帰り道 | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『帰り道』(2019)

インディーズ作品のよう。10分ほどの作品。

 

監督・脚本 東海林毅

 

眼鏡太郎、田中博士、照井健仁、永井秀樹、高木公佑、他。

 

戦時下、福岡での徴兵検査に集まった青年たち。全裸になり、集団生活を送る上で必要な下半身の検査を受ける。

視力の悪い眼鏡をかけた青年(眼鏡太郎)は徴兵されなかったが、友人の青年(田中博士)は出征する。

検査後、別れがつらくなった眼鏡の青年は通りがかった川に誘い、褌一丁になってやるせなさをぶちまけるように相撲を取る。出征する青年のことが好きなのだった。

 

出征する青年の褌をもぎ取り、返して欲しければ戻って来いと言う眼鏡の青年。褌を手に嗚咽する青年の、もしかしたら今生の別れとなるかもしれない上、長く持ち続けてるどうしていいかわからない彼への想い、感情がよく出ていて切なくも可笑しかった。

この時代のこうしたセクマイの人たちってどうだったんだろう。特に田舎のほう。辛かったろうなぁ。今でも相当悩むだろうに。

 

方言が強いせいか、名前が聞き取れなかった。

 

★★★