◎  ユダヤ民族に関する預言 (一)

 

① 1500年B. C頃、預言者モーセがイスラエル人に対してこう預言した。

○  レビ記26:22,44「わたしはまた、あなたがたの間に野の獣を放つ。これはあなたがたから子を奪い、家畜を絶えさせ、あなたがたの数を減らす。こうして、あなたがたの道は荒れ果てる…   。

それにもかかわらず、彼らがその敵の国にいるとき、わたしは彼らを退けず、彼らを嫌って断ち滅ぼさず、彼らとのわたしの契約を破ることはない。わたしが彼らの神、主だからである。」

 

② 1500年B.C頃、預言者バラムがイスラエル人に預言して言った。

○  民数記23:9「見よ、この民はひとり離れて住み、自分を国々と同じだとみなさない。」

③ 700年B.C頃、預言者イザヤがイスラエル人に向かって預言して言った。

○ イザヤ書39:6,同44:28「見よ。あなたの家にある物、あなたの父祖たちが今日まで蓄えてきた物がすべて、バビロンへ運び去られる日々が来る。何一つ残されることはない ー 主は言われる ー。

キュロスについては『彼はわたしの牧者。わたしの望むことをすべて成し遂(と)げる』と言う。エルサレムについては『再建される。神殿はその基(もとい)が据(す)えられる』と言う。」

④  600年B.C頃、預言者ダニエルは預言して言った。

○  ダニエル書9:24-27「あなたの民とあなたの聖なる都について、70週が定められている。それは、背(そむ)きをやめさせ、罪を終わらせ、咎(とが)の宥(なだ)めを行い、永遠の義をもたらし、幻と預言を確証し、至聖所に油注ぎを行うためである。それゆえ、知れ。エルサレムを復興し、再建せよとの命令が出てから、油注がれた者、君主が来るまでが70週。そして苦しみの期間である62週の間に、広場と堀(ほり)が造り直される。その62週の後、油注がれた者は断たれ、彼には何も残らない。次に来る君主の民が、都と聖所を破壊する。その終わりには洪水が伴い、戦いの終わりまで荒廃が定められている。彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物をやめさせる。忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅が、荒らす者の上に降りかかる。」

⑤  518年B.C頃、預言者ゼカリヤが末期の状況について次のように預言している。

○  ゼカリヤ書14:1-5「見よ、主の日が来る。あなたから奪われた戦利品が、あなたのただ中で分配される。わたしはすべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。都は取られ、家々は略奪され、女たちは犯される。都の半分は捕囚となって出て行く。しかし、残りの民は都から絶ち滅ぼされない。主が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山はその真ん中で2つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。山々の谷がアツアルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。わたしの神、主が来られる。すべての聖なる者たちも、主とともに来る。」

⑥  主イエスご自身もこう預言している。

○  ルカの福音書21:5-6 「さて、宮が美しい石や奉納物で飾られている、と何人かが話していたので、イエスは言われた。あなたがたが見ているこれらの物ですが、どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることのない日がやって来ます。」

○  マタイの福音書24:14-33「み国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの[荒らす忌(い)まわしいもの]が聖なる所に立っているのを見たら‥‥  そのとき地のすべての部族は胸をたたいて悲しみ、人の子が天の雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。人の子は大きなラッパの響きとともにみ使いたちを遣わします。するとみ使いたちは、天の果てから果てまで四方から、人の子が選んだ者たちを集めます。いちじくの木から教訓を学びなさい。枝が柔らかになって葉が出て来ると、夏が近いことが分かります。同じように、これらのことをすべて見たら、あなたがたは人の子が戸口まで近づいていることを知りなさい。

⑦ ○  第2テサロニケ2:3-4「どんな手段によっても、だれにもだまされてはいけません。まず背教が起こり、不法の者、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないのです。不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります。」

⑧ ○  黙示録14:19-20「み使いは地上に鎌を投げて、地のぶどうを刈り集め、神の憤りの大きな踏み場に投げ入れた。都の外にあるその踏み場でぶどうが踏まれた。すると、血がその踏み場から流れ出て、馬のくつわの高さに届くほどになり、1600スタディオン(約300Km)に広がった。」

○   黙示録16:16「こうして汚れた霊どもは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた。」

                   ーー  つづく

 

                 2023.10.23

        (次回 ‥   2023.11.2[ユダヤ民族に関する預言のつづき])  

 

 

      集会所‥  札幌市西区八軒6条東4丁目4-11