至福感という罠にハマる！？
人生という旅路を歩くとき
苦しさより、できれば至福や
感動が欲しいものです
もちろん、
それは自我にとっても
願ってもないことです
この至福感が押し寄せれば
押し寄せるほど自我は舞い
上がってしまいます
至福を感じれば感じるほど
自我はさらに強固になる
わけです
ついに掴むべきモノを掴んだと
いやむしろ、悟ったと
とは言っても
感情や感覚は、あっという間に
胡散霧消してしまうのが
世の常です
残念ながら、しばらくすると
いつもの自分に戻ります
すると自我はどうするか？
実は、過去の記憶にすがるのです
自分は、確かに至福の中にいた
それは間違いない
そうだ、あの時の感覚を
思い出せばいんだ、と
至福感や感動の感覚は、
自我にとって、
非日常的体験であり、
現実の自分を忘れることが
できるわけです
そうだ、自分は、
変わった！わかった！終わった！
というあくまで”感じ”がする
わけです
しかし、それでも自我は、
相変わらず何かを探し求めて
しまうものです
本当に落ち着きがなく
困った奴です
何かを否定し,何かを欲しがる
そんな自我が消えるまで
一生続くんでしょうね（笑）