いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、今ここパワー活用術を、ご紹介してみたいと思います。
今回取り上げるテーマは、どんな偉業であっても、ごく普通のある一日から始まっているということについてです。
私達の人生に巡ってくる毎日の殆どが、何ということはない、ごく普通の一日に過ぎません。
そのために、一日で出来ることを軽んじてしまう傾向があるように感じています。
更に言えば、既に出来ていることは、楽に実行出来てしまうので、そのことにあまり価値を感じなくなる傾向も、あるように感じています。
しかし、想像してみて欲しいのですが、既に出来ていることだからと言って、あまり価値がないと思い、銀行や病院、コンビニやガソリンスタンドなどが、本来の営業時間に営業していなかったとしたら、私達は非常に困ってしまいますよね。
それは、今あなたが既に出来ていて、楽に実行出来ることに関しても同じです。
それをあなたがやってあげなかったら、困る人がいるのです。
そんなふうにして、誰かに必要とされているということは、充分価値があるということではないでしょうか。
ただ、ここで誤解して欲しくないのは、私達はこの世界に存在しているだけで、充分尊く、価値のある存在だということです。
けれども、そういった最初から内包されている価値と、社会的に創り出していく価値とは、また違うと思うんですよね。
そういった意味合いで、私達は、ごく普通の一日の中であっても、立派に価値を創り出しているのです。
それと同じようにして、これまでに成し遂げられてきたどんな偉業であっても、何ということはない、ごく普通の一日から始まっています。
例えば、ウォルト・ディズニーが創り上げたディズニーランドも、J・K・ローリングが生み出したハリー・ポッターの物語も、松下幸之助さんが創業したパナソニックグループも、何の変哲もない、ある一日から始まっている筈です。
その一日が、事業を起こすための運転資金がたっぷり貯まっていて、自由になる時間も沢山あって、天気も良くて、気分も上々で、有名な占い師から、新しく何かを始めるのに良い日だと言われたから、その偉業に着手したというわけではないと思うんですね。
それは裏を返せば、どんな一日からであっても、新しく何かを始められるということです。
とかく私達は、事業を起こすための運転資金が充分にないからとか、忙しくて時間がないからとか、今日は雨が降っているからとか、今日は気分が乗らないからとか、有名な占い師から、今は新しく何かを始める時期ではないと言われたからとか、諸々の理由を付けて、何にも着手せずに、一日をやり過ごすことが多いものです。
でも、新しく何かを始めるための素晴らしい条件が全て揃うのを待っていたら、何にも着手せずに、一生が終わってしまうことでしょう。
例えば、新しく何かを始めることを、もっと時間に余裕が出来てからにしようと後回しにすることは、一瞬で決められます。
しかし、その一瞬の過ごし方を変えることがなかったら、その状態は一日続き、それからも一生続くことでしょう。
つまり、今この瞬間の中に、一日や一生を実らせる種が、既に孕(はら)んでいるということです。
それは良い意味でも悪い意味でも、そのようになっているということですね。
ですから、今この瞬間の過ごし方を大切にすることは、実際には、人生そのものを大切にすることに繋がっているのです。
これまでに偉業を成し遂げてきた方々もきっと、今この瞬間の過ごし方を大切にしてきた方々だと思います。
そして、その偉業とは、何ということはない、ごく普通のある一日から、生み出されているのです
あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております
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佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
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