昨年大みそかに放送された第６６回ＮＨＫ紅白歌合戦の平均視聴率は、関東地区で午後７時１５分からの前半が３４．８％、午後９時からの後半が ３９．２％だった。ビデオリサーチが２日発表した。後半は前年より ３．０ポイント下がり、２部制に移行した１９８９年以降で最も低くなった。従来の後半最低記録は２００４年の３９．３％。関西地区では前半３６．８％、後半４３．０％。前半は前年と同率、後半は０．３ポイント下回った。
しかし私としては「そ〜れ見た事か
変なメンツにするからソッポ向かれたんだよ
」という感想でいっぱいですわ
以前のブログで「今年は見ません」宣言していた私ですが(笑)やっぱり気になって裏番組見ながら一部分だけ、チャンネルを合わせてましたが…。
何より私が一番“びっくらぽん”だったのが(笑)、あの綾瀬はるかが2年前とはまるで別人のように司会ぶりがすこぶる成長してたという事ですね
2年前に初めて司会を担当した時は、詳細は割愛しますけどそりゃもう本当に酷くて見るに耐えなかった
あまりの酷さに、総合司会の有働アナが途中から仕切りだす始末だし…。そういう経緯もあり、どうせまた今回もgdgd司会になるのは決まってる、と決めつけて綾瀬さんにはもう事前から拒否反応しかなかった私ですが、何か見直しましたよ
彼女も「今回は出演者に対して一生懸命勉強した」とコメントしてる通り、やればできるんだ、という好例ですね。有働アナらのフォローも今回は殆どなく、完全に独り立ちできてましたし。
何か「そつなくこなして逆につまらなかった」というコメントも随所で何故か見受けられますけど、そもそもこれが普通でしょう
てか公共放送に、民放並みのハプニング期待する方がおかしいけどね…。それに比べてイノッチの司会は何だか、申し訳ないけど下手ではないんだけど、どこか素人臭さ満載で重みのない司会ぶり(おふくろさんの曲紹介とか)になってしまいましたね。
ジャニーズ勢が7組も出場して、森進一さんが今回を持って紅白勇退という話題があったにもかかわらず白組が負けてしまったのは、トリの長男坊さんの責任も半分ありますが、イノッチの司会の物足りなさも確かに響いてるのかもしれません(てか長男坊さん、ドサクサに紛れて白組の敗因をイノッチに押し付けてましたね。あれは酷いです
)。そこへ行くとやっぱり中居正広さんの司会ぶりが偉大すぎるわ。今回も随所で仕切ってましたけど、やっぱりイノッチや嵐とは比べようにならないほどのしゃべりの上手さが際立ってました
司会が綾瀬さんと中居さんで、白組トリも森進一さんだったら、もう少し盛り上がってて数字も上がってたでしょうにね。
しかし白組トリは近年まれに見る酷さで、他の歌手の人たちもどことなくしらけムードでまったく盛り上がりに欠けてましたなぁ…。特に本来ならトリで歌うはずだった森進一さんの表情が、すごく強張っていたのばかりに思わず注目してしまいました
それと黒柳徹子さんは、やはりご高齢という事もあり総合司会という立場ながらも出番は少なめでしたね。これだったら総合司会という扱いより“紅白スペシャルプレゼンター”という肩書の方が、むしろしっくり来てたかもしれません。
というわけで私自身、近年の紅白歌合戦にはうんざりしてる事も多いし、全部でなくともせめてこれくらいは改革してほしいんですがね…。
・ジャニーズ枠7組はさすがに多すぎ。最大でも3ないし4組までにしてほしい。
・紅白司会は男女とも中堅局アナが望ましい。無理ならどちらかだけでも可(できたら大昔みたく白組が局アナのほうがいいですが…)。
・放送時間も4時間半はさすがに長い。出場歌手は大幅に減るだろうが94年～98年のように8時開始がベスト。
・あと「アニメ紅白」等のような企画ものも大幅に減らす＆中継出演歌手の廃止(中島みゆきさんやミスチルのように、NHKホール近くのスタジオで歌う分にはまあOKですが…)。
・白組優勢の弊害にもなっている視聴者審査廃止→何十年かぶりに客席のみでやってほしい。
すべてを改革するのはもちろん難しいでしょうが、いい加減視聴者を無視した内容はもうやめてほしい。その結果が今回の最低視聴率更新だと思いますから…。