むなら

なんとか頑張ってみようと思ってここまできました。

 

患者会があれば行ってみたいと思う人でも

遠距離でお金が発生すれば行きたくてもいけないでしょう。

私もその気持ちは痛いほどわかります。

山口県だけではなく他の県の方との交流もしてみたい。

勉強会だって参加したい。

それにどれだけお金をかけるかという事で

二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

患者会もはじめましての人に優しい場所であればいい

患者会は他のガン患者さんだけじゃなく

自分にとっても安楽な場所であってほしい

 

患者会で同じ病気を抱えた者同士が

支えあい、励ましあい、わかりあえる場所であること

 

今回の出会いで

悩むことも多かったですが

自分の思い描く患者会をつくれたらと言う夢が強くなりました。