「千三つ」(せんみつ)とは、大うそつき、あるいは「まれにしか結果の出ないビジネス」を意味します。

 

千のうち3つしか本当のことを言わない……ゼロではなく、千のうち3つは本当なのですが、「大うそつき」のサイテー野郎というニュアンスです。

 

後者は、「千の商品のうち3つしか当たらない」というように、商品開発が非常に難しい業界を指します。

 

いずれにしても、かなり否定的な表現です。

 

売買のツールとして、EA(イーエー、Expert Advisors)、トレードシステム、インジケータ等々、いろいろな呼び方で多くの種類が出回っています。そういったものに携わる人に質問したことがあります。「機能するのは、どれくらいの割合ですか?」と。

 

その答えにビックリ!

数千本あっても、ちゃんと機能するのは数本」とのことでした。

 

「千三つ」というのは、極端な数字を当てはめた表現ですが、その千三つよりずっと下なのが実態です。どうやって、まともなものを見つけろというのか・・・

 

しかし、値動きを数式的に定義して、機械的に売買タイミングをはかるのは、意外としんどい作業です。だから、「まじめに取り組んだ結果、ダメダメなシステムになってしまった」というケースは山ほどあるでしょう。

 

ところが、この現実をふまえて、「テキトーにシグナルが出るヤツを作って、投資家に買わせよう」という輩も少なくないのです。例えばどんなものがあるか、次のブログで説明しますね。