前方の乗用車への配慮はプロの証明 | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

トラックのキャビンからの視界を体感されたことがあるでしょうか?
私は、小学校三年生くらいに初体感しました。感激というか、興奮したことを良く覚えています。
とにかく見晴らしが良いし、何か自分が偉くなったかのような錯覚を受けました。

今では、乗用車に乗る機会のが断然に多くなり、トラックからの威圧感を多く感じることが多いです。

信号待ちなどで、後続車が大きなトラックの時は、やや身構えてしまいます。少し離れて停止してくれれば、問題ないのですが、時折、追突されるのではないかと感じるくらいに接近して来るトラックがあります。

正直怖いです。

私は前方の車と車間距離を開けて停止していますので前に詰めて威圧感を避けようとすると、またトラックも車間距離を詰めてきます。

どんなトラックのドライバー心理が働くのでしょうか?

どんな教育をすれば、一般のドライバーからの好感が得られるトラックドライバーになれるのでしょうか?

まずは、前を詰めるトラックドライバーの心理は、少しでも早く発車したいという心理でしょう。
ただ、恐ろしい話ですが、運転席の高いトラックドライバーの目線は高くて遠いのです。直前の乗用車はほとんど視界から消えてしまいます。信号の変わりバナの追突事故が多いのも理解出来ます。

トラックドライバーの目線は2~3台先に行っているのです。

次に、
どんな教育をすれば、一般のドライバーからの好感が得られるトラックドライバーになれるのでしょうか?

まずは、ショック療法ではありませんが、停まっている前車に追突した事故がどんな事態に発展するかを事例を用いて、良く理解してもらいます。
・トラックが乗用車に追突すると低速で追突しても大破する場合があります。しかも過失割合は100:0です。
・今時の追突事故は高い確率で人身事故扱いとなります。ムチウチ症状が出たと診断書が出れば100:0の事故は多額の費用を請求されることも覚悟しておかなくてはいけないです。
・玉突き事故は、更に最悪の結果を見ます。言うまでもなく、100:0の事故です。

次は プロドライバーとしての前方車両への配慮です。

乗用車は後方からトラックが異常に近づくと後ろが気になって、前方不注意になりがちです。結局は、急ブレーキをされるリスクを高めてしまい後続車であるトラックドライバーにも危険が及ぶのです。

車間距離は、大きすぎると割り込みされるのを避けたい心理が働くために狭くなっていく訳です。

割り込みされにくい車間距離は、道路状況や速度や道路の混み具合によって、変化します。

ただ、言えるのは、片側二車線の道路ではキープレフトすることが割り込まれる回数は少ないということです。

キープレフトを念頭に入れ 状況に応じた車間距離を保ち、目線は遠くにし過ぎない運転スキルを教育していきましょう。



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小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

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