ブログをのぞいてくださり、ありがとうございます。
日本語教育を通してハッピーなコミュニケーションを目指す
オーストラリア在住
フリーランス日本語教師
ＴＣＳ認定コーチ
ＭＣＳ認定マザーズティーチャーの
国枝麻衣子です。
先日、海外在住の親御さんを対象に、
お子さんの日本語教育ご相談会×マザーズコーチングオリエンテーション講座を開催しました！
オーストラリアから2名、
なんとスイスからも1名、真夜中にも関わらずご参加くださいました！
オーストラリアのお二人はお子さんがまだ0歳
スイスの方は11歳、と年齢幅がありましたので、
最初にどんなお悩みがあるか伺い、
できるだけ皆さんにとって意味のある時間になるよう心掛けました。
お三方とも国際結婚で、しかもご主人の母語の国に住んでいらっしゃるということ。
そのうちお二人はご主人がある程度日本語がわかるけれども
お一人は全然わからないので、
日本語でお子さんと話していると「疎外感を感じるからやめてほしい」と言われるというお悩みが。
このようなお悩みは非常に多いと思いますので、
お話ししたことをまとめてみました。
一人一言語ルール （One Person One Language)
例：お父さんは英語、お母さんは日本語で話すことを徹底すること
もしくは
家ではマイナー言語、外では現地語ルール（Minor Language at Home）
例：オーストラリアに住む場合、家では日本語、外では英語を徹底
このどちらかを徹底したほうが
子どもは二言語を混同しにくく
相手や環境によって言語を使い分けられるactive bilingualになる・・・
と言われています。
でも実際は両親ともお互いの言語をある程度わかっていないと
この状況は作れないですよね。
理論的にはわかっていても
家族がハッピーじゃなく
誰かがストレスたまる状況なら
無理してやることないと思います。
で、言語習得理論はいったん置いといた場合、
ご主人と協力して子育てを楽しむこと以上に、大事なことってありますか？
ご主人が疎外感を感じてしまうようなら、
一旦その意見を受け入れてみましょう。
産後は何かと忙しくて、
夫にかまってる余裕なんてない！・・・ですよね。
だからこそ、ご主人の協力が不可欠なので
そこはご主人がちゃんとわかる言語で育児に巻き込んじゃったほうが
自分も楽になると思います。
そのうえで
「私はこんな風に子どもに育ってほしいんだー」
と、"I" メッセージで気持ちを伝える。
お子さんに対してよく使う日本語だけは、
少しずつ教えておくと
ご主人もさほど疎外感感じないかも？
ただね、
自国に住んでいて
パートナーさんの言語を少しも学んだことがない方に
一言、物申したい・・・
海外で子育てするって孤独なんですよ。
自国の常識と違うことも多い、
周りで起きていることも１００％は理解できない、
言いたいこと１００％言えない。
さらに子どもが自分の言葉を理解してくれないのはさみしい。
だから、せめて
パートナーさんには共感してもらいたい！
この気持ちをご主人に伝えてもいいんじゃないかなって思います！
「私が英語を学んだおかげで、すばらしい旦那さんに出会えたわけだし」
とおだてるのもアリ～
「疎外感感じるから日本語やめて」じゃなくて
「今、なんて言ったの？教えて？」っていう態度に変わったらいいなぁ。
マザーズコーチングはお子さんに対してのコミュニケーションについて学ぶのですが、
実はパートナーさんに対してもかなり使えるスキルです！
また別のお悩みについては、続きを書きますね。
今年も残すところ2か月弱。
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