監督 月川翔
オリジナル脚本 村上桃子
山﨑賢人、ちはる、つみきみほ、小林涼子、池田政典、藤井宏之、三浦誠己、山田裕貴、他。
(山﨑賢人、つみきみほ、山田裕貴以外知らない)
想像していたのとまるで違っててなかなか衝撃的で悩ましいドラマだった。
高校2年生の佐藤拓海にはお母さんが2人いる。向かいに越してきた16歳の鈴木そらにはお父さんが2人。どちらも同性カップルの子。
年頃の拓海には母親を始めとする女が汚いものに映る。同時に自分の家庭が普通じゃないことに、自分ももしかしたらそうなのかもしれないことに、本当の父親は誰なのかに悩み、現実が受け入れ難いものになっていた。一方でそらは全てをありのまま受け入れていたが、やはり母親の存在は恋しく、2人のお父さんと少しも血が繋がってないことが寂しかった。そんな2人が少しだけ大人になって現状に折り合いをつけていく話。
丁寧で妥協もないし深くてリアリティもあるので気分も悪くなる良い作品だった。同性愛はファンタジーではないと心底思えるドラマ。
★★★★★
久しぶりに見たつみきみほの演技はあれで合ってるのかな…。