そんな私が舞い上がっていた頃、
受験などもあり、
すごくバタバタしていた
中学3年生の冬…
みんなで、いつラブレター💌渡そうか?
とか話をしていた頃
うちの母からいきなり夜、
「あっ!Jくんのお父さん、亡くなったらしいから近々葬式に行ってくるからね」
と言われ
私はこの時、
え……
って時が止まるような感覚だったのを覚えてる。
私の頭の中には
小さい頃に自転車を教えてもらった
Jくんのお父さんを思い出していた。
それもあったけど
私が1番その時に
えっ…?ってなったのは
それこそ今日の今日まで
学校で友達とふざけ合ったり
元気に笑ってるJくんを見てたから…。
後日、Jくんのお父さんの葬式が行われ、
帰ってきた母に私は聞く。
私「Jくんたち、どうだった…?」
母「うーん…下の2人(Jくんの妹)はもうすごい泣いてって感じだったけど、Jくんは泣かずにお母さん支えながらシャンとしてたわねー…」
Jくんは、自分のお父さんが
もう長くないこととか
もうダメかもしれないという中で
きっと本人(Jくん)も相当つらかったろう毎日を
あんなに元気に過ごしてたなんて…
その後、思いのほか意外と早くに
Jくんが学校に登校してきて
それも少しびっくりした
彼はお父さんが亡くなったばかりだというのに
とても凛としていて
私はそこで
Jくんは本当に強い人だなぁ…
と感心していた。
で、ここから私はのちに後悔する
行動を起こしてしまう
例の女友達3人はそんなことはどうでも良くて
好きな人に告る!ということばかり。
私は、Jくんのお父さんが
亡くなったばかりだし、
やっぱり告白とかやめる、と言った。
だけど女友達3人は納得するどころか
私の背中を押し出した。
彼がそんなつらいときだからこそ
さっさと告白してそばにいるべきだ!!とか
中学卒業したらもう会えなくなるんだよ!?とか
今勇気出さなかったら絶対後悔する!とか
散々いろいろ言われて
私もだんだんまたその気になってきてしまって
Jくんに手紙✉️を渡す決心をした。
だけど、本当に自分から渡す勇気が無い。
それを見かねた女友達の1人(Yちゃん)が
「じゃー、私が渡してきてあげる!」
と。
私はお願いをした。
学校で渡すのも人目につくから、と
学校の休みの日、
Jくんの家にYちゃんと行って
私は近所の公園に身を隠し、
Yちゃんが1人でJくん宅に訪問。
少ししたら
Jくんの家の玄関出て少ししたところに
JくんとYちゃんが出てきて
何やら話をしている。
遠くからのぞくように見てる私👀
Jくんは、バットを持って素振りを始めた。
しばらくしたらJくんは帰って行った。
そしてYちゃんが私の元へ
近づいてきた。