2025年全日本選手権:競技二日目雑感 | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

ドラマが満載の全日本選手権、競技の二日目が終わりました。

 

初日もけっこうな展開でしたが、男子の表彰台が決まるこの日はやはり特別でしたね。

 

ジャッキーさんの驚異的な頑張りで速報は本当にリアルタイムで入って来るのですが、やはりライブで映像が追えないのは残念です。海外からだとなかなかうまい具合に(安全に)ストリーミングが駆使できないので歯がゆいわあ。

 

それはさておき、男子フリーの前にはペアのショートもあったわけで、私は奇跡的にも深夜1時50分にぱっちりと目が覚め、必死でスマホを頼りに試合の状況を推しはかろうとしました。

 

どうやらりくりゅうは良い演技をした様でしたが、その他にも璃来選手の肩を心配するファンの方々の投稿があり、俄然、不安になりました。

 

「や~め~て~!」

 

と声にならない声で叫び(なんせ夫は寝室でぐっすり眠っているので)

 

でもそれから間もなくしてとんでもないビッグスコアが出たことにも驚き、いったいどういった展開だったのかを把握しかねました。

 

徐々に情報を繋ぎ合わせて何が起きたのかを理解したのですが、演技後のミックゾーンでの璃来選手の笑顔を見て、安心すると共にウルッとも来ました。

 

 

 

 

 

三浦選手、競技の6分間練習での脱臼は過去にも起こっているんですよね。2024年3月のモントリオール・ワールドのフリー前がそうでした。そして2024年のGPファイナルでも練習で肩を痛めたままの演技をしたことがありました。

 

実は私の兄もかつて、大学でラグビーをやっていた頃に肩の脱臼癖がついてたのですが、大きな衝撃を受けなくとも外れてしまう、というのがこの故障の怖さです。

 

演技後のインタビューで三浦選手はしきりに、演技中も肩が「不安定だった」、と言っていましたが、アドレナリンで痛みは抑えられても肩の不安定さはとても怖かっただろうな、と思われます。

 

そんな状況下でもあれだけの演技をやってのけ、そして国内戦とはいえ85点近くのスコアを出したのは驚異的としか言えません。

 

他の国のナショナル大会に比べると全日本はさほどスコアのインフレーションをしないことで知られているので、十分に価値のある評価だったと言えましょう。

 

木原選手がパートナーの負担を考慮し、手を引っ張っているように見せて引っ張らないようにしたり、リフトなども調整したと言っていましたね。これらの点も2022年の夏に三浦選手が初めて肩を脱臼して以来、二人でその故障と付き合って来た中で培われたノウハウなのでしょう。

 

また、リンクサイドにいてくださった渡部トレーナーの功績も大きい。迅速な対応、そして演技直前までのサポート、のおかげで勇気をもって本番に挑めたに違いありません。

 

 

 

 

これを書きながら改めて演技動画を観て、涙が出ました。本当に璃来ちゃん、強くなった。演技中は途中から笑みも出るほど、彼女はパフォーマンスに入り込み、そしてパートナーを信じ、今まで積み重ねて来た全てのものを出し切ったのだと感じました。

 

長久保カメラマンのお写真の中に、それがよく表れているものがありました。

 

 

 

 

 

 

本当によくやりました!!

 

明日のフリーに関しては、どういう決断になるのか現時点では我々は知らされていませんが、どんなものになろうと全力でサポートしたいと思います。

 

 

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さて、男子フリーについても少しだけ感想を羅列していきますと:

 

 

鍵山選手のSPはファイナルでのパーフェクトな演技に近いものでしたね。しかし同じくローリー・ニコル振り付けのFS、壮大な「トゥーランドット」はあと一歩のところで完成形がまだ披露されていません。トランジション満載の超大作、オリンピックの大舞台でそれが見られるのを楽しみにしています。

 

佐藤選手は今シーズンの開幕を迎えるにあたって足の怪我という不安があったものの、その後は見事な安定感を見せてくれました。誰よりも美しいジャンプを持つ彼は、ノーミスの演技を揃えれば、オリンピックでも十分に表彰台に乗る可能性を秘めています(実際、フリーだけでは鍵山選手よりも高いスコアを二度出しているのも注目に値します)。今大会の表彰式で、いつも試合中でもメディア対応でもあまり感情を派手に出さない佐藤選手の涙を見て、もらい泣きしたのは私だけではなかったはず。

 

 

 

 

 

 

三浦選手の表彰台乗りはジャッキーさんも言っていた通り、「あのGPフランス杯の時点は誰が予想しただろう」ということもありましたが、復調の兆しはGPカナダ杯でもありましたよね。身体的には問題がない、と本人は言っているのに、何故か昨シーズンの負傷前のような、ギラギラした目ヂカラがなかなか戻ってこなかった。それがあのサスカトゥーンの大会でようやく少し、蘇ってきたのでしょう。ジェットコースターのようなこれまでの経緯を、ずっと傍で見守られていらした佐藤コーチも報われましたね。

 

そして友野選手:GPカナダ大会とアメリカ大会で良い成績を残し、しかも多くのファンが絶賛したSPを演じて、彼もオリンピックの枠を獲れるのではないかと期待されました。全日本では残念ながらフリーで思うような演技ができず、本当にこちらも胸がつぶれるような思いでした。平池先生とのやり取りも、あまりにも感動的です。

 

 

 

 

 

 

皆がオリンピック出場を目指して、コーチやスタッフの方々とこれまで頑張って来たのですよね。その姿をずっと追いかけて来たメディアの皆さんもチームの大切さをよく分かっていらっしゃるから、たくさんの良いお写真で伝えてくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、明日はいよいよペア、アイスダンス、そして女子のフリーの試合があります。心臓が持つかしら。

 

それに備えて、坂本選手のフリーに使用されているフランス語の曲についての記事を、ちょこっとだけ頑張って書きたいと思います。

 

では後ほど。