2021年国別対抗戦(大阪大会):第二日観戦その②  | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

昨日、家を出る前にテレビ放送を録画しておこうと思って、番組が始まるのが20時と知りました。

 

え、さすがに今日は男子フリーの最終組くらいライブでやるだろう、と思っていたのが見事に裏切られて苦笑。何なんでしょうね、こういう番組作りって。

 

結果はすでに分かってしまっているのに番組内で盛り上げるのも白々しい気がするんですが、母などは私からの報告を受けて、ある程度心構えが出来てから見る方が良いそうです。

 

 

さあ、観戦記に戻りますが、その前に三浦&木原ペアのとても素敵なお写真が見つかったのでここに載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

記事はスポニチ、そして撮影は小海途さんです。

 

 

アイスダンスに出場しているメンバーは、カナダ(ギレス&ポワリエ組をはじめ、ワールド出場者)、アメリカ(ハベル&ドノヒュー、チョック&ベイツ)、そしてフランス(今シーズンお休みのパパダキス&シズロン)のトップチームを欠いていました。

 

それでもロシアの世界チャンピオン、シニツィナ&カツァラポフ組、イタリアのギニャール&ファブリ組、そして日本の小松原&コレト組が出揃い、見応えがありました。

 

カナダのスーシース&フィルス組はいっときとても調子が良かっただけに、最近の低迷を見るのは残念です。場内アナウンスで女性の名前が「ソーシース」(フランス語でで「腸詰のソーセージ」)になった時がありましたが、それは止めてほしい。

 

フィルス君はかつてのシングル選手、リアムの弟です。兄弟そろってスケーティング技術が卓越しているのでそれだけでも観る価値はあるのですが、練習中からキャロラーヌの表情が冴えなかったのが気になっていました。世界各国からトップチームが密集するモントリオールのアカデミーから今シーズンはパイパーたちと同じクラブに移籍してきたものの、調子が上がらず、焦っているのかも知れません。

 

いつも思うことですが、テレビで観るのと実際にリンクで観るのとで一番、違うと気づく点はそれぞれの選手たちの「ice coverage」です。つまりリンクの端から端まで使う選手と、そこまでの範囲を使わない選手の差は実際に現地で見ないとなかなか明らかになりません。テレビカメラはとかく選手たちに焦点を当ててその滑りを追うので、氷全体のどこら辺を滑っているのかが分かりにくい。

 

当然のことながら広範囲に及ぶ滑りをするにはスピードが要ります。アイスダンスの場合はイタリアのギニャール&ファブリなど、動きはとても正確でキレがありますがリンクの中央から左右の4分の3も使っているかどうか。これはもしかすると体格の差に因るものかも知れませんが、同じく小柄なハワエク&ベイカーの方が伸びのある滑りをします。

 

あとアイスダンスの競技中に気になったのは音響。これは選手たちが提出した音源の問題もあるでしょうから一概には言えませんが、スーシース&フィルスの使った音楽はやたらディストーションが掛かっていて聞きづらかった。もうちょっとボリュームを下げた方が良いのではないかとさえ思いました。

 

小松原&コレト組のフリーダンスは「ラブストーリー」のテーマソング、しかもミレイユ・マティユーのバージョンとあって、朝の練習の映像を観てからずっと楽しみにしていました。エディット・ピアフの後継者と言われたマティユーは私がフランスにいる頃にこの歌を歌って、素晴らしい歌唱力を披露したので良く憶えています。

 

 

 

 

 

期待通り、情感たっぷりの演技をしてくれた小松原選手たちでした。彼らも今後、練習拠点であるモントリオールに戻るのに苦労するでしょうから心配ですね。

 

ちなみに今朝、夫からの情報でオンタリオ州の規制がさらに厳しくなったことを知らされました。

 

 

 

 

オンタリオではワクチンの接種が活発に行われており、一日で10万人以上の人が受けています。今後はこの数を三倍にして行く予定だそうですが、現時点では感染者数の増加が上昇し続けています。

 

そのためフォード知事は同じ屋根の下に住む人以外との(屋内ではもちろんのこと)屋外での集まりを禁止し、これを守らない場合は警察の介入、罰金などが科せられかねません。そのため、夫は春がようやく訪れたというのに他のライダーたちと自転車に乗りに行くことも出来ず、自分の姉と犬の散歩に行くことも出来なくなりました。

 

三浦選手と木原選手もこの分だとしばらくは日本にいた方が良さそうです。

 

 

あ、脱線しましたがアイスダンスの第二グループに出ていた中ではやはりシニツィナ&カツァラポフの演技が目を引きました。ワールドでタイトルを獲ったせいかとても余裕のある滑りです。ただ、この組はカツァラポフがやや独りよがりなツイズルをするために、相手のシニツィナが良く合わせているなあ、という印象を持ちます。今大会では疲れていたのか、特に脚の角度が合わせられていなかったり、距離も近づいたり離れたり。まあでもパパダキスたちがいない間は彼らがトップの座を占めるのだろうと思われます。

 

シニツィナ達の演技が終わるとお客さんがトイレに行くためか、一気に立って席を離れ始めました。私は会場に着いたら一時たりとも席を離れないと決めていたので、じっと座っていましたが、そこにまたまたTさんがプログラムを持ってきてくださいました。Tさん、ありがとおおお!

 

そしてすぐ後ろの席にスケオタ・グループで普段から親しくさせて頂いているS先生が到着。全く別々に入手したチケットでありながらこの偶然の近さ、とても驚きました。

 
 

と、ここまで書いてこれからペアのフリーが始まるので、いったん切ります。