連休明けの入院・・・
抗がん剤治療の始まりです
4人部屋に入るとその部屋は全て肺腺ガンの方ばかり・・・
それも手術が出来た方は一人で後の二人は手術不可能とか・・
一人の方は、60歳半ばで、8年前に告知され
告知された時には手術不可能な末期だったとか・・・
それが、8年間抗がん剤で生きられていると言う
それでも、お話を聞くと並大抵な治療ではなく
ガンマナイフ、放射線など初めての私は話を聞くだけで
涙が出て私だったら絶対耐えられないと思う事ばかり・・
もう一人の方は、私と歳が近く49歳の少しお姉さん
やはり、手術不可能で、胸水が溜まっていたそうです
抗がん剤治療は1年で、2度目だそうで・・・
もう一人の方は、手術された後、1年半で再発
抗がん剤治療をするもことごとく中止になって
薬がもうわずかばかりしかないと言われていた
それでも、部屋の皆さんはとっても明るくて
私一人がめそめそ泣いてばかりで
初めて受ける抗がん剤の副作用の不安と
これからの自分の人生が怖くてたまりませんでした
そんなわたしを、部屋の皆さんは励まして下さって
「みんな、やってきてるんだから、大丈夫よ!」
と、笑顔でおっしゃってくださったんです
がん病棟は暗い感じで常に泣き声がしていると
想像していたのですが、逆だったのに驚きを隠せません!
どのお部屋の方も、がん患者とは思えないほど明るいのです
いろんなお話をして頂き、本当に心の支えになりました
ドクターは淡々と現状を話されるのに対して
入院患者さんは、とても親切ににこやかに励ましてくださいます
皆さん、それぞれお辛いでしょうに・・・
私より重い患者さんが私を励まして下さる
そんな行為に自分が恥ずかしくなり、泣き言は言わなくなりました
そして、抗がん剤投与の日・・
ドクターが腕に針を入れに来られた
注射は、血管以外に漏れると危険なので、
看護婦さんは針を入れられない
場所も、二の腕の下から手首までの間のみ
あまり、血管が出ない私にドクターも大変のようで
初めてにして3度も差し替えをされた~
そして、ようやく針が入りまずは吐き気止めの点滴
そして、タキソール、カルポプラチンの抗がん剤に
変えて5分後に看護婦さんが様子を見に来ると言う事で・・
頭が、カァ~と熱くなり、それから身体に回り
息苦しさを感じ始めて主人が側にいたので
「おかしい! すぐ、看護婦さんを呼んで!!!」
と、看護婦さんが来られて私の異変に築きドクターに連絡
ドクターから点滴中止を言われ、治療は中止・・・
抗がん剤が血管に入り、わずか2分後の異変・・
聞くと、アナフィラキシーショックだという
後、2分針を抜くのが遅かったら
命はなかったと聞き、ゾッ~とした
私の身体にはタキソールは合わなかったらしい
この部類の抗がん剤は使えないとの事
ショックだった・・・
異変の怖さもあったけど、わたしは抗がん剤治療ができないのかと・・
その夜、身体中に湿疹が出来始め、全て治るまで1週間かかりました
とりあえず、休薬で3週間何もできず入院していました
その後に続く・・・