後手後手記事その2 | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...


三つほど前の記事にも書きましたが、スポーツって本当に試合が終わってみないと分かりませんね。だからこそ見る甲斐があるってことですが。

こちらではよくホッケーや野球のシーズン前に「今年はどこそこのチームが良さそう」だとか「プレイオフでは結局どこが優勝するか」などという予想を立てるスポーツ番組がテレビでもラジオでも盛んになります。

でもどれだけ綿密な資料を集めて予想を立てても、それはあくまでも予想であって、実際にシーズンが終わってみないと結果は分からない。

フィギュアスケートも同じようなことで、どれだけシーズン前の評判や、シーズン中の試合の結果を参考にしても、世界選手権やオリンピックの一番大事な大会で誰がメダルを獲るのか、というのはやってみないと分からない。

ましてやショートだけでなく、フリーも両方、出そろわないことには。

14日のショートが終わった時点では、パトリック・チャンの圧勝はほとんど約束されたかのように思われました。

羽生くんは怪我で苦しみ、ショートの得点が自己ベストを20点も下回ってて、リンクメイトのハビエル・フェルナンデス君もヨーロッパ選手権の出来に比べるとちょっとガックリ来るような感じでした。

このハビエル君は自分のツイッターを持っているんですが、そこに14日の競技後、スペイン語で

「メダルよ、おさらば」

っていう心無い言葉が書き込まれていました。

それにハビエルは

「??」

と、返信していましたが、彼にしてみればまさに「何それ?」って言いたくなりますよね。

もしかするとこういった腹立たしいコメントが彼の闘争心を掻き立ててくれたのかも知れません。

なぜなら、フリーが終わるとハビエルは見事に表彰台の上に立っていたからです。

羽生くんも渾身の演技で9位から4位に浮上。

オーサーコーチが教え子たちに

「試合は最後まで捨てるな。フリーを滑るまで勝負は分からないんだから」

と、言ったことが功を奏したに違いありません。

一方では、楽勝と思われたパトリック・チャンはフリーでまさかの連続転倒・ジャンプミスで、自分でも

「これで負けてしまったかも知れない」

と途中で思うほどのマズい演技となってしまいました。

辛勝したものの、本人にとっては心残りな大会だったのではないかしら。

でもこの場合もショートとフリーの両方あっての結果でしたからね。

故・淀川長治さんじゃないですが、

「スポーツって本当にいいですね。」

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さて、フィギュアスケートの応援に力を入れ始めてから、色んなところでお友達が増えました。

お互いのブログを通して知り合った方々、あるいはトロントで一緒に羽生選手を応援することで知り合った方々、はたまた例の手芸の会を機会により親しくなった仲間もそうですが、とても貴重な出会いがありました。

そして世界選手権のためにはるばる日本からロンドンまでいらしたファンの何人かと、大会後にトロントでお会いするチャンスもありました!

18日の月曜日は一緒に街を歩き、地下鉄やバスに乗り、そしてお食事もさせていただきました。楽しかったー!

一応、地元開催ということで、皆さんが楽しんでくださり、そして元気で日程をこなして日本にお戻りになったのを見届けてホッとしました。

またぜひいらしてくださいね。