RRR | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『RRR』(2022)

原案 V・ビジャエーンドラ・プラサード

監督・脚本 S・S・ラージャマウリ

 

時代は英国植民地下のインド。

英国領インド帝国総督スコット(レイ・スティーヴンソン)の妻キャサリン(アリソン・ドゥーディ)がゴーンド族の少女マッリのヘナアートと歌声を気に入り、デリーの屋敷に連れて行ってしまう。娘乞いをする母親はその場で撲殺され、村人らは手出しもできない。しかし、ゴーンド族の絆は深く、マッリ奪還のために一族イチの不屈の男、水を制するコムラム・ビーム(NTR jr.)アクタルと名乗り身を隠し仲間の援助の下デリーに潜伏する。

一方、別の村出身で、英国領の警察官となった屈強な男、炎を制するラーマ・ラージュ(ラーム・チャラン)は、大義のために昇進にすべてをかけ、計画通り突き進んでいた。

この二人がたまたま居合わせた魚捕りの少年の危機を協力して救い、意気投合し仲良くなる。ビームは潜伏中であり、ラーマは警察官、という立場から、互いの身上については言えぬまま友情だけが育まれていく。

やがてビームはラーマが警察官であり、マッリを救い出す邪魔になることを知り、ラーマはビームがこれまで培ってきた信頼を崩す存在になることを危ぶみ、互いの葛藤が始まる…。

 

母国愛と友情を描いた一大スペクタル。面白かった。

 

 

 

 

インド映画というとミュージカルパートがお馴染みで、この作品ももちろんある。そのダンス「ナートゥ」がすごくて、歌詞の字幕を読むのを忘れるほど見入ってしまう。音楽もいい。

CGもすごい。最初、猛獣のグラフィックが荒くてどうなの?と思ったけど、あれでいいんだというのが、物語が進むにつれ思えた。

CGに限らず、この表現はギャグだよね?と思う箇所もたくさんあったけど、ギャグでもコメディでもシリアスでもなんでもいい、こういう世界観なのだと最終的には思える説得力がある。普通、「いやいや、現実的でないから」と突っ込むところが「そうか、映画だこれ、フィクションなんだ」と納得できるのだ。そういう強引さがある。アクションはもちろん、それは効果音にまで言えて、全て「これでいいのだ」と思える。エピソードをきれいに拾っているのも納得がいく要素。無駄がない。3時間があっという間だった。(結局、それだけ面白いということ^_^;)

 

そうそう、タイトル入りがかっこよかった。それまでの道程が良かったってことだろう。スタートして徐々にスピードあげてピークをタイトルにきれいにはめてた。その乗せ方にゾワッとした。そしてラストにインド独立の偉人らを列挙。日本人だけど、インド万歳!と叫びたくなるような胸熱感があった。エンドロールのクレジットの出し方も良かった。

 

英国軍がとことん卑劣に描かれていて、キャサリンに至っては猟奇的。英国人の有色人種に対する差別的発言も容赦ない。ここまで落としておきながらも、ビームはジェニーと恋に落ちる。フォローもなにげに利いているのだ。すっきりした気分で映画館を後にできる素晴らしいエンターテイメント作品。

 

あれもこれも言いたい、細かくネタバレしたい、でもあんまり多くを語ると楽しみも減るだろうから、とにかくIMAXでぜひ!!(IMAXでなくとも、これは映画館で観るべき映画)

 

★★★★★

 

 

ラーマ、フレディ・マーキュリーに似てる。そして髪が伸びた時はめちゃイケメンだった。ラーマの婚約者シータ(アーリヤー・バット)かわいい。キャサリンはデヴィ夫人+叶恭子に似てる。

タイトルの意味がわからなかったけど、一応三部構成になっているので、そのタイトルの一部の文字を取ったのかな?(監督のインタビュー等、調べてないのでわかりません)

 

 

 

 

 

 

 

日本人もこれくらい母国愛があるといいのに。まあ、そもそもの国の歴史が違うけど。

そうだ、冒頭のラーマ無双状態の群衆、ソウル梨泰院の圧死事件があったばかりだから複雑な気持ちだった。インドでも吊橋崩落あったし。だからって映画の面白さには無関係だけど。