初恋ロスタイム | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『初恋ロスタイム』(2019)

原作は仁科裕貴の小説。

 

監督 河合勇人(『鈴木先生』シリーズ、『チア☆ダン』『かぐや様は告らせたい』他)

脚本 桑村さや香(『ストロボ・エッジ』他)

 

板垣瑞生、吉柳咲良(きりゅうさくら)、石橋杏奈、竹内涼真、甲本雅裕、他。

 

相葉孝司は仕事一辺倒の父親と二人暮らしで炊事一切を引き受けている医大浪人生。病気の母親を喜ばせたくて勉強を頑張って医者になろうと思ったけど結局亡くなってしまって、それから何に対しても諦めが早く、一生懸命頑張ることができなくなっていた。

そんな孝司にある日、時間が止まる現象が起きる。世界の時間は止まっているけど、自分だけは動けている。そしてもう1人動いている女子高生篠宮時音に出会う。

毎日同時刻に世界の時が止まり、唯一孝司と時音だけが動ける。しかし1時間ほどすると時間が止まる前の状態に戻るのだった。その時間を2人は「ロスタイム」と名付けた。

2人は逢瀬を重ね、しだいに惹かれ合うようになる。ロスタイム以外でも会いたいと思うようになった時、時音の秘密が明かされる。また、過去に同じ経験をした医師浅見によって、2人の出会いの必然性も明かされる。

2人の瑞々しい初恋を軸に、浅見医師の現状の悩みを解決し、命の尊さ、人の想いの深さ、人間は変われるんだという希望を描く。

 

クライマックス〜ラストの段、ご都合すぎてがっかりするけどファンタジーなのでしかたない。

それ以外は話としてまとまりも良かったし、最後の最後、2人が浜辺でキスをするシーンがめちゃくちゃきれいだった。このキスシーンだけでも見る価値ある! というのは言い過ぎかもだけど、切り抜いてとっておきたいくらいには絵になっていた。

 

★★★(★)

 

 

竹内涼真、こういう役、下手だなぁ。技量が足りないのか役柄に合ってないのか本が悪いのか…テレビドラマ向きなのかも。

 

 

初め、過去と現在の2軸でいく話かと思った。違った。