『帰り道』(2019)
インディーズ作品のよう。10分ほどの作品。
監督・脚本 東海林毅
眼鏡太郎、田中博士、照井健仁、永井秀樹、高木公佑、他。
戦時下、福岡での徴兵検査に集まった青年たち。全裸になり、集団生活を送る上で必要な下半身の検査を受ける。
視力の悪い眼鏡をかけた青年(眼鏡太郎)は徴兵されなかったが、友人の青年(田中博士)は出征する。
検査後、別れがつらくなった眼鏡の青年は通りがかった川に誘い、褌一丁になってやるせなさをぶちまけるように相撲を取る。出征する青年のことが好きなのだった。
出征する青年の褌をもぎ取り、返して欲しければ戻って来いと言う眼鏡の青年。褌を手に嗚咽する青年の、もしかしたら今生の別れとなるかもしれない上、長く持ち続けてるどうしていいかわからない彼への想い、感情がよく出ていて切なくも可笑しかった。
この時代のこうしたセクマイの人たちってどうだったんだろう。特に田舎のほう。辛かったろうなぁ。今でも相当悩むだろうに。
方言が強いせいか、名前が聞き取れなかった。
★★★