夏草の賦という、司馬遼太郎の本を読みました。

友達に薦められて、読んでみようぜ!ってなって、
めちゃくちゃ推されたので、読んでみました。
大好きな戦国時代の話で、主役は長曾我部元親っていう人。

知ってます?

土佐(高知県)の戦国大名で、
もともとは土佐の中でもちっちゃな地域を治めている、ちっぽけ大名。
そんな小さな大名から、四国全土を統一したっていうすごい人。

ただ、この本の主題は、そこにはない。
「この人すげー!!」っていうのは印象として強くない。

本の最後に、司馬さんがこう書いています。
「筆者は、長曾我部元親において人間の情熱というものを考えようとした」と。

人の情熱っていう部分で、ほんまにそーやなぁって、
全編を通して振り返ると強く共感できるんですよ。

簡単に書くとこうです。

はじめ元親さんは、「オレは天下(全国)を統一するぞぉ!!」って、
めっちゃ情熱に溢れまくってた。
だから、ちっちゃな田舎大名から、四国を統一することができた。
「よっしゃ、めっちゃええ感じやん!このまま天下取るぞ!」
って、四国から出て行こうって思ったら、
織田信長さんとか豊臣秀吉さんっていう人が、
すでに日本の中心にいてて、その人がほとんど天下取っちゃってる。
「何言ってんねん、オレが天下取るねんっ!!」
って、最初は立ち向かったけれども、
結局圧倒的な戦力の前に、どうしようもなくなってしまい、
最終的には、秀吉の前で降伏することに。
今まであれだけ頑張って、増やしてきた領土も、
四国の3/4を秀吉に没収されて、土佐に逆戻り。

その瞬間、元親の「情熱」っていうのが、
プツリと消えてしまった。

情熱が無くなった元親さんは、人生の後半を惰性で生きてしまう。
愚痴っぽくなったり、自己中心的になったり、
完全にベクトルが外向きになってしまう人生。

「オレが悪いんちゃうねん、オレめっちゃ頑張ってん。
だって、一回四国統一したもん。
せやけど、秀吉さんとかが中央で、あんな力もってたら、
なんぼ頑張ったって、オレなんか無理やん。
オレが悪いんちゃうねん、オレが生まれた場所が悪いねん。
オレが土佐じゃなくて、近畿とか尾張とか、あの辺に生まれてたら、
絶対オレが天下取ってるわ」

って、言い始めるんです。完全にベクトル外向きですよね。

その結果、秀吉が亡くなってからの、
時代の流れについていくことができず、
長曾我部家は、関ヶ原の戦いで負け、歴史から消えてしまった。

そんな背景があるそうです。


戦国大名って、一国一城の主ってこと。
今で言うならば、社長ってそーやと思うんすよ。

つまり、自分の「情熱」次第で自分の人生や、
自分の家族、自分の周囲の仲間や友人、
自分についてきてくれてる人、自分に関わる全ての人、
っていうのが変わっちゃうんだよっていうことを学びました。

戦国っていう世界と、今の仕事っていう世界を比べたら、
仕事の世界ってかなり、やりやすいと思う。

自分は、社長である以上、家族の筆頭である以上、
情熱って絶対に持ち続けていこう。
いろいろ壁やしんどい事っていっぱいあると思うけど、
それを乗り越えるのが、リーダーの仕事やなって。


以上、感想文でした。


友達に薦めてもらったときに、
酔っ払ってて、「感想文書くで!!」とか言ってしまったばかりに、
一生懸命読んでしもたやんけ!

結果オーライw


社長として、リーダーとして、夫として、父として、
多くを背負っていく人には、是非読んでほしいと思った本でした。




でも、あまりにも長曾我部元親が不憫に思ったので、
「信長の野望」にて、僕が彼を天下人にしてやることにしました。
オレに任せとけ!!