いやー、国別が終わりましたね。
CBCでも今日の午後に男子フリーとアイスダンスのフリーがダイジェストで放送されましたが、明日の女子とペアの特集と合わせてまたカートさんの名言を記事にする予定です。そして一つ前の記事に頂いたたくさんのコメントにもお答えできれば、と思っています。
あ、でも一つだけ予告としておくとすれば、これはホッケーに詳しくないと分からないカートさんのセリフ:
羽生選手の演技が後半に差し掛かったところで、テクニカル・スコアを表すスクリーン左上のボックスについてアナウンサーのアンディ・ペトリロさんが説明すると、カートさんが
"Yes, a little bit Wayne Gretzky-ish"
と言うのですが、さてその意味は?
プロホッケーのファンの中で、伝説の名選手、ウェイン・グレツキーを知らない人はいないと思います。では羽生選手の演技をそのグレツキーに例えたのか?
いいえ、そうではなくて、たまたまその瞬間、スコアがこんな点数を示していたのです:
「99.99」
そしてグレツキーは現役時代、背番号が「99」だったのですね。
この背番号を自分のユニフォームに付けよう、と言う選手は誰もいません。それほどにグレツキーの代名詞ともなっている「99」という番号なのです。
というわけで、瞬時にこのスコアに目を付けたカートさん、お見事!
さて、この続きは明日にするとして
今日は実は私の誕生日だったのです。
我が家ではお互いのバースデーに関してはごく、淡々としているのですが、それでも息子たちから祝福のメールが、こちらのお友達や日本の家族からも暖かいメールが、そして主人の姉妹たちからはワインが贈られてきました。
晩御飯は主人が得意のバーベキューで準備してくれて、私はそれを待ちながらプールサイドで(寒いのでダウンジャケットを着ながら)この日のために取っておいた特別なChateauneuf du Pape の白ワインを飲んでいました。おほほ。
炭火で焼くのはやはり美味しい。
シシトウやら、ホイルに包んだポワロネギ、そしてポテトも順番を待っています。
BGMは何が良いかと聞かれて、シベリウスのバイオリン・コンチェルトかな、それもJascha Heifetz 演奏のもの、とリクエストしました。
もともとハイフェッツの大ファンである私ですが、今日に限って何故このコンチェルトが聴きたくなったのか、しばらくして分かりました。
第一楽章が、宇野選手がショートで使っている曲になんとなく似ているのです。
2004年の映画のサウンドトラックとなった、ナイジェル・ヘス作曲の「Fantasy for Violin and Orchestra」(ジョシュア・ベル演奏)は過去に町田樹さんも浅田真央さんもSPに用いたということで、スケートファンの間では有名な曲ですね。
そして「Ladies in Lavender」 というその映画には、イギリスの二大名女優、ジュディ・デンチとマギー・スミスが出演したそうですが、いつか観てみたいと思います。
このサウンドトラックの事をを主人に言うと、さっそく、ダウンロードして聴かせてくれました(便利ですねえ、この頃は)。
「(ダウンロード料は)たったの10ドルだったけど」
と、誕生日プレゼントにしては安価だったことを詫びていましたが、気持ちが大切なのよ。
そして美味しい晩御飯も嬉しかったです。
メインはチキンのグリル、付け合わせはラピーニ青菜の茹でたもの、赤ピーマンのローストをマリネしたもの、ホイル焼きのポテトとポワロネギ、グリーンピース、そしてビーツのサラダでした。
では明日、また今シーズン締めくくりの記事をアップしますね。