いつもたくさんの『いいね』やコメントなど本当にどうもありがとうございます!
コメントにもあったように
そうなんです!
軽くホラーですよね
(こんな状況)
別に内容をおもしろおかしくしようとして
わざと書いているわけでは無く、
ふと昔を思い出し
そういえばそんな事があったな…
という感じです
よく漫画やドラマにあるような状況。
実際に私もソレを体験したので
漫画やドラマに
こういったエピソードが出てくると
『あ…同じだ』
となって、
時折この当時の事を
思い出したりしていました。
(実際は恐怖というよりは驚きの方が勝っていましたが…)
当時、そんな光景を
(※私とA子が10代後半の頃の出来事)
全く想像してなかった私は
その部屋の中の状況を見て
本当にびっくりしたのだった
けど、びっくりはしつつも
表面上は冷静を装っていた気がする
なぜならA子自身が
非常に冷静に何事も無いように
振る舞っていたから…
なぜか私は不思議と
動揺しちゃダメだ…と
思ってしまったのだった。
しかし、
私個人が1人で写っている写真が
なぜにこんなにもあるのか…
いつ撮られたかも不明なものまで…
壁に貼られた何枚もの私の写真の他に
よくよく見てみると
隅の方にはみんなと撮った写真も
数枚貼り付けられていた。
それはそうと、
どう見ても私の写真ばかりが
大量に貼られている謎。
(これはいったい…)
冷静を装う…とはいえ、
やはりどこか動揺していたのかもしれない。
その私の動揺に気づいたであろうA子が
ふと私に言い出した。
A子「すごい数でしょう?そこの写真。全部私のお気に入りなの♪」
お気に入り…
私「あぁ…うん…そっか」
A子「本当はまだ壁に貼りたい写真いっぱいあるんだけど、数が多すぎて…。他の写真も見てみる?」
イヤとは言えない空気感…
私「…うん」
分厚い写真ファイルを
3〜4個取り出し見せてきたA子。
いろんな人たちと撮った写真が
たくさん保管されていた。
もちろん、私とA子が一緒に写っている
写真もたくさんあった。
そんな中、私はチラチラと
壁の私の写真が気になる。
するとA子が
A子「…れもんちゃんの写真ばかりで驚いてるんでしょう?」
勘づかれた。
私「……あ…うん… 正直、ちょっとびっくりしたって言うか…」
A子「私ね…言ってなかったけど、実はずっと前かられもんちゃんに憧れてたんだよね」
私「え……?」
A子「だってれもんちゃんかっこいいからさぁ いつも『かっこいいなぁ』って思って見てたんだよね、私…」
か…かっこいい??
かっこいいって何??
え?
どーゆー事!?
A子「れもんちゃんは自分で気づいてないかもしれないけど、れもんちゃんがふとこっち見たりする目…ドキッとする事もあるんだよね」
え……??
え?え?え??
『かっこいい』の意味がちょっと…
どーゆー意味での
『かっこいい』なの?
ドキッとするって何??
この時、
軽く頭の中がパニックになった私
A子「なんかかっこいいんだよね!れもんちゃん!だから目の保養にれもんちゃんの写真をいつでも見れるところに貼ってあるだけだからあんまり気にしないでね! 別に変な意味じゃないから!」
そんなような事を言われ、
ワケもわからずに
私は苦笑いするしかなかった。
A子に『気にしないで』とは
言われたものの
やはりそれなりの衝撃は受けた
私なのであった
『変な意味じゃない』
そう言われた事で
あまり気にするのも悪いのかな…とか
そんな気持ちだったような気がする。
私は気にしないようにしようと
自分に言い聞かせていた。
思えばこの時から
A子の私に対する執着が
すでに始まってたんだと思う。