vol.0183

 

 

ビジネスには再現性と非再現性の

両方が必要


 

 



誰でも真似ができて同じ

成果が出せるレシピを

持って再現性を高める

 

 

 

しかし

それもいつまでも続く

わけではない

 

 

なぜなら、

やがてそれは他から真似

られるからだ

 

 

 

だからこそ

同時に真似をすることが

難しい

 

 


すなわち

再現性の低い要素をレシピに

加える必要がある


 


 

再現力とは、

たとえば野球ならば、同じコース

に来た同じ球種のボールに対して

 

 

同じスイングをすることによって、

ヒットを再現できる力をいうし

 

 


料理の世界ならば、

同じ材料を同じように調理して、

同じ味再現できる力をいう


 


 

このような再現力がなければ、

プロの世界では到底通用しない

 

 

 

これはビジネスの世界において

も同じだ

 

 


同じことを頼んでも一回一回

結果が変わってしまうようでは、

 

 

 

安心して仕事を任せることは

出来ない

 

 

 


どのような世界においても

再現力は仕事の基本という

ことだ

 

 

 

 

では、

再現力を高めるには

どうしたらいいのだろうか?

 

 

 

 


成功を繰り返すためには、

成功した要因を整理する
こと
が何よりも重要だ

 

 

 

 


にもかかわらず、たいてい

の人は成功の要因をあま
り考えない

 

 

 


失敗したときには、何が

いけなかったのかと誰し

も考えるものだ

 

 

 

 

しかし、

成功したときには結果を

喜ぶばかりで、

 

 

その要因まで考えようとは

しないことが多い

 

 

 

いわば、失敗は点のような

ものだ

 

 

 

しかも単純で分かりやすい

 


同じ事をすれば、なぜか必ず

同じ失敗に行き着いてしまう

 

 

ところが、

成功というのは、想像以上に

繰り返すことが難しい

 



なぜならば

成功にはいくつもの要素が

絡み合っているからだ

 

 

 

そう考えれば、

成功は面に似ているといえる

かもしれない

 

 

 

 

それぞれ点が複雑に絡み合って

いるからこそ、すべてを再現

することが難しいのだ

 


 

ということは、

成功を繰り返すためには、

そこに至る

 

プロセスを忠実に再現する

 

ことが必要なのだ

 

 

 

つまり、料理に例えれば

レシピを手に入れなくては

ならないということだ

 

 

 


どのような材料を、どういう

順番で、どのように加工し
ていくのか

 

 


正しいレシピさえあれば、

料理をすることは難しい

ことではない

 

 

 


失敗の大半は、レシピを無視

して適当に分量を測ったり、

 

 

順番を入れ替えたりすること

で起こっているからだ

 

 

 

ビジネスの世界でも、レシピに

忠実に仕事をすることは重要だ

 

 

 

しかし、

これだけではビジネスの世界

で生き残っていくことは難しい

 

 

 

再現性の高いビジネスモデルは

効率がよく、商品やサービスの

質も安定している


 

 


安くて質の良い商品が安定

して供給できるというわけだ

 

 


だが、

そこには大きな落とし穴が

ある

 

 

 

それは、真似されやすいという

こと

 

 

 

つまり、

ビジネスの世界には必ず競合他社

が存在する

 

 



再現性を高めれば高めるほど、

他社も真似しやすくなると

いうわけだ

 

 

 

であるからこそ、

非再現性が必要だという

ことだ

 

 

 

たとえば、調理の技術


 


 

 

五年、十年という経験を

通してしか身に付かない

技術が必要となれば、

簡単に真似できない

 

 


結局、

効率化だけでも非効率化

だけでも、ビジネスは

成り立たないということ

 

 

 

あなたの会社には

再現性と非再現性を併せ持った

強みがありますか?