【ndjc】父の結婚 | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『父の結婚』(製作2015)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

 

監督・脚本 ふくだももこ(『おいしい家族』、『カカフカカ』、他)

 

美容部員として働く笹野青子(ソニン)は結婚を考えていた恋人にふられ、仕事もうまくいってない。そんな中、父(板尾創路)の再婚が決まる。うちわだが式のため実家に帰省すると、台所では亡き母(山田キヌヲ)の服を着た父が料理を作っていた。しかも相手が兄(裴ジョンミョン)の友人のタカ(山中崇)だという。母が亡くなってしばらくして作った味噌汁の味がなんか違うので、母の服を着て作ってみたらしっくりきて、おまけにたまたま居合わせたタカに味見をさせたら褒められたのがきっかけだとか。兄も兄の嫁もナチュラルに受け入れている。父は「みんなの母さんになろうと思う」と言う…。

 

これは『おいしい家族』の前身かな。設定と父役が板尾創路なのが同じ。

ゲイだとかなんとかそういうのではなく、純粋な愛と人とのつながりを描いた作品じゃないかな。兄の嫁はここでも外国人だし、タカはバツ2で、親権は元妻だが娘がいる。実家は桃農家だし。

『おいしい家族』を見たあとなのでイマイチだったけど、30分の中にこれだけ盛り込めていればすごい、とも思う…。

 

★★★(★)

 

 

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