辞めた社員を、"裏切り者"にしていませんか?!!

 

 

 

3年前に辞めた社員から、
突然、連絡が来る。

 

「社長、お久しぶりです」

 

「実は……もう一度、
働かせてもらえませんか」

 

さあ、社長。

なんと答えますか。

 


 

多くの社長が、
ここで固まります。

 

そして、こう言う。

 

「うーん、示しがつかないからなあ」

 

気持ちは、痛いほど分かります。

 

一度は、背中を向けられた。

 

引き止めたのに、行ってしまった。

 

正直、まだ少し
根に持っている。

 


 

でも、社長。

 

一度、冷静に
そろばんを弾いてみてください。

 

その人。

 

求人広告費、ゼロです。

 

面接の手間、ほぼゼロです。

 

仕事の教え直し、ほぼゼロです。

 

社風に合うかどうかの賭け、
これもゼロ。

 


 

新しく一人採ると、
どれだけかかりますか。

 

広告費。

 

面接の時間。

 

入社後3ヶ月の教育。

 

そして、合わなかったときの
やり直し。

 

小さな会社にとって、
これは決して軽くない。

 


 

その全部を、
すっ飛ばせる人材が、
今、電話の向こうにいるんです。

 

しかも。

 

外の会社を見てきている。

 

よそのやり方を知って、
そのうえで
「やっぱりここがいい」と
言っている。

 

これ、社交辞令じゃありません。

 

比べたうえで、選び直した。

 

これ以上の褒め言葉が
ありますか。

 


 

ここで、社長に
お伝えしたいことがあります。

 

戻ってきてもらえるかどうかは、
実は「今」決まるんじゃない。

 

辞めるときに、決まっています。

 


 

「裏切り者」と言って
送り出した会社には、
誰も戻ってきません。

 

当たり前です。

 

連絡すらできない。

 

でも、

「お疲れさま。またいつでも顔出してな」

 

そう言って送り出した会社には、
戻る道が残っています。

 

辞め際の10分が、
3年後の採用力になる。

 

これ、本当です。

 


 

だから社長。

 

今日から、こうしてください。

 

ひとつ。

 

辞める社員を、恨まない。

 

最後の日は、笑って送り出す。

 

ふたつ。

 

辞めた人が顔を出しやすい空気を、
社内に残しておく。

 

「あいつの話はするな」を
やめる。

 

みっつ。

 

これは社労士としてのお願いです。

 

戻ってきた人の扱いを、
先に決めておいてください。

 

勤続年数を通算するのか、しないのか。

 

有給休暇や退職金は、どう数えるのか。

 

ここを決めずに感覚で扱うと、
今いる社員との間で
必ずもめます。

 

温かく迎えることと、
ルールを曖昧にすることは、
まったく別の話です。

 


 

社長。

 

去った人を敵にすると、
会社の周りに
敵が増えていきます。

 

去った人を味方にすると、
会社の周りに
応援団が増えていきます。

 

戻ってこなくても、
その人が誰かを
紹介してくれるかもしれない。

 


 

人が減るのは、
どこの会社でも起きます。

 

問題は、そのあと。

 

出ていった扉に、
鍵をかけるのか。

 

かけずに、
そっと開けておくのか。

 


 

「おかえり」

 

この4文字が言える会社は、
強いです。

 

社長、扉、開いてますか。

 

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