主人と少し喧嘩のようになってしまった

結婚した当時は、昔の夫の考え方で
家事はほとんど手伝ってくれませんでした
私がガンになってから
主人は家の事を少しずつ手伝ってくれるようになりました
朝のお弁当作りも
私が入院することが多かったためか
慣れないながらも、自分でよく作っていました

今朝もこれをやってくれる?と
いつものように言ったら
「なんで、俺がやらなきゃあいけんのか」
「普通は、奥さんが全て作ってくれて主人を送り出すんだ」と
ちょっと、ムカついた様子で言い返してきました

私も忙しかったせいか、すごくムカついて
「じゃあいいよ。私が動ける間はすべてやります」と
言って主人を押しのけました

主人も強情な人で「いや、いい俺がやる!」
と、押し問答になりましたが、やることをやって
私は仕事にそそくさと出かけました

その後、涙が止まらなくなってしまって・・・

普段はよくしてくれていることに感謝はしていますが
所々、不満はありました

私がガン患者であると思っているのか
これは私が今普通に生活できている事が
当たり前のように思っている場面があること
ガン患者の家族としての自覚があるのか
これは、病気の治療などの情報集め等をしてくれない
病気の進行度などを知ろうとしない、病名を知ろうとしない
闘病中の皆さんのブログを読んでいると
ご主人をはじめ、ご家族親族が必死に情報を集め
それを本人に勧め試していらっしゃること
それが我が家では見受けられないのです
今はおかげでイレッサ以外の治療はしていません
でも、いつイレッサ中止になり次の手段を考えなければいけなくなるか
その時に備え、私自身は金銭的なことを考えて
いろいろと試行錯誤しています

いくら、主人にお願いしてもパソコンの操作を覚えるでもなく
情報を集めたり知ろうとはしません・・

私が動けなくなったらどうなるんだろう・・・
不安がいつも心のどこかにあって
主人との心の繋がりが切れてしまいそうで・・・
そんな時、いつも娘にメールします

今もメールを入れると
「素直になれないのは、親父の性格でしょう」
「お母さんに反抗して言った後、陰で反省するタイプだし・・」
「お母さんに何もかも頼るのはお母さんが元気でいるって言う証拠」
「頼れなくなったら終わりでしょう・・私も一緒だし・・」
・・・・・・

いつもながら、娘にはやられっぱなしです
娘は一人暮らしを始めて大きく成長しました
一時的に感情的になる私たち大人を
冷静な目で見て判断し、さとしてくれる・・・
親として恥ずかしい面を見せているようで・・
でも、いつも一本取られた気分で笑ってしまいます

最後に一言のメール
「私が母さんを守るから・・・」
涙がとまりませんでした・・

ありがとう・・

