携帯を触りながらする運転の3つの恐怖 2015/08/23 | JTDO酒井誠

JTDO酒井誠

プロドライバーを育てる3つのルール【5刷】と
プロドライバーの教科書【3刷】の著者(共に同文舘出版)一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構 [JTDO]代表理事

現代のトラックドライバーは以前に比べて「誘惑」が多いと思います。

その最たるものが、携帯電話やスマホだと思います。

工場勤務や販売員であれば、他人の目や上司の管理下にあるため、割り切ってロッカーに入れていたり、手元に置かないように出来ると思います。

しかし、トラックドライバーは誰にも監視されていないトラックの運転席ではドライバーの意思に任されています。

信号待ちや荷待ち時間についつい携帯を触ってしまいます。

トラックが停車している時ならまだマシです。

トラックの追走をしているとどうもおかしいと感じることがあります。

それは、
・小刻みなブレーキワーク
・速度が周囲に比べて遅い
・フラつきながら走行
・急ブレーキがしばしば
・ウインカーを出さずに進路変更
など

大抵、携帯を触りながら運転しています。

メールなどの着信が知らされると気になって仕方ないのだと思います。

トラックを運転しながらとは、それにしても危険な行為です。

この行為には3つの恐怖が潜んでいます。

まずは、①前方の車両への追突
ドライバーは前を気にしつつ、走行しているつもりでいますが、実際にはイレギュラー対応はほとんど出来ない状態と言えます。トラックが軽く接触したつもりでも、軽車両ならおそらく大破してしまいます。

2番目に
②二輪車等のすり抜けへの接触の恐怖

トラックドライバーの視界は元々高く、周囲の見晴らしは良いのですが、低いところの視角は見落としがちです。

にもかかわらず携帯を触っていると前方の注意をするのが精一杯になっており、後方や側方の注意力は皆無に等しい危険な状態です。

最後に
③車高に関する恐怖

②と同様にトラックの運転席からの視界は広く、見渡しが利くのですが、手元に注意が行く時は車高に関する注意が欠落します。

地図を見ながら、走行する時も同じです。

・橋桁や鉄道などのケタに荷台をぶつける。
・道路幅の狭い商店街でネオンや看板に激突する。
は実際にあることです。

3つの恐怖はどれも、とても高額の被害額となることは間違いありません。

総重量で4トンから30トンくらいの物体を操っている「運転士」であることをお忘れなきよう お願いしますね。




更に詳しく知りたい方は、↓
小さな運送会社のためのプロドライバーを育てる3つのルール

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