マイナス22℃の朝に思うこと(その1) | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

今週の寒さは尋常ではありません。

 

ブログを読み返すと4年前のソチ五輪を迎える前は同じような極寒の日々でしたので、海流の関係からか、周期的にこういった気象になるのかと思いますが、それにしても寒い。

 

1月6日(土曜日)、本日の朝の気温はマイナス22℃でございました。

 

しかしお天気はピーカンなので、窓から外を見ただけでは一瞬、暖かいのかもという幻想に襲われる。

 

 

 

 

レニーの散歩のためでなかったら絶対に外に出ることなんて考えられません。どんなに防寒してもサングラスとマフラーのほんの一センチの隙間から地肌に外気が触れたらものの数分で痛くなります

 

 

 


オンタリオ州の北部育ちの夫は「俺らが子供の頃はこんなもん、へっちゃらで、学校の休み時間とかも外で遊んでた」とか嘯いていますが、初老のアタクシにはこたえるのです。

 

そもそも玄関でブーツ(滑り止めの金具を底に付けたもの)、ロングのダウンコート、マフラー、毛皮付きのミトン、帽子、サングラス、と装備を終えた時点で卒倒しそうになるくらい息苦しい。(スキー宿でゲレンデに出る前の支度を整えている感じを想像してください。あれを毎日、少なくとも二、三度繰り返していると思ったら気が遠くなりますでしょ?)

家の中は暖かいのでこの時間が一番、しんどいのかも。

反対に、いったん外に出たら冷たい空気が気持ち良いと思えるのですが。。。まあそれも風が吹いて顔が切られるような痛さに音を上げるまでの話。飼い主のペットに対する愛とは偉大なものです。


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さて、昨夜(1月5日・金曜日)は全米の女子フリーをNBC放送で観ました。

 

結果は皆さんすでにご存じかと思いますが、一位にダークホースのブレイディ・テネル選手。私はついこないだのスケートアメリカまでは聞いたこともない選手だったのですが、いきなりSPもFSも首位で優勝してしまいました。

 

とにかくジャンプが安定していてミスをしない、というのが彼女の持ち味らしいのですが、ステップなどはちょっとギクシャクしているなあ、という印象です。背が高くて手足が長いからか、全体的に「固い」。思えばアメリカの女子って何となく、グレイシーちゃんもしかり、あんまり背中や膝が柔らかいというイメージがありません。不思議ですね。

 

まあでも私としては一番、感動したのは長洲未来選手でしたね。彼女の演技が終わり、キスクラでスコアが出た時はもらい泣きしました。

 

長洲選手には、2016年スケートカナダのミシサガ(トロント)大会でお会いしているのですが、あの時は厳しいジャッジングでアンダーローテーションを取られまくり、キスクラから呆然とした様子でミックスゾーンに戻って来ていました。「これからどうするのか、真剣に見直さないと」と深刻な表情でインタビューに応え、失意のどん底、という感じだったのが痛々しかったです。

 

そんな彼女が諦めず、今シーズンはトリプルアクセルをも取り入れて、

攻めの姿勢で見事に五輪へのチケットを手に入れたことが本当に嬉しかった!

 

長洲選手の道のりはまさにに波乱万丈で、10年前、たったの14歳で全米女王に輝いた天才少女と騒がれ、2010年バンクーバー五輪では4位に入り、これから順調に世界のトップ争いに加わって来るだろうと思われたのに、伸び悩んだ時期もありましたね。ソチのシーズンは全米選手権で3位に入ったものの4位のアシュリー・ワグナー選手がオリンピックに選出され、どれだけ悔しかったでしょうか。

 

こうやって選手人生の早い段階で一つのピークを迎えた後、低迷する時期が長く続くと、失望して競技から離脱してしまうことが少なくありません。長洲選手の場合、ソチ代表チームに選ばれなかったことで挫折してしまったとしても不思議ではなかったのですが、それがこうやって、おそらく今までで一番、体も引き締まって目ヂカラも鋭くなって這い上がってきたのは称賛に値します。平昌でもあの素敵な笑顔を見せてくれることを期待しています!!

 

 

さて一方で全米男子のフリーは今晩の中継を待っているところですが、SPではネイサン・チェン選手が新しい衣装で登場しましたね。

 

どっかで見た気がしたと思ったら。。。

 

 

 

 

これは私だけが連想したことかしら。

 

練習着っぽいとかいうコメントもちらほら見られましたが、個人的にはとてもシャープで曲に合ってて、非常に良いと思います、

 

まあそれはさておき、この「ネメシス」というプログラムを見ていて、改めてシェイリーン・ボーンの振り付けに感嘆しました。ネイサン選手に新しい体の使い方を教えた、というか、潜在的な魅力を引き出した、ということが最後のステップ・シークエンスで素人目にも伝わってくる。

 

思えば彼はたった18才で、まだまだこれから自分の「色」を模索していく段階なんですよね。

 

これはちょうど羽生選手が初めてジェフリー・バトルの振り付けで「パリの散歩道」を授けられた時のような感じかな?あのプログラムで、これまでとはひと味ちがった羽生結弦を我々は目にすることになりました。振付師がそのスケーターに何を見出したのか、どんな可能性を感じたのか、そしてスケーターがそれに納得して、どのように応えたのか、を見事に結晶させてくれた珠玉の作品でした。

 

私にとって、「パリの散歩道」は今でも羽生選手のプログラムの中で最も好きなもののトップ3に入っています。(その中でも分けて言うなら、ソチの個人男子SPが一番、そして2012年のスケアメSPが二番目に好きです。)

 

なお、バトルさんが羽生選手との最初のコラボについて語ったことを詳しく扱った過去記事はこちら:

 

 

 

 

と、ここからまだ続くのですが、あまりにも長くなりそうなのでいったん、切りますね。

 

 

(つづく)