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good days' diary*

20代会社員。
旅行・読書・カフェ巡りなどがすきです。

経験もない、趣味でもない。

体力もない、根性もない。

スポーツ経験もない私が。


11月に開催されるフルマラソンにエントリーして、ぼちぼち練習をしています。


調子のいい日もあれば、本当に足取りが重くて、つらい日もある。

けれど走っているときの私の脳内は、なぜかいつもドラマチック。

頑張っている自分、でいっぱいいっぱいになる瞬間。

それが今の私にとっての“走る”ということ。


こんな私が、フルマラソン、走ろうかなって軽い気持ちでエントリーして。

でも、なぜか、走り出すと頑張ってしまうんです。


足取りが重たいとき、苦しいとき、ふと、何が私を走らせているんだろうって考えてみた。


お気に入りの音楽。

フルマラソンを走り切ったときに味わうであろう達成感。

変わりたい気持ち。少しずつ変われている実感。

昨日より今日、少しでも走れるようになりたい気持ち。

ゴールしたら祝ってくれるかもしれない多くの人の笑顔。

ゴールするときにきっと走馬灯のように流れる現在の私の努力。

一つ一つの歩みが、足を止めないことが、確実な何かにつながるであろうこと。

もっと心臓を強くしたい気持ち。


いまはたった30分、たった5キロ、走るだけのことがとっても大袈裟になっている。私の中では。


走ることで何になるの、って言われればそれまで。

もっと他に頑張ることがあるって言われればそれまで。



だけど、何か私の中に、どくんどくん、と流れる


成長したい。変わりたい。前に進みたい。


という気持ちがあって、その気持ちが私の背中を押してくれている。



走ったら、痩せるかもしれない。

走ったら、一生のネタにできるかもしれない。

走ったら、少し自分のことが好きになれるかもしれない。


何が変わるか、わからないけど、じっとしているよりは、

前に進んでいる私でいたい。

じっと考えているよりは、体が動けば、心も動くと信じたい。



たった一つのマラソンのために、こんなにもドラマチック。

思ったようにいかない現実。


散らかったままの部屋。あっという間の休日。早起き。眠い朝。

イライラしてるような人の言葉尻。ネガティブな言葉が続く。

結局みんな自分が可愛い。人のことを見ている余裕のない人。

そう思いながら自分の身を振り返ると何にも成し遂げられていない。



痛くても、つらくても、ただ切ないだけでも、あの人のことを何度も何度も

思い返すのは。


本当に好きなだけもしれないけれど。


彼に対する気持ちだけは、まっすぐで、純粋なものだからかもしれない。



本当に長い間、彼のことだけを見つめてきた。

見つめていた気持ちは、ただの憧れかもしれないし、独りよがりのものかもしれない、

あるいは執着か、そのほかに夢中になれるものがなかっただけかもしれない。


理由はどうであっても、彼に対して一生懸命であったことは間違いないし、

むしろここの数年間、何が私の中で一番誇りにできるかって、

彼への気持ちだけなんじゃないかとも思う。




あんたが、あんたのバラの花をとても大切に思ってるのはね、

そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ



星の王子様の名言の一つで、彼も好きだった言葉。


私は、大学のときのフランス語の授業で習ったことをなぜか印象的に覚えている。


思えば、ずっと、ハイヒールを履くような恋をしていたのかな。


履くとキレイに見せてくれるハイヒール。

少し背が高く見えて、いつもより見える景色も違う。でも本当は足が痛い。


彼は、私の知らない世界を知っている人で、私には贅沢な人で、

一緒にいれるだけで幸せで、一緒にいることがすべてだった。


彼に追いつきたくて、少しでも心の中に入りたくて、精一杯背伸びしてた。



少しスタイルよく見せてくれるヒールのおかげで、だんだん好きになってくれて。


そのまんまの私、を見てくれるように、なったのに、もはや脱げない。


ヒールを履いてない自分なんて私じゃない、もっともっと、って思ったからだ。



気づけば、男の人から見れば、可愛くなんてなにもない、

ただの意地で高いヒールを履いていた。


そのヒールで、いろんなものを傷つけて、踏みつけて、その様子は醜かった。


そんなものいらない、って、気づいたときには、きっと少し遅かったんだ。



いざ、ぺたんこの靴に履きかえてみると、結局何も見えないまんまの私だった。



そんな恋だったのかもしれない。