さすがに他人の家の庭で
立ち小便をするような子に
育てた覚えは無いぞ
最初の不法侵入の話も大概だけど
さすがに
よその家の庭で立ち小便て…
そんな事を思いながらも
まさかの『万が一』を考え、
詳しくその事について私はK先生に聞く。
私「それは間違いなくウチの〇〇〇(長男)だった!という話なんでしょうか?」
K先生「はい。確かに間違いなく〇〇〇くん(長男)だったとおっしゃられてましたよ」
私「本当に本当に見間違いとかでなくて??…とか思ってしまうのですが…」
K先生「私も確認しましたが相手の方は『間違いなく〇〇〇くん(長男)でした』とハッキリ言ってましたので…」
私「顔をハッキリ見たのでしょうか?」
K先生「……見たんじゃないでしょうか? 見たからまた学校に連絡が来たわけですから」
私「…ちょっと待ってて下さいね」
電話を一旦保留にする。
私はK先生と電話で話しながら
あまりの出来事(庭で立ち小便)に驚いて
正直、少し動揺してしまった
この日は長男と仲良しメンバー(友達)
上級生(2年生)も含め、
6人くらいがウチに遊びに来ていて
(もちろんGくんはいなかったけど)
長男と一緒にみんなでゲーム🎮をして
部屋で遊んでいたが、
横から迷わず私は長男に聞いた。
私「ねぇっ! ちょっと!今、〇〇〇〇先生(K先生)と電話中なんだけど、アンタ(長男)〇日の〇曜日、どこ行ってた!?」
(多少動揺していて居ても立ってもいられなかった私)
長男「え〜!? わかんないよ〜」
まわりの子供たち(友達)が騒ぐ。
「え!?何?何?」
「どーしたの!?」
「なんで先生と電話してんのー?」
「なんかあったのー?」
その言葉をよそに私は長男に追求する。
私「アンタ(長男)、よその家の庭でオシッコしたって本当なのっ!?」
長男「はぁ〜!?」
ゲラゲラゲラ
まわりの友達みんな大爆笑
私は話を続ける。
私「なんか友達の誰かの家の庭で〇〇〇(長男)が立ちションしたとか言ってんだけど…」
長男「はぁ?なんでそんな話になってんの?オレ、人ん家の庭でオシッコなんかしないし!」
私「…だよね〜 ありえないよねぇ」
すると2年生のAくんが
Aくん「大丈夫だよ〇〇〇(長男)のかーちゃん(私)!! それ、絶対嘘だよ。俺ら毎日コイツ(長男)と遊んでるけど、よその家の庭でオシッコした事なんかねーから!」
更に続けて2年生のBくんが
Bくん「それは本当にしてないと思うよ 〇〇〇(長男)がそんな事してたら俺らすぐわかるもんね」
私「本当? ちょっとそれ、証言してほしーわ」
遊びに来ていた1年生(同学年)の友達も
話に加わり、
Dくん「〇〇〇(長男)のお母さん。それってさ、誰の家の話してんの?」
私「それがさぁ〜、相手の名前を教えてくれないから困ってんだよね〜」
Dくん「名前言わないんだったら誰の家かわかんないじゃん。やっぱり嘘なんじゃないのー?オレも〇〇〇(長男)が人ん家の庭でオシッコするとこなんて見た事ないし」
Eくん「それ、オレも〇〇〇(長男)じゃないと思う〜。だって〇〇〇(長男)ってそーゆー事しなさそう!」
この時、お友達みんなが真っ先に
長男を疑う事も無く、
みんな長男をかばう話ばかりしていて
すごく嬉しくなった
(ありがとう!みんなっ!)
長男「マジでオレじゃないから。ソレ」
長男本人も完全否定!
(特に焦って嘘をついている様子も無く…)
私は強気になって再び電話に戻る。
私「あ…先生。すいません、お待たせして」
K先生「いえ…大丈夫ですよ」
私「あの…今、〇〇〇(長男)とその友達数人がウチでゲームやってまして、その話を今確認したところやはり〇〇〇(長男)ではないと言っておりますので たぶん本当に人違いなのでは?」
K先生「それは〇〇〇くん(長男)本人が言っている事でしょうか?」
私「あ、いえ…他の子供たちもみんないつも〇〇〇(長男)と一緒に遊んでますがそんなところ一度も見た事がないと言っています」
K先生「それは…みんなはもちろん見ていないと思いますよ?」
私「え… なぜでしょう?いつも一緒に遊んでいる子たちならよく〇〇〇(長男)の事を見ているはずですし…」
K先生「夕方のチャイム(17:30)にはみんな家に帰っていますよね?」
私「はぁ… まぁ6時(18:00)くらいまで遊ぶ子もいるにはいますが…」
K先生「〇〇〇くん(長男)がお庭で立ち小便をしているところをその方が目撃したのが、6時半から7時の間(18:30〜19:00)だと聞きましたから。みんなは知らないはずです」
ん?? 6時半から7時の間!?
私「それは間違いないですか?先生」
K先生「はい。そう聞いています。…ですからその時間の〇〇〇くん(長男)の行動をまわりの子たちが見ていなくても何も不思議はないですよね?」
あー…
これはもう
完全に相手の嘘だ
私「あの…先生、やはりそれは完全に嘘の報告ですよ。間違いないです」
K先生「なぜそう言い切れるのですか?外での〇〇〇くん(長男)の行動をお母さん(私)は把握されていませんよね?」
私「外での実際の行動は確かに全部把握しているわけではありませんが…6時半から7時頃までの話ですよね?そんな遅い時間に外で遊びませんよ」
K先生「まぁ、普通に考えればそうかもしれませんが…まだこの時期は7時頃でもまだまだ明るいですからね。外にまだいる子もいるでしょう」
私「まだウチの子は1年生ですよ?」
K先生「1年生でも遊ぶ子は遊ぶのでわかりませんね。親御さんが働いてて帰りが遅い家とかでも子供が遅くまで遊んでて気づいてない親御さんもいますからね」
「実際、その日の〇〇〇くん(長男)はその時間まで外にいたかもしれませんし…」
私「それは絶対にないんですよ、先生。 なぜならウチはドが付くほど門限には厳しい家なので」
「怒られるのがわかっているから〇〇〇(長男)はまず絶対に帰りが6時を過ぎる事は無いんです」
K先生「…それは確実に確認が取れていますか? その時間に100%お母さん(私)が家に居た!…という自信はありますか?」
私「はい。毎日必ずその時間には私は家におりますから。〇〇〇(長男)は間違いなく6時までには帰宅して家にいましたよ!」
K先生「…それだと変ですね。相手の方は『絶対に〇〇〇くん(長男)だった!』と言ってましたから…」
私「6時半と言ったらすでに家で私たち家族は夕飯を食べている時間です。夕飯に〇〇〇(長男)がいなかった、なんてそんな事はありえません」
「だから前回の不法侵入の件もそうですが、今回のそのお庭の話も、実際には無い話なのか全くの人違いか…しか考えられません!」
K先生「…そうですか…。それはもう一度、相手のその保護者の方に確認が必要ですね。わかりました」
私はこのままではらちが明かないと思い、
更にその先、一か八かで
K先生にカマをかけてみる事にした。