最近また、地震が多いと感じます。
 
以前は震度4で「うわぁ、揺れた」なんて言っていたのに、最近は「たいしたことない」……
慣れというのはオソロシイものですが、実際、日本の家屋は総じて堅牢ですね。
 
といっても、揺れ方によっては意外な壊れ方をしたりします。
あるいは、建物は平気でも家具の転倒などでケガをするケースも少なくないでしょう。
 
家具の転倒防止は、最も優先的な対策です。
 
下の写真は、うちのオフィスです。
背の高い什器(書棚)が倒れたら、大ケガの可能性大です。
 
場所によって方法はいろいろですが、この場合は、躯体(コンクリート)にボルトを打ち込んで固定してあります。
 

 

梁は石膏ボードで覆ってありますが、内部の梁(コンクリート)まで穴をあけ、ボルトを打ち、金具で書棚を固定しました。もちろん、左右1カ所ずつ、合計2カ所です。

 

背の高い家具と天井の間に「突っ張り」を入れる方法も紹介されていますが、ガクンと揺れたらカンタンに外れます。きちんと固定するのが正解でしょう。

 
DIYが趣味で、ムダなことをしてお金を使うこともありますが、道具を持っていることで、こうした施工も自分でできます。なによりも、アイデアがすぐに浮かびます。
 
どうやって仕上げるか──考えたり、こうした金具を探したりする時間が、また楽しいのです。