『直下型の女』(製作2007)
ndjc(New Directions in Japanese Cinema)
文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品
監督・脚本 タテナイケンタ
地震の研究をしているサトシ(山中聡)は町長の孫である元カノユリ(江口のりこ)の計らいでアメリカで本格的に研究できることになった。今カノであるミツコ(河井青葉)は気が気ではない。ユリは強引だからだ。アメリカに行かなくても研究はできるだろうと説くのだが、このあたりはほとんど地震が起こらないので、サトシの意志は変わりそうにない。そんな時、職場で昔々地震は地中にいるナマズが起こしたと言われていて、それを鎮めるためにナマズ石(要石)を祀ったと聞き、ミツコはそれを取り除こうと思い立つ。一方でユリはサトシを口説き始め、アメリカの話は嘘だと判明する。そこからとんでもない展開に…。
一人の男性をめぐる女の戦い。半ばサイココメディ。最後はファンタジー…オカルトかな。
役者うまいし、夢を追う男の純真さと、女の友情の摩訶不思議さと、本当に直下型の女になってて、面白かった。
★★★(★)
要石で地震をおさえるって、本当に言い伝えあったのか。『すずめの戸締まり』観た時、調べなかった。
制作プロダクション ぴあPFF事務局