たくさんの『いいね』やコメントをどうもありがとうございます!とても励みになっております!
コメントは全てありがたく読ませて頂いております。なかなかお返事が書けずすいません 過去のエピソードですが、皆さん読んで下さってすごく嬉しく思っています! 拙い文章ですが暇つぶし程度にでも読んで下さると幸いです♪
※長男が小学4年生の頃(過去)のお話です。
『入ってくんなっ!』
…そう大きな声で言われて
動きが止まるB斗くん
私も中から聞こえた男性のその大きな声に
少々驚きつつも、
何かすごくタイミングの悪い時に
来てしまった感は否めなかった
B斗母「えっ?えっ!? 〇っくん(B斗)!?な…なんで?なんでぇ!?お泊まりは!?」
家の中からはすごく慌てた様子の
B斗くんのお母さんの声も
しっかりと外まで聞こえてきていた。
B斗母「〇っくん(B斗)!!ごめん!!こっち来ないで!!一旦、玄関の外にいてくれる!?」
そうB斗くんのお母さんから言われ、
一旦玄関の外に出て
B斗くんは玄関のドアを閉めた。
私「えー…と、ど…どーしたんだろうね?お母さん…」
B斗「…さぁ… なんだろ…?」
この状況…
本当、子供相手にとても気まずい
(私自身も動揺してしまい、うまい言葉がみつからない)
私「さっきの男の人の声…お父さん??」
B斗「ううん。違う。お父さんじゃない」
私「え…あ…えぇ!? あぁ…そーなんだ…ははは…中にいた人、知ってる人?」
うわぁー…
お父さんじゃない別の男性と一緒に
こんな時間に
(まぁ、離婚してるんだから問題無いんだろうけど…)
B斗「中の部屋のふすまが閉まってて顔見てないから…。お母さんも出て来なかったし…声しか…」
こ…これは…。
もしや、男性との密会中とか
そんなんだろうか?
うわー うわー
気まずい時に
来てしまったぁぁぁ
玄関のドアを閉めてから
ちょっとして比較的すぐに
玄関のドアが開いた。
顔を覗かせたB斗くんのお母さん。
B斗くんのお母さんが私の姿を確認すると
目をまん丸にして驚き…
B斗母「えっ!! あ、〇〇〇くん(長男)のお母さん(私)!?あ!いや…その…え?え?あの…どうされたんですか!?」
かなり動揺していた
そう言いながら玄関の外へ出てきて
玄関のドアを閉めたB斗くんのお母さん。
その姿に私は唖然…
ヨレヨレに慌てて着たような
ロングTシャツ1枚に、
頭はボサボサ
そのボサボサの頭を
必死に手で何度も撫でながら
整える仕草をしていた。
B斗母「え…あの、お泊まりは?」
私「あ、こんばんは… すいません、突然何も言わずに来ちゃって…。〇っくん(B斗)が携帯の充電器を忘れたから取りに帰りたいと言っていたので…来ちゃいました」
B斗母「え?あ、じゅ…充電器…?ですか??はぁ…そうですか…携帯の。ははは…それはどうもわざわざ…。なんかすいません」
B斗「ねぇ、お母さん。携帯の充電器取りたいから家の中入ってもいい?」
B斗母「あ!いや!!ちょっと待って!お母さんが取って来るから! 今ね、お母さんのお友達が来てて、お友達かなり酔っ払っちゃって変にからまれたりされたら大変だから!ちょっと待っててね」
なんだかかなり必死な様子の
B斗くんのお母さんであった
家の中に入ったB斗くんのお母さんと
中にいる男性の声が
かすかに聞こえる…。
男性「早くとっとと帰らせろよ!」
B斗母「ちょっと待って!すぐ終わるから…」
男性「早くっ…!」
B斗母「わかったから…」
どうやら中にいる男性が
急かしている様子
(なんだかすごく感じの悪い男の人だな…)
そして少し待つとB斗くんのお母さんが
外に出てきて携帯の充電器を
B斗くんに手渡した。
B斗母「では〇っくん(B斗)の事、よろしくお願いしますぅ」
私「は…はぁ……」
そうして私は何事も無かったかのように
子供たちを連れて家に帰ってきた。
ん〜…
もしかして、ウチ…
いいように都合の良い託児所代わりに
させられてる…??
…とは言え、別に私が勝手に
厚意でB斗くんのお世話してるだけだから
何も言えないし、
そもそもB斗くんには罪は無いし…
だけど、男の人とイチャつく暇があるなら
毎日夕飯をしっかり用意するとか、
もう少しB斗くんと一緒にいれる
時間を増やしてあげるとか、
夜はなるべく家にいてあげるとか…
それくらいは
してあげてもいいんじゃないかな
母親である前に女…って事か…。
後日、またまたウチで
お泊まりをしたい!というB斗くん
(夏休み中、もはや習慣のようになっていた)
今までは単純にB斗くんのお母さんが
本当にお仕事などで忙しくて
毎日寂しい思いをしている
B斗くんにただただ同情して
面倒を見ていたところがあったけど…
B斗くんのお母さんにチラつく男の影…。
これ以上、
B斗くんのお母さんにとって
都合の良い存在となる事に
少し抵抗が出てきつつも、
今、B斗くんを突き放したところで
B斗くんがまた寂しい毎日を
送る現実は変わりようがなくて…
悩む私
他人の家庭の事情に首を突っ込むつもりは
サラサラ無かったのだけど、
ここまで来ると簡単には
放っておけず…
(結局、またお泊まりが決定した)
そしてまたまた毎度おなじみの
お菓子の差し入れに
B斗くんのお母さんがウチへやって来た
B斗母「いつもいつも本当にありがとうございますぅ 普段、なかなか〇っくん(B斗)の事をかまってやる事ができなくて…。正直、すご〜く助かってます♪なんだかすごく〇〇〇さん(私)のところが居心地いいみたいで…。ちょっと嫉妬しちゃうなんてね」
…なんて、のんきな事を言っていた
B斗くんのお母さんであった
そしてまた少し話をしたあと、
ふとB斗くんのお母さんの方から
先日の夜の事について
自ら話を始めたのだった
B斗母「あのー…先日、ウチに男の人がいたのを知っちゃいましたよね? その…、彼は〇っくん(B斗)の父親では無くてぇ…」
私「あぁ…それはなんとなく。〇っくん(B斗)がそんなような事を言っていたので…」
B斗母「じ、つ、は…あの時いた人、私の彼氏なんですよぉ〜」
………
……いったい何の報告だろうか…?
私「あぁ、そうだったんですね あ、もしかして再婚を視野に入れてるお相手とか…?」
B斗母「あ、いや…全然!そんなんじゃないですよ〜 けど、やっぱりシングルって寂しいんですよね〜」
私「まぁ、その…別に彼氏さんがいるのとかはいいとは思うんですけど…」
B斗母「??」
私はちょっとその時に
チクリと言ってしまったのだった
私「…その…せめてその彼氏さんと一緒の時でも〇っくん(B斗)と一緒に夕飯食べてあげるとか、夕飯を作って置いといてあげるとか…少しでも出来ませんかね?〇っくん(B斗)、実はずっと寂しがってると思うんです…」
一瞬、きょとん…とした顔をする
B斗くんのお母さん。
B斗母「あ、それは全然大丈夫です。それはご心配なく! 〇っくん(B斗)は本当に聞き分けの良いすごく理解のある子なので それに、彼氏と一緒に…は無理なんですよ 彼…大の子供嫌いなので」
私「は?」
B斗母「私もね、別に嘘ついてるわけじゃなくて本当に普段仕事で忙しいんですよ!私は〇〇〇さん(私)と違って養ってくれる男性がいるわけでも無いのでね」
私「………」
B斗母「だから彼氏と会う時間を作るのも結構大変で…。どうしても平日は夜しか会えないし、彼が子供大嫌いだから〇っくん(B斗)とも今まで一度も会わせた事も無いし…」
私「あの…失礼ですけど、自身に子供がいる場合、それってお付き合いしていてもあまり未来が無いような気が……ごめんなさい。余計なお世話だとは思うんですけど、やはり〇っくん(B斗)が今のままだとあまりに不憫で…。せめてご飯くらいはお母さんの手作りを…」
B斗母「…… …わかりました! ご指摘ありがとうございます そうですね!ちょっと私も〇っくん(B斗)に甘え過ぎてました!気をつけますね♪」
明るくそう返答したB斗くんのお母さん
であったが…
B斗母「でも…『彼』の事は絶対に〇っくん(B斗)には内緒にしてて下さいね!お願いします!」
「あの子(B斗)には夜『お仕事』って事にしてあるんです。〇っくん(B斗)をこれ以上傷つけたくないですよね? なら、黙ってて下さいね♪」
………
B斗くんは
お母さんに彼氏がいる事
全く知らないのかな…。