私も内心、わかってはいた。
夫のこんなの虚言に決まってる！
そんな死ぬ勇気なんてあるわけない！
こんな事くらいで死ぬわけない！！
死ぬなんて言うのは
ただ同情して欲しくて
自分(夫)自身が可哀想になってヤケになって
ただ言っているだけだと…
でも、夫の性格からして
この人はヤケになると馬鹿な事でも
平気でやってしまうところがある
そーゆー人っているよね
ムキになって無茶するタイプの人間
夫はそーゆータイプの人間
だからこそ、そこが怖かった
ヤケになった後、冷静になるまでに
時間がかかる人だから
そりゃ、死んだあとに冷静になって
『あーあ。やっぱり死ぬなんてアホだったなー
。やっぱりちょっとやりすぎたわ！死ぬのやーめた。生き返ろ！
』
とかできればいいけど、
そんなん当たり前に無理だし！
笑
『万が一』を考えてしまって、
私はそれが怖くて仕方がなかった
私はいつでも何でも
すぐに『万が一』を考えてしまうのだ
「死にたい死にたい。死ぬ」
とか言ってる奴は本当に死ぬ気無い。
それでまわりは
『またか…
』とか思ってたら
本当に死んじまった！！
なんて話も、最近はよく聞くので…
私はそれが本当に怖かった
昔、過去にも夫と大喧嘩して
ヒートアップしたときに
私は夫に対してかなりひどい言い方をして
すごい責めた時に存在否定までしたら
夫の感情が暴走して、
夫「もう俺なんか消えてやるよっ！！
」
と言って家を飛び出した事があった。
その日、夫が出て行ってから
携帯にかけてもかけても出てくれず…
ほぼ１日連絡が取れなかったとき、
どうせ実家に行ってると思って
義実家に電話をかけて事情を話したら
義両親とも驚いてて
「は？アイツ(夫)から全く連絡も無いし、来てないぞ？何？連絡取れないの？こっちからも連絡してみる」
と言ってくれたけど、義両親の電話にも
全く出てくれず…
夫が行方不明になったとき、
他にもいろいろあたったけど、
誰も夫と連絡取ってなくて…
出て行ったとき
夫はほとんど所持金も持っていなかったから
その時に初めて私の中で
焦りが出てきた。
あの時は本当に１日生きた心地がしなかった
のを覚えている…
結局、その時は夜にやっと夫が
電話に出てくれた時
涙が出るほどホッとして…
その時は、今どこにいるのか聞いたら
海の近くだと言ってて、
身投げにしようか、
樹海で首を吊ろうか考えてた
と言っていた
夫いわく、本気で死ぬ気だったけど
電話に出て誰かの声を聞いたら
気持ちがブレそうだったから
誰の電話にも出なかった、と…。
夜にやっと私の電話に出てくれたのは
なぜか？を聞くと
海岸に着いて死ぬ決心がついて
最後にやっぱり私の声が聞きたくなったと
言っていた夫。
夫の気を立てないように
感情を乱さないように
慎重に話をした。
途中で電話を切られないように
すごい神経使って話をしたのを
今でも覚えている…
そして、途中から震えた声で話す夫に
優しく優しく声かけをして
なんとか説得して
やっと帰ってきてくれた…
そんな事があったから
もう二度とあんな生きた心地がしないような
１日中不安でソワソワ、ハラハラ
する思いはごめんだ
という気持ちが大きかった。
私は思う
いくら自分が傷ついて
自分の思い通りにならないからって
自分の思い通りにいかせようと
本気の『死』をチラつかせる
言動や行動…
本当にこれって
一番卑怯者のする事だと思う
だって、『死』をチラつかせられたら
こっちは、もうどうする事もできなくなる
わけだし…
当たり前の事だけど
やっぱり死なれるのは絶対に嫌だし
特に自分(私)が原因で死なれるとか
本当に絶対に嫌だ！