りくりゅうファンの皆様、6月6日・7日と続けて大きなニュースが発表されましたね。
まずはGPシリーズのアサインがあり、お目当ての選手がどの大会に出るのかをチェックするファンの意見交換が、ソーシャルメディアで盛んに行われました。
アサインをテーマにした色んなポッドキャスト動画も出ましたが、その中で、最近ちょっと聞き始めたのはこちら:
このチャンネルの持ち主のトニー・ウィーラーさんはどうやらアイスダンスに一番、関心を持っているようですが。そこそこそれ以外の種目についても知識があって、何よりも毒舌じゃないのが良いと思います。
まだあまり登録者数の多くないチャンネルですが、SkatingScoresさんも宣伝しているので聴く価値はあるかなと思います。
TheSkatingSession previews Mens & Womens GP assignments: https://t.co/HvaodqOWN8
— SkatingScores (@SkatingScores) June 7, 2025
****
三浦&木原組のGPアサインに驚かれた方々も多いかと思います。日本の選手であれば、しかもその種目のトップであれば、自国開催のGP大会に出るものと思われているところ、彼らはNHK杯ではなくGPフランス大会とGPスケートアメリカにエントリーしています。
今シーズンは2月にオリンピックが控えていることはもちろんですが、GP大会の時期・順序が例年と異なるため、選手たちは考慮することがいつも以上に多かったと思います。
移動距離やリカバリーに掛かる時間、開催地がホームかアウェイか、過去の大会実績との関係、CS大会・GPファイナル・ナショナルズとの兼ね合い、などなど、シーズン全体の流れを見越した上で自分たちに一番有利と思えるスケジュールが算出されます。
りくりゅうはワールドチャンピオンとしてどのチームよりもGP大会における選択権が重視される立場にあるので、このGP大会のラインナップが最も彼らの希望にかなったものだったのでしょう。
いったん試合が始まるとオリンピック開催まであっという間です。どの選手に関してもそうですが、特に我がりくりゅうが怪我無く、最高の状態で2月の大舞台を迎えられることを祈っています。
*****
そして翌日の土曜日には三浦選手と木原選手のSNS投稿で、モントリオールでの振り付け合宿が無事に終了したことが発表されました。
New FP 🇮🇹⚔️ 🎤
— Ryuichi Kihara(木原龍一) (@ryuichi_kihara) June 7, 2025
2週間のモントリオール合宿が終わりました。
ミラノに向けて全力で頑張ります。
Thank you for an amazing FP#木下グループ pic.twitter.com/gpbPgJSZ22
New FP 🇮🇹⚔️ 🎤
— Riku Miura 三浦璃来 (@miurariku1217) June 7, 2025
2週間のモントリオール合宿が終わりました。
ミラノに向けて全力で頑張ります。
Thank you for an amazing two weeks.#木下グループ pic.twitter.com/tl1Jqip1h7
昨年の5月に初めて訪れたIce Academy of Montreal の拠点でしたが、シーズン中にさらに二度ほど手直しをするために行っています。
なので今回の合宿ではすっかり慣れた環境に感じられたことでしょう。
ウェブサイトを見ても、このアカデミーには数多くのスペシャリストが在籍していて、スケートだけではなくバレエやダンス、そしてリフトのクラスを受けることが出来ます。
りくりゅうはマリーフランス・デュブルイユ先生の振り付けや、パトリス・ローゾン先生のストローキングのレッスン以外にも、二週間の合宿中にそれらのスペシャリストにみっちりとシゴかれたことでしょう。
どんなプログラムに仕上がったのか、早く見たいですね!
なお、昨年に引き続きプログラムのヒントが出されていますが、果たしてこれで正しい答を導き出せるのでしょうか?ファンの方々の推測をソーシャルメディアで見るのも楽しいです。
いずれにしても、「これでオリンピックシーズンに挑むのだ」と自分たちが考えて決めたプログラムなのですから、きっと自信を持って披露できるものになったに違いありません。
これから衣装などの案も練られるのでしょうから、全貌が明らかになる初戦までワクワクしながら待ちましょう。
*****
なお、ちょっと補足ですが、IAMは世界中のアイスダンサーたちが所属するのを願うだけでなく、シングルやペアの選手たちも振り付けをしてもらいたいと思う場所になりました。
しかし誰もかれもがアクセスを許されるわけではない。ほんの一握りの選手にだけ、与えられる特権なのだと思います。
ご存知かと思いますが、アカデミーの創始者の一人、マリーフランス・デュブルイユ先生はヴァーテュー&モイヤーとパパダキス&シズロンの2チームをオリンピック・タイトルに導いています。そしてチョック&ベイツがそこに加わって、過去10回の世界選手権で、9個のタイトル・16個ものメダルを獲らせています。
これだけでも驚異的な実績ですが、彼女は今やアイスダンス以外の種目においてもワールド・チャンピオン(坂本花織選手)やオリンピック・チャンピオン(ネイサン・チェン選手)たちの振付師としてその名を知られるようになって来ています。