『ムーラン・ルージュ』(2001)
原題は『Moulin Rouge!』。オーストラリア、アメリカ合作映画。ミュージカル映画。
監督 バズ・ラーマン
脚本 クレイグ・ピアース、バズ・ラーマン
作家志望の青年クリスチャン(ユアン・マクレガー)はボヘミアンに憧れてイギリスからパリへと出て来た。居をとったモンマルトルの安宿で作家オードリー(デビッド・ウェナム)、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(ジョン・レグイザモ)、パフォーマーのアルゼンチン人(ジャセック・コーマン)らと知り合う。彼らは経営が傾いたキャバレー・ムーラン・ルージュが新しいパトロンを見つけるための新作舞台をあーでもないこーでもないと制作中で、そこへクリスチャンがタイミング良く作詞の才能を見せる。ぜひに一緒に舞台を作ろうという話になり、まずはクリスチャンを引き連れムーラン・ルージュのトップスター娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)に取り入るチャンスを狙い、次に経営者のハロルド・ジドラー(ジム・ブロードベンド)に話をつけようと画策。ちょうどその日、ジドラーはジドラーでサティーンを差し出す代わりにパトロンから資金を調達しようとウースター公爵(リチャード・ロクスバーグ)とサティーンを会わせる算段だった。ここで入れ違いの誤解が生まれる。サティーンはクリスチャンをウースター公爵だと思い、クリスチャンは単純にパトロンとして新作舞台の話に乗ってくれるのだと思う。そして二人は惹かれあい恋に落ちてしまう。
誤解はすぐに解けるのだが、二人は関係性を隠し、シタール奏者VSマハラジャとの恋を描いた新作舞台創作が順調に進んでいく。けれど、ダンサー兼娼婦のニニ(キャロライン・オコナー)の嫉妬や、手薄なところから、ごまかせていたことが崩壊していく。ついにはサティーンがクリスチャンを守るためウースター公爵を選ぶ。また、サティーンは結核を患っており、先が長くなかったこともあり、お披露目のステージで不幸が起こる…。
愛の歌を掛け合うところは秀逸。
楽曲はヒット曲を使い、あまり洋楽に明るくなくともほぼどこかで聴いたことあるな、というもの。ジュークボックスミュージカルと言われる所以。「ネイチャー・ボーイ」「モンマルトルの丘」「ロクサーヌ」「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」「サウンド・オブ・ミュージック」「マテリアル・ガール」「愛こそすべて」「ヨア・ソング」「ラヴィン・ユー・ベイビー」「ヒーローズ」「オールウェイズ・ラブ・ユー」「ライク・ア・ヴァージン」「ショー・マスト・ゴー・オン」等々。
人生を彩るのは人との出会い、そして恋は生きる糧となる。と思わせてくれるラブストーリー。
映画より先に舞台で観ていて、あの舞台美術に納得がいった。そもそもキャバレー「ムーラン・ルージュ」が中心になるので、演出もファンタジックにしないとしょぼくなる。
やはり舞台で観たい作品。
★★★(★)