りくりゅうファンの皆様
2025年12月24日のいわゆるクリスマス・イブにこの記事を書いています。
こちら、オークビルのお天気はとても良く、空は青く晴れて、気温も穏やかです。
毎年あまり代わり映えしませんが、一応クリスマスらしき雰囲気を演出してプランターを作ったり
家の中は、もうすでに30年ほど使っている置物を暖炉の上に飾って
お花もクリスマスカラーで揃えています。
ツリーももちろん、近所の教会で販売していたものを今年も買ってきました!
最初は単にオーナメントやライトを付けるだけですが、
昨日・今日あたりでその下に並ぶプレゼントが増えて行って
さきほど写したのがこの状態:
我が家の場合、長男のお嫁さんのバースデーが23日にあるので、早々にご馳走三昧が始まります。
ありきたりのものを出すのも何なので、今年は彼女のために「サーモン尽くし」を催して見ました。
イクラを乗せたブリニ(ちっちゃなパンケーキ)のディルとクレーム・フレッシュ添え
フィンランド風のサーモン・スープ
そしてスモークサーモンのパスタ:
後は単なるスモークサーモンのオードブルもあったんですが、写真を撮る前に食べられてしまっていました。
イブのディナーはステーキと、ほうれん草とリコッタのラザニアを予定しています。また写真を撮ったら載せますね。
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ということで着々とクリスマス当日に近づいて行ってて、もう今年も残すところわずか。感慨深いものがあります。
ついこの間、りくりゅうのお二人と今シーズンの振り付けや衣装のことで盛り上がり、夏のバーベキューを楽しんだり、8月にはローカルの試合に遠足気分で出向いたりしていたのに。
チャレンジャー・シリーズの試合が二つもあったのも新しい試みでしたね?そのせいでいつもよりもいっそう「キツキツ」のスケジュールとなった感があります。
そしてあれよあれよという間にグランプリシリーズが始まり、フランス、アメリカでの試合に出場し、見事に2勝をあげたりくりゅうでした。トップの成績でファイナルに進出し、見事に2度目のGPFチャンピオンにもなりました。
そうやってシーズン前半はミラノ・オリンピックまでの道のりを着実に、自分たちの計画した通りに歩んできたりくりゅうでしたが、全日本では残念ながら思いがけないアクシデントがあり、フリーを欠場することになってしまいました。
つくづく、あの出来事はスポーツの厳しさ、過酷さを再認識させてくれたと思います。ほんの2週間前にGPF優勝の喜びに浸っていたのに、いとも簡単に試練が訪れて、足をすくわれるような目に遭うのだな、と。
それでも少しレンズを引くようにして、物事を冷静に見てみると、りくりゅうにとって、ミラノ五輪が始まるまでにしなければならない事がさほど大きく変わったわけではありません。
もちろん、璃来選手の肩の怪我は望ましいものではありませんでしたが、これまで何度か似たような故障に対処してきた彼女です。
精密な診察を受けてケアの方法を授けられた今となっては、信頼できる理学療法士のパトリックさんをはじめ、優れたサポート・チームに支えられて一日も早い全面的回復に努めるだけです。また、日本から渡部トレーナーが来てくださることになっているのも心強いですね。
ちなみに振付師のマリー・フランス先生も二人への応援のメッセージをいち早く送ってくれました。温かく、力強く、いつもりくりゅうを見守ってくださっているのは有難いことです。
坂本選手のFSプログラムとりくりゅうのFSプログラムは、マリーフランスさんの今シーズンの作品の中でも逸品ではないでしょうか。どちらも本当に選手の滑りの魅力を存分に引き出してくれるパワーがあります。ミラノの会場でどのような輝きを放つのか、観るのが本当に楽しみです。
また、オークビルのリンクには来月早々、それぞれのナショナル選手権に出場するアメリカやカナダのチームメイトがいます。彼らから醸し出されるエネルギーもりくりゅうにとって良い刺激になることでしょう。リンクメイト達が一丸となって、良い練習を積んでいけることに大いに期待したいと思います。
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このブログで度々、書いて来たことですが、エリート・アスリートの心、というものは一般人である我々には想像が及ばない動きを見せます。
演技中のスケーターが転倒後にすぐ立ち上がり、何事もなかったかのようにまた滑り出す。そんな場面は頻繁に起こり、当然のようになってしまっていますが、よく考えたら「ショックだっただろうに、痛かっただろうに」と私などは感心してしまいます。
しかし訓練の賜物でしょう、スケーター本人達はとにかく最後まで滑り通して音楽が鳴りやむまで集中を途切れさせない。
皆様、りくりゅうのお二人はすでに前を向き、自分たちの目指すゴールから一切、視線をそらさずに歩むべき道を歩んでいます。彼らの行き先に最高の結果がもたらされますように、と願ってやみません。
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そうそう、私、ひとつ言い忘れていたことがあるんですが、12月9日、キッチンでその日の晩御飯の段取りをしていると夫が突然
「あのさあ、友達のSさんから今晩のコンサートのチケットのお譲りが来たんだけど、行かないよね?」
と、アンドレア・ボッチェリのカナダにおける唯一のコンサートのチケットが舞い込んできたのです!!!
え、でも待って、開演まで2時間半だよね?オークビルから開催地のハミルトン市まで車で1時間近くかかるよね?しかもその夜は吹雪といった酷い天候。
皆さん、私がどういう反応を示したか分かりますか?
もちろん、
「行く!」
でした。
そして実際、行ったのですよ。
十分、その甲斐がありました!
会場のFirst Ontario Place である2万人近いキャパシティのアリーナは超・満員。
残念ながらりくりゅうの「グラディエーター」はセットリストに含まれていませんでしたが、坂本選手のSP曲である「Time To Say Goodbye」は歌ってくれました!
ボチェッリさんは68歳だそうですが、美しい高音は健在。SP驚異的な歌唱力で、2時間以上のプログラムを歌い上げ、我々を楽しませてくれました。ああ、素晴らしい。
えーと、なんでこの話になったんだっけ?
いや、単に全く期待も予測もしていなかったボチェッリさんのコンサートへのお誘いに、勝手に「偶然ではない何か」を感じたということでした。
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寄り道ついでに、ですが、りくりゅうはコーチの教えを守って何年も前からSNSを断っていますが、あれは周りの声に惑わされないために、ということの他にもう一つ、意図・利点がある気がします。
シーズン中はどんなことがあっても長く立ち止まって物事を考えすぎないように。どんなに良い結果であろうと、あまり芳しくない結果であろうと、とにかくシーズン前に定めた目標や大筋から外れないように、細かいことに気を取られてはならない。
ところがSNSというものはどんな些細なことでも、実際に起こった以上のスケールに増幅させる機能を持っています。
大きな喜びはさらに大きく、何度も何度も画像や動画をフィードに送って再体験させてくれる。逆もしかりで、ネガティブな出来事もリアルタイムの何倍ものしつこさで繰り返し私たちに届けられてきます。本来ならばさらりと流せそうな場合でも、忘れさせてくれなければどんどん傷が深まってしまいます。
いずれにしても過剰な刺激はアスリートの心を翻弄しかねないので、シーズンが終わるまではSNSからは遠ざかっていた方が賢明だ、ということになります。
彼らを応援する我々も、ポジティブなエネルギーだけを彼らに送ることができるよう、自分たちの周りの綺麗なもの、楽しいもの、で心が満たされるようにしなければ、と思うのでした。
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ではラザニアの作成に取り掛かることにします。皆様も素晴らしいクリスマスをお迎えください!
(q_taroさん、いつもありがとうございます!)














