こちらは今日、2022年2月18日の金曜日です。
三浦選手と木原選手たちがカナダから北京に向けて出発してからちょうど3週間が経ちました。
長い移動時間をかけて20日の早朝に現地に辿り着き、数時間後にはすでに練習を始めていた彼らです。
それから団体戦で活躍して、いったん興奮を冷ましてからまたピークに持って行くことになりました。遠征先での合宿生活は初めての経験でおそらく調整も難しかったことでしょう。
そしてようやくオリンピック閉会式の前々日に試合が始まりました。
滑走順がとても早く、第二グループの一番目でしたが、「この滑走順には慣れている」と彼らも言っていたのでそこは問題なかったはずです。
また、前のグループにアメリカのアレクサ・クニエリム&ブレンダン・フレイジャー組がいたのも良かったです。団体戦のSPで彼らはりくりゅうのシーズンベスト・スコアを僅差で上回り、今日も良いスコアを出していました。それが一つの目安となったのが後の滑走者たちにも功を奏したように思います。
さて、りくりゅうの演技。
三浦選手がSBSのトリプル・トウを2回転にしてしまったのですが、その他のエレメンツはほぼ取りこぼしなくまとめることができました。最後のステップシークエンスもより丁寧に滑っていた様に思いました。
去年のストックホル・ムワールドではほぼノーミスで、それまでの最高点(64.37)を出してのSP8位。
今大会は同じくSPで8位ですが、ミスが出ても70点以上が与えられ、PCSでは全体の6位という高得点です。二人の成長を如実に表しています。
団体戦のフリーでは139点以上を叩き出していますので、明日(私にとっては、ですが)の演技を楽しみにしています。
とにかくトレードマークの二人の笑顔がキスクラで見られますように。それだけを願っています。
#北京五輪 #ペアSP で息の合った演技を見せる #三浦璃来、 #木原龍一 組(18日)=若杉和希撮影#Beijing2022 #北京2022 #figureskate
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なお、上位3組の演技が素晴らしかったことも記しておきます。
特に悲願の五輪優勝を狙うスイハン組の気迫は凄かった。団体戦の演技からさらに一つ、ギアを上げて来た感じでした。
[北京五輪 フィギュアスケート]
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ペアSP首位は、中国の隋文静、韓聡組。圧巻の演技で会場を沸かせました(若杉)
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そしてさんざん、これまで「もっと良い演技が出来るはずなのに」と惜しまれていたタラソワ&モロゾフがついに素晴らしい演技でスイハンとほぼ並ぶハイスコア。
昨年のワールド覇者、ミシナ&ガリアモフも僅差で3位に付けています。明日のフリーを制した者が優勝することは、この点差を見ればほぼ間違いありません。
(上二つのお写真はこちらより↓)
さあ、そして前記事のクイズの答えです:
はい、「あるコーチ」とは、すっかりスマートになってしまったジスランさんでした。
その後も元気にしてらっしゃるようで何より。
羽生選手の北京での演技、どう思ったかな?