『Y・O・U やまびこ音楽同好会』(2013)
関西テレビ放送開局55周年記念ドラマ
脚本 小林弘利
桐谷健太、中村ゆり、菅田将暉、鈴木亮平、山村紅葉、桂ざこば、他。
忌野清志郎ばりのメイクでロック歌手を目指していた河野勇作だったが、まったく人気が出ず、夢を諦めた矢先、京都の田舎町の天橋立高校の国語教師を頼まれて教職に就く。しかし、教員免許は持ってない(なのになぜ採用されるww)。
産休中の中山先生の代わりなのだが、国語の授業でいきなりRCサクセションの「雨上がりの夜空に」の歌詞で比喩暗喩の用法を教え、その破天荒でロックな勇作に生徒たちが1人2人と共鳴していく。それもそのはずで、クラスの大半が楽器が出来たり歌がうまかったり、音楽に長けていて、大阪の軽音楽コンテストに出ようとした過去があった。
メインどこの生徒の事情を踏まえながら、コンテストを目指していく青春ストーリー。
関西弁が違和感なさすぎと思ったら、俳優はみんな関西出身だった。
菅田将暉が生徒役で出てるのだけど、この1年くらい前には『男子高校生の日常』の撮影もやってるはずで、そのキャラの大差に、やはり芝居が上手いんだなぁと感心した。それとは別にしても、関西弁の方がイキイキして見える。
裏切らない、まとまりの良いドラマになってる。
★★★
映画にしてもドラマにしても、やっぱり脚本が要で、どんなに好きな役者が出演してても、つまらない作品(脚本)は評価が下がる。逆に脚本が良いと役者も光るので、好きな役者が出ていれば作品の評価も1.2倍くらいには上がる。そして脚本が良くて役者がひどい、という作品は見かけない。