先日、マツキヨのネット通販を利用して驚きました。
注文したのは、歯みがきと歯ブラシ。
合計2,000円で送料無料なので、歯みがきチューブを3本、歯ブラシを2本頼みました。
すると、わずか2時間後にピンポ~ン。
「マツキヨで~す」
駅前、歩いて5分の場所にある店舗から、在庫の品を届けてくれるので早いのですが……。
でも、「だったら、歩いて店まで行けよ」とツッコミがありそうです。
全くそのとおり。
街を歩いて周囲を見たり、外の風に当たったり、店員と会話したり、ついでにほかの商品にも目を向けたり──必要な刺激ってありますよね。
週末にゴルフ場では歩きますが、ふだん歩く機会が減ると、こんどは動くことがめんどくさいと感じはじめるかもしれません。それはキケンです。
株式投資も同じです。
いや、相場なんてひとりでやるものです。
誰も助けてくれません。
ただ、独立しているのと、孤立とはちがうと思うのです。
なにかあったとき、相談できる人がいるとか、たまにはカジュアルな相場談義をする相手がいるとか、社会人としてのバランスを保つためにも、そうしたつながりが必要です。
そのうえで、自分だけの判断で、自分の責任でおカネを動かす──基本形のように思うのです。
独立というは、自分で考えて自分で決めて行動できるけど、困ったときは誰かに助けを求めることができる、ちゃんと必要なヘルプメッセージを発信できる状態ではないでしょうか。
山のなかで完全な独り暮らしをしているケモノではなく、社会人です。
それほど人と会う機会がなくても、多くの人と深くつながることで自分の生活が成り立っています。
日常生活が孤立しているような状態で、パソコン画面とにらめっこして稼いでいるデイトレーダーもいますが、特殊な天才でしょう。