2022年GPスケートカナダ(ミシサガ大会):記憶をたどって10月28日(木)から | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

皆様、おはようございます。

 

「時系列無視で」、思い出すままに、記事を書いていこうかと思っていましたが、ふと過去の大会レポを読んでみるとやはり順を追って書いた方が良いことに気づきました。

 

なので時系列は守りつつ、記憶をたどって頑張って書いてみます。途中で思い出したら逆戻りして加筆していくかも知れませんが、その際はお許しください。

 

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すでにお知らせしていたとおり、GPスケアメ大会からカナダに直行していた三浦佳生選手は、トロントに10月24日の月曜日に到着、そして25日の火曜日はりくりゅうの拠点であるオークビルで練習していました。

 

そして横井選手がどこかのインタビューで応えていたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、日本から参戦したメンバーは25日に到着、そして26日は三浦選手と合流してオークビルで練習を行いました。

 

宇野選手のコーチであるステファン・ランビエールさん、そしてリンクメイトのデニス・ヴァシリエフス選手も参加して、賑やかな練習となりました。

 

プチネタ:カナダのスーパーで仕入れたエヴィアンのボトルが750mlであったことにデニス選手が驚いていました。

 

 

 

 

(こういう形状)

 

「こんな大きいサイズ、見たことない。エヴィアンのすぐ近くに住んでるんだけど」

 

ということでした。

 

 

 

 

確かにシャンペリーはエヴィアンから(スイスとフランスの国境をまたいで)50キロメートルくらいしか離れてないんですよね。まあ北米って何でも大きいですから。

 

ああ、すでにしょーもない脱線をしてしまいました。この調子だと最後までたどり着けるのか。

 

さて、翌日の木曜日、10月27日は大会が始まって、公式練習の日です。

 

これもすでに記事にしましたが、私はこの日、朝の9時半ごろから会場入りして、受付をしてからメディアセンターへと向かいました。

 

前日にすでに多くの設営が済んでいたので、スタッフと打ち合わせをして、メディアの皆さんにご挨拶をして、あとはキスクラ・ミックスゾーンの導線を確認することになります。

 

以前はメディアセンターそのものに詰めているシフトもあったのですが、ここ数年はほぼずっと選手のエスコートが役割となっています。おそらくそれは大会情報がおおむねオンラインで得られるようになったこと、日本人のメディアの方々もグーグル翻訳を駆使して私の通訳や翻訳があまり要らなくなったこと、にも由来していると思います。

 

そして昔はすべてが紙媒体だったものが、今大会ではメディアセンターに置かれている資料が「滑走順」と「プログラムの予定構成表」だけになっていることにも大会情報のオンライン化の進歩が表れています。以前はリザルトだのジャッジのリストだの、夥しい枚数が印刷されて、廃棄されていたんですよね。

 

相変わらず男子はブルー、女子はピンク、ペアはグリーン、そしてアイスダンスは黄色、というカラーコードは守られていますが、本当に無駄が少なくなって良かったと思います。

 

大体の会場の配置図が分かったら、この日は練習をメディア席で見たり、取材の手伝いをしました。前の記事ではアップできなかったその模様の写真を、許可をもらったので掲載しますね。

 

 

この日は練習だけだったので、選手たちはジャッジ反対側のロングサイドの向かって右側からリンクイン、左側からリンクアウト、という流れで出入りしていました。

 

出てきたところを捕まえて、リクエストがあった選手はテレビ局のブースにまず連れて行きます。

 

女子の渡辺選手を例にとってみましょうか。

 

あ、またまたこれらの写真はメディアチームで共有されたものなので、随所に但し書きを付けておきますね。

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

テレビの取材エリア

 

 

そこから隣のミックスゾーンへ。ここではペン記者たちの取材を受けます。

 

 

 

 

それが終わるとリモートで繋がっているメディアの取材があります。

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

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これで完了。選手は更衣室へと向かいます。

 

同じくバーチャルの取材を受ける紀平選手。

 

 

 

 

アイスダンスのフィア&ギブソンはミックスゾーンで。傾向としてはアイスダンスの皆さんは練習の時から衣装を着て、フルメイクで現れますね。

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

 

 

 

 

パイパーとポールが持っているヤギさんのぬいぐるみはオンタリオ州連盟のマスコットで「GOAT(Greatest Of All Time)」君

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

 

そして小松原&小松原組はバーチャル取材ゾーンでにっこり。

 

 

 

 

同時進行で記者会見場ではチームカナダの「エルビス・ストイコ大先生による気合入れの会見」が行われていました。本当に何歳になっても体形が変わらず、眼光鋭いストイコさんです。

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

(後輩選手たちも神妙にお話を聞いています。)

 

 

ペアのりくりゅうも取材に忙しい。

 

 

 

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

 

最後は男子の選手が取材エリアにやってきました。久しぶりに見るゴゴレフ君、どんだけ身長高いの?

 

 

 

 

キーガンはいつでも家族思い。でもさすがにテレビのインタビューに息子さんを連れてきたのには驚きました。

 

 

 

 

デニス君も来ました。

 

 

 

All photos by 2022 GP Skate Canada Media Team

Uploaded with permission

 

 

そして宇野選手。この日はミックスゾーンでCBCの取材を受けていました。

 

 

 

 

バーチャルのインタビューもしっかりとこなしていました。

 

なお、練習日はこうやってけっこうゆっくりとリモート取材が行われていましたが、やはり現場に来ているメディアに優先権が与えられるのは当然のことなので、試合が始まると選手たちがバーチャル・エリアに留まる時間が制限されました。

 

パンデミック以降、このようなハイブリッド様式の取材が行われるようになったので、わざわざ現場に足を運ばないでも、って思っちゃいますよね。でもやはり大会会場でしか出来ない取材、というものはあると思います。

 

観客席の雰囲気、そしてその場で生の声で選手たちから話を聞くこと、記者会見で質問をすること、思いがけないコーチとの会話などなど、ここは大切にしてもらいたいと感じました。

 

そして練習が終わると、フォトポジションの確認に行きました。観客のいなくなった会場では、ジャッジ席の左隣の前から4列ほどがフォトグラファーたちのために割かれます。

 

前後で重ならないように、席をずらして30席ほどを(番号札を座席裏に貼って)指定します。これらを次の日に各カメラマンさんに抽選で選んでもらいます。お互いに交換するのは自由ですが、一応大会中は通しで同じポジションから撮ることが決まっています。

 

 

では公式練習日のことはここまで。