『ROCKERS ロッカーズ』完全版(1979/劇場公開2008)
1978〜1979年、ひとつのムーブメントとなった「東京ロッカーズ」のドキュメンタリー映画。インタビューと持ち歌とで構成。
製作・監督 津島秀明
撮影 井出情児、他
制作 柿沢健次郎
タイトルアニメーション 八木康夫
【出演バンド】
FRICTION、LIZARD、Mr.KITE、MIRRORS、PAIN、S-KEN、SPEED、SS、自殺、8 1/2、THE STRANGLERS
収録されてるライブ場所は渋谷屋根裏、下北沢ロフトとのこと。
『ストリート・キングダム』が公開されたと思ったら、同時代同テーマを撮ったドキュメンタリー映画も配信となってたので、視聴。ちなみに1979年公開版と完全版とされる2008年版の違いは、THE STRANGLERSのインタビューの有無とのこと。
インタビューの言葉からはあの時代の背景や若者の姿が垣間見える。いつの時代も属性で身辺を語る若者の姿は同じだけど、今だからこそ言える、当時彼らよりは年少だった私には気づかなかったことも得られた。例えば、案外、音楽性を追求してた面もあったんだな、とか。
残念ながらLIZARDしか見たことないんだけども、でも、その後のインディーズという流れに夢中になって、テレビや雑誌で取り上げられもてはやされる(誰かとは言わない)パンクには嘘っぽさしか感じず、眼中になかった。みんな売れたいに決まってるだろうけど、東京ロッカーズを経たインディーズには売れることより表現や主張に重きを置いているように思っていた。私も少なからず自己実現を目指していたから、シンパシーを感じていたのだ。
等身大パンクが何であるかより、現状を記録しておきたいという意識が強いこと、音楽性を第一にしている姿勢、型にハマることへの違和感、カテゴライズの否定、今のこのリアルを表現したい、など、いったん内向してから外へ向ける感じに、総じて当時の私の思いを裏切るようなものがなくて、安心した。
音は良くないし、内容は記録でしかなく、映像的にもすごいものではないけど、当時を過ごした人には懐かしく、刺さる映像作品だと思う。そういう人にとっては★★★★★だけど、興味なかった人、知らない人にとっては★〜くらいかも。
オープニングのタイトルアニメーションは熱い(T ^ T)
