2022年GPスケートカナダ(ミシサガ大会):試合2日目のプチネタ幾つか | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

現在こちらの10月30日(日曜日)午前8時半です。

 

昨日も帰宅は23時を過ぎていましたのでブログ更新は断念。しかも暗闇の中で寝室のタンスの引き出しで膝を思いっきり打って、朝起きたらすんごい腫れてました。

 

しかしそんな事などどーでも良いほど、昨日は歓喜のルツボ。

 

まだ頭が整理できていないので、これから2時間後にエキシビションの手伝いに出るまでに上げられるのはプチネタだけです。

 

まずは女子:

 

日本の選手たち三人が全員、フリーで力を全てを出し切れたのが良かったです。

 

横井選手、SPではミスが響いて12位となりましたが、昨日は素晴らしく力強い演技でした。この日の試合ではトップバッターとして観客を沸かせ、フリーで挽回するという彼女得意のパターンでしたね。

 

そして紀平選手。正直、彼女がGPスケートカナダに本当に出場できるのかどうか、私自身は半信半疑だったのですが、フリーの演技を見るとさすが2018年GPFの覇者、と思えるメンタルの強さでした。すべてのエレメンツを丁寧に丁寧に滑りきって、コーチのブライアンさんも満足そうに見届けていました。演技後の取材ではすごく清々しい表情で、こちらまで心が満たされる気がしました。

 

渡辺選手、あっぱれでした。見事にトリプルアクセルを決め、一気に会場が熱くなりました。テクニカルはスケカナ特有の厳しさでしたが、昨日は私の見ている限り、全ての選手に対して一貫したスコアリングの渋りごてだったので、あまり不満は出ませんでした。

 

その中で渡辺選手のスコアが高く、これはひょっとすると優勝かな、と思っていたらそのままトップを譲らずに試合が終わりました。

 

記者会見も非常に面白く、通訳をしていて渡辺選手が「ダイオウグソクムシ」が好きだと言った時には慌てましたが、それに関してはまた後日。

 

アイスダンス:

 

これだけが私の大きな後悔です。女子の試合が終わってちょっと疲れたので休憩をとっていたのですが、ライターさんたちのお手伝いで翻訳などをしている間に、大好きなパイパー・ギレス&ポール・ポワリエの優勝演技を観ることをすっかり忘れてしまい、気が付けば試合が終わっていました。二位に入ったイギリスのフィアー&ギブソンの演技ももちろん逃していて、今思い返しても地団太を踏む気持ちです。バカバカバカバカ。

 

パイパーたちのフリーは「エヴィータ」の曲を使用していて、二人の衣装がものすごく素敵。テレビ放送の録画をさきほど確認してまたまた自分の馬鹿さ加減が嫌になりました。彼らはこれが最後のスケカナ演技だったかも知れないのに。。。

 

 

ペア:

 

もうこれはいくつ記事を書いても書き足りないので今日はひとつだけプチネタを。

 

表彰式の時に待機エリアに出てきたりくりゅうペア。璃来選手が可愛いモフモフの上着をジャパンジャージの上から羽織っていて、呼ばれる前まで寒さをしのいでいるのは分かるのですが、何故かトートバッグを肩に掛けている。

 

「え?なんでバッグ持ってるの?」

 

と聞かれてようやく気が付いていました。

 

「これからお買い物にでも行くのかな?」

 

などとからかわれて焦るのも可愛い。

 

しかしその後、感無量のブルーノ・マルコット、ブライアン・シェールズ両コーチに見守られて晴れ晴れとリンクの真ん中に滑り出していったりくりゅうでした。

 

 

 

 

そうそう、バナーは私が会場で振ることが出来なかったのでお友達に頼んでプリントアウトと応援を託しました。Pさん、ありがとう!きっとりくりゅうも気づいていましたよね。

 


 

 

 

男子:

 

試合終了後、通路で三浦佳生選手のコーチの佐藤先生にお会いすると、またまた感無量のご様子。

 

「先生、おめでとうございました。佳生君、良かったですね!」

 

てっきり教え子の奮闘にウルウルしていらっしゃるのかと思いきや、6分間練習の真っ最中に右足の靴紐が切れるというアクシデントがあり、それを抱えたままの演技だったので終わった後もまだ震えていらっしゃるとのことでした。

 

(ちなみにこのエピソードの披露にはご許可を得ています)

 

その時点で靴紐を変えることは到底できなかったので、慌てて固結びをして、それをテープで補強することに。

 

最終滑走だったのがせめてもの救いだったでしょうが、そのテープを貸してくれたのが宇野選手だったそうです。

 

本番の滑走前はどの選手もピリピリしている中、宇野選手は快く後輩の窮地を救ってくれたのでした。試合終了後、お礼を言われてもごく爽やかに全然、大丈夫です、と笑顔で応えている宇野選手にベテランの余裕を感じました。とても心温まるエピソードでもあり、佐藤先生の心臓への負担も心配されたことでした。

 

なお、記者会見では6分間練習のうち、3分しか練習が出来なかったのでジャンプは全然、準備できず、三浦選手は急遽、プログラムを構成を変えての滑走。4ループを回避して、見事に新構成で最後まで滑りぬきました。

 

凄い選手です。滑走前はまるで若い狼のような目になるのが印象的。またまた応援したくなる選手が出来てくれたのが嬉しいです。

 

ではそろそろ出発に備えますね。

 

また続きは明日以降に。