【ndjc】ヒトヲモウ | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『ヒトヲモウ』(製作2006)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

 

こちらは10分程度のアニメーション作品でバックには歌が流れ、MVみたいな作りだった。

というわけで一連のNDJCの作品なんだけど、アニメーションということでアニメーションジャンルに入れてます。

 

監督・脚本・アニメーション 児玉徹郎

 

陸橋で靴磨きをしている女は、かつて夫と二人で小さいが丁寧で心のこもった靴作りをする靴屋を経営していた。でも夫が事故で亡くなってしまった。車道に、脱げてしまった夫の片方の靴を取りに向かった妻(女)をかばってトラックにはねられたのだった。その時の靴はどこか飛んでしまい、残った夫の履いていた片方の靴を看板代わりに展示している。ある日、片方が裸足の男が目の前を通る。その男のもう一方の足に履いた靴は夫のものにそっくりだった。女は男(夫)を探し始める…。

 

せつないファンタジー。

生きるために仕事をしていても、死者を思うことをやめられないのでは生きていないも同然では…?と思ってしまった。

 

★★★(★)